牧歌舎
株式会社牧歌舎 Bokkasha Co.,Ltd.
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種類 | 株式会社(非上場) |
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市場情報 | |
略称 | |
本社所在地 | 兵庫県伊丹市西台1-6-13伊丹コアビル3階 東京本部:東京都千代田区神田猿楽町2-5-8サブビル2階 |
電話番号 | |
設立 | 2002年(平成14年)10月 |
業種 | 出版 |
事業内容 | |
代表者 | 代表取締役社長 竹林哲己 |
資本金 | 2000万円 |
売上高 | |
総資産 | |
従業員数 | 20名 |
決算期 | |
主要株主 | |
主要子会社 | |
関係する人物 | |
外部リンク | http://bokkasha.com/ |
特記事項: |
株式会社牧歌舎(ぼっかしゃ)は、兵庫県伊丹市に本社を置き、東京都千代田区に東京本部を置く出版社。創業は1991年(平成3年)4月。個人および法人・団体のための書籍制作編集サービス、出版サービスも手がける。代表者・竹林哲己〔1948年(昭和23年)11月生まれ〕はJR西日本社史、NTT記念誌をはじめ社史(会社史)、団体史などで30作品余りの執筆歴と約70作品の編集歴をもつ年史ライター・エディターであることを一つの特徴とする。
略歴[編集]
- 1991年(平成 3年) - 執筆家、編集者、装丁家、組版技術者など書籍制作専門家の独立オフィスとして兵庫県尼崎市で創業。
- その後10年余りにわたり、出版文化社など社史取扱業者数社への実務提供(原稿執筆・編集・レイアウトデザイン・進行管理)を主業務として活動。多数の社史・記念誌等書籍を受託制作する。その後、企業からの直接受注増加に伴い、従来の社史業者への実務提供を打ち切り、専業化する。
- 1995年(平成 7年) - 阪神・淡路大震災で被災。
- 1997年(平成 9年) - 拠点を伊丹市に移転。
- 2002年(平成14年) - 書籍制作会社として法人化。
- 2003年(平成15年) - 出版分野に本格的に進出。
- 2004年(平成16年) - 東京本部開設。
- 2009年(平成21年) - 株式会社文藝春秋との提携協力業務を開始。
主な発行書籍(単行本)[編集]
- 『やっぱりABBA』(東山凛太朗/著)
- 『ABBAザ・ディスコグラフィ』(東山凛太朗/著)
- 「ABBA、CHESS、劇団四季『マンマ・ミーア!』(東山凛太朗/著)
- 『日本経済再生を超えて トップクラスの国際競争力と生活大国の好循環をめざせ』(西村信幸/著)
- 『戦艦大和が沈んだ日 運命の四月七日 元戦艦大和乗組員・八杉康夫聞き書き』
- 『本を読む兄本を書く妹 引き裂かれた家族の45年北朝鮮帰国事業の真実 』(康日妹/著)
- 『天国に逝った妻へのラブレター』(山野千万人/著)
- 『ビデオで見るグッドモーニングベトナム株』(中川秀彦/著)
- 『わが八十歳に乾杯 在日朝鮮人ハンセン病回復者として生きた』(金泰九/著)
- 『従業員が歓迎する!「脱・退職金」改革』(上田浩/著)
- 『一流デザイナーになるまで』(原題『‘クリスチャン・ディオール’と私』)(クリスチャン・ディオール/著)
- 『京 北白川物語 めおと剣 蝶の舞い』(沢良木和生/著)
- 『石神井橋』(出雲優生/著)
- 『「勇気と希望」の心理学』(国司義彦/著)
- 『七色の詩』(宗本智之/著)
- 『咆哮』(出雲優生/著)
- 『「志」の原理』(国司義彦/著)
- 『謎解き散歩『南総里見八犬伝』を歩く』(安田多苗/著)
社史・記念誌制作実績の特徴[編集]
公社民営化企業関連の実績が多いことが特徴といえる。原稿執筆など制作の枢要作業を担当した作品は下記のとおり。
- 『太平洋戦争と私たちの青春』〔NTT記念誌〕
- 『生命と祈りをつないで』〔NTT記念誌〕
- 『明日への足跡』〔NTT記念誌〕
- 『SENBAらぶこ~る』〔NTT記念誌〕
- 『新世紀へ走る』〔JR西日本社史〕
- 『JR西日本不動産開発40年史』〔JR西日本不動産開発社史〕
- 『40年のあゆみ』〔JR西日本メンテック社史〕
- 『大阪駅の歴史』〔大阪ターミナルビル記念誌〕
- 『この20年の歩み』〔JTエンジニアリング社史〕
このほか中小企業から大企業まで幅広く社史制作実績を有しており、対象企業の業種も多岐にわたる。一般的な社史・記念誌のほかに、創業者にスポットを当てた伝記、評伝、伝記風社史も制作する。経営方針としては創業以来の現場職人的社風からおのずと低価格路線を歩む。
また、合理的社史制作手法探求の結論として、企画の最初に必ず「社内向け」「社外向け」のどちらを優先するスタンスをとるかを決定し(同社は「社内向け」優先が本来の社史であるとする)、記述にあたっては「弁証法的展開」を重視する「牧歌舎方式」を提唱している。そして「良い社史」の条件として、優れた歴史書の要件を備えていることに加え、「その会社の個性が表現されていること」を掲げている。
同社の制作理念上の最大の特徴は、「社史とは何か」の定義付けにある。「会社にまつわるあれこれの出来事をただ時代を追って書き連ねても社史にはならない。社史の本質は“経営史”である。経営者の判断と、それを契機として生じた事象の記録が社史の核心である」とする。この“経営史”の認識をもって書かれることで初めて、「会社の歴史」が「社史」になると主張している。
制作姿勢としては、装丁やデザインへの過度の依存を排し、綿密な調査と取材に基づく「あくまでも文章本位のしっかりした社史」を追求している。「将来において社史が参考にされるのはその記述内容であって製本上の外見ではない」という基本認識によるもので、熟練ライターの書いた原稿を社長が吟味し、推敲の手を入れる場合もある。
株式会社文藝春秋の法人向けサービスについて提携協力業務も行っている。
コーポレート・スローガンなど[編集]
コーポレート・スローガンは≪「書き残す」ことへのこだわり≫。 コーポレート・キャッチコピーは≪「社史」が伝える風雪の記録・「自分史」が語る人間のドラマ≫を法人・個人の自費出版向けに創業時から使用。 ≪「社史」が伝える風雪の記録・「記念誌」が刻む不滅の記憶≫を法人・団体向け専用に使用している。ほかに≪玄人好みの社史≫≪玄人好みの記念誌≫なども使用。