作曲家
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作曲家(さっきょくか)は、音楽を創作(作曲)する人のことであり、とくにそれを生業とする人を指す。日本語で作曲者というとそれより広い意味を持つことがある。コンポーザー[1]、歌に関してはソングライターともいう。
解説
古くは作曲家と演奏家の区別がなかったこともあり、民族音楽では伝承に基づいた音楽形態を即興を交えて演奏する形が普通で、作曲家の成立する余地はない。
少なくとも作曲家が成立するためにはいわゆる楽譜を作る記譜法が必須である。西洋のいわゆるクラシック音楽史上でも、J.S.バッハの頃までは即興演奏が常に要求され、ロマン派辺りまでの音楽家は演奏家もかねていた。また、ポピュラーミュージックの世界では、楽譜の読み書きのできない名作曲家が多数存在している。
日本のポピュラー音楽においては、歌手が自分が歌う曲を自分で作曲する場合が多くあるが、そのような歌手はシンガーソングライターと呼ばれる場合が多く、作曲家と呼ばれる事は稀である。通常自分では歌うことをせず、自作曲を他人に提供することを主に行う音楽家のみを「作曲家」と呼ぶ。
声楽曲においてはメロディーのみを作成する作曲家、楽曲にピアノやギターなどの伴奏を付けて仕上げる作編曲家、オーケストラ編曲まで手がける作編曲家、DTMソフトを使ってデジタルデータとして仕上げる作編曲家など、スタイルは様々ある。
作曲家の印税は、日本音楽著作権協会の使用料規程により、CDの場合は売上げの6%、ライブの場合は売上げの5%が著作権使用料としてレコード会社やコンサート主催者から徴収され、これらを契約に応じて作詞家、音楽出版社と分配する。