だんご大家族
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だんご大家族'(-だいかぞく)とはオヤシロ様のことであり、Keyが製作したゲーム「CLANNAD」の中で古河渚が取り憑かれているキャラクターでもある。アニメのエンディングで眼球のあるだんご様の物体が飛びはね、増殖したり老衰したりするエンディングテーマが流れる。その様は、この唄で唄われているだんごがだんご以外の何かであることを視聴者調査に想像せずには居られないようにさせる不思議な効果がある。
なお、古河渚が取り憑かれている現象をオヤシロ様の祟りという。
ここで唄われている「だんご」とは何か?
一般的に人工物であるだんごは増殖したり、飛び跳ねたりしないものだと考えられている。そのため、ここで唄われている「だんご」とは直接に人工物のだんごではなく、何らかの物体の暗喩表現であると見るのが妥当である。では、暗喩的に示されている物体とは一体何なのか? 歌詞から推定される特徴を列挙する。
- ①「だんご」は百人家族である。
- 示される物体の数は百個である。(百という数を“量が多い”という意味で使用している可能性も考えられる。)
- ②「やきだんご」はやんちゃである。
- 「だんご」として示されているカテゴリー内では、この状態にあるものは、やんちゃと形容される状態にある。
- ③「あんだんご」はやさしい。
- 「あん」が存在しているものは、「やさしい」と形容される状態にある。
- ◎(異説)「月見だんご」は夢見がちなところが少々ある。
- 「月」という場所を眺めるものは、夢見がちであると表現される。「月」に関しては⑧を参照。
- ◎「ごまだんご」はおすましである。
- 「ごま」が存在しているものは、「おすまし」と形容される。液体の形状を取る生物である可能性もある。
- ◎「くしだんご」は四つ子である。
- ④でも表されるように、有性生殖を行なっていることはあきらかである。ただし、一度に多数の子孫を産む種もあるなかであえて四つ子を特記していることから見て、普段は一度に少数の子を産み親の庇護下で育てる種族であると考えられる。また、少なくともだんご3兄弟とは異なる。
- ④「あかちゃんだんご」はいつもやさしさのなかにいる。
- エンディングのアニメーションから有性生殖を行っているものと考えられる。幼固体を保護するかどうかは確認できない。また、やさしさとは何らかの外界からの保護障壁を示しているのではないかと思われる描写がある。
- ⑤「としよりだんご」は目を細めている。
- 「だんご」には目と形容されるものがあり老固体はそれを細くする。休眠状態または老衰と呼ばれる状態になっているのかもしれない。
- ⑥仲良しだんごが手をつなぐと大きな輪になる。
- 親和性の高い個体と接続する、手と形容されるものが存在し、それが接続されると輪のようになることを示している。
- ⑦町を星の上に作る。
- セルオートマトン的な性格を有していると考えられる。
- ⑧だんごは皆で笑いあう。
- 皆で笑いあうことで「だんご」同士の友好性を高めていると考えられる。
- ⑨ウサギが月で手を振りながら見ている。
- ⑩うれしいことや悲しいことを全部丸めることができる。
- 「丸める」とは「まとめる」という意味でとるのがこの歌詞の場合自然であると考えられる。この物体は人間では「うれしい」や「かなしい」で表現される行動をとることがあり、それらをまとめるということを示している。つまり「感情の総体」ということができる。
- ⑪←だんご
以上の特徴からわかることは、「だんご」とは有性生殖をする球形の物体であり、老化現象というものが存在する。また、全体としてシステムを形成することが予測される。この物体は観察者の下におかれている物体である。つまり、あまり大きくはないかもしれない。この状態から推測される物体は酵母や人間、ワームなどが推測される。