スイスフラン・ショック

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スイスフラン・ショックとは、2015年1月15日に突然スイス国立銀行が為替への介入の廃止を表明[1]したことによりスイスフランが大暴騰し、連鎖して株式市場の下落や為替業者の倒産[2]など金融市場の混乱が発生した事態を指す。同日中に対ユーロで41%上昇するなど歴史的な値動きとなった。

経緯

スイス国立銀行は2011年からフラン相場の上限を1ユーロ=1.2スイスフランに設定し為替介入していた。

世界市場の混乱

大手FX業者のFXCMは顧客の口座資金が2.25億ドル不足したと発表した[3]

日本市場の混乱

翌16日の東京株式市場日経平均株価が大幅下落。日本のある為替業者はスイスフランの取り扱いは非常に少ないとしながらも「ユーロ・ドルやユーロ・円で損失が出た人はそれなりにいたし、瞬間的に市場全体の流動性が蒸発したような形となり、一瞬売買ができないような状態になった部分もあった」と話した[4]

関連項目

脚注