湯檜曽駅

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湯檜曽駅(ゆびそえき)は、群馬県利根郡みなかみ町湯桧曽にある、東日本旅客鉄道(JR東日本)上越線である。

年表

  • 1931年昭和6年)9月1日 - 上越線水上 - 越後湯沢間開通と共に開業。
  • 1949年(昭和24年)12月20日 - 現駅舎付近に大穴仮乗降場が新設。冬季スキー客向けに12月20日 - 3月10日の運営。
  • 1963年(昭和38年)
    • 3月10日 - 上越線複線化工事に伴う当駅の移転のため、大穴仮乗降場の運営を本シーズンをもって終了。
    • 12月5日 - 現駅舎付近に新湯檜曽信号場が新設。
  • 1967年(昭和42年)
    • 7月 - 旧駅舎が竣工。
    • 9月28日 - 新清水トンネル開通により、当駅 - 土樽間が複線化。これに伴い現在地に駅を移転新築、同トンネル内の下りホームを湯檜曽駅として供用開始。旧駅は北湯檜曽信号場となる。
  • 1984年(昭和59年)11月8日 - 北湯檜曽信号場が廃止。
  • 1985年(昭和60年)3月14日 - 無人化。その後、特別改札で駅業務を継続。
  • 1987年(昭和62年)4月1日 - 国鉄分割民営化に伴い、JR東日本に継承。
  • 1998年平成10年)8月29日 - 集中豪雨による土砂崩れで上り線構内が被災。復旧作業のため約1ヶ月に渡り、水上 - 土樽間で下り線を使用した単線運行を実施。
  • 2003年(平成15年)12月1日 - 管理駅である水上駅からの駅員派遣廃止、無人化。
  • 2009年(平成21年)10月 - 旧駅舎解体。
  • 2010年(平成22年)1月 - 新駅舎供用開始。

駅構造

地上駅であるが、ホームは上下線で別であり、下りホームは新清水トンネルの中に設けられている。上りホームは駅舎より一段高い築堤上にある単式ホーム1面1線。駅舎とは階段で連絡している。上りホームからは北側にはループ線の一部が望める[1]。高崎方先端付近が新清水トンネルの入口となっている。下りホームは、トンネルに入ってすぐの場所にある単式1面1線で、高崎方先端付近ではトンネルの入口から外光が入る。駅舎とは上り線の築堤をくぐる地下通路で連絡しており、階段はない。

水上駅管理の無人駅。旧駅舎は2009年10月に解体撤去され、現在は写真のようなシンプルな駅舎となっている。旧駅舎は規模が大きくかつての賑わいぶりがしのばれるものだった。旧駅舎内には出札窓口跡・便所などがあった。無人化されて久しく、待合室は閉鎖されたままになっているなど廃屋のような様相を呈していた。温泉地の最寄り駅らしく、改札口の上部に周辺の旅館の案内書きが掲出されていた。

のりば

1 上越線(下り) 越後湯沢長岡方面 地下ホーム
2 上越線(上り) 水上沼田渋川高崎方面 地上ホーム

利用状況

群馬県統計年鑑によると、1日の平均乗車人員は以下の通りである。

年度 一日平均
乗車人員
1986年 133
2000年 25
2001年 24
2002年 27
2003年 22
2004年 21
2005年 17
2006年 18
2007年 17
2008年 19
2009年 18
2010年 20
2011年 21

ちなみに、

  • 1976年10月の定期列車は上り下りとも急行列車1本、普通列車8本。
  • 2008年現在の定期列車は上り下りとも普通列車5本。

駅周辺

駅前には郵便局や企業の保養施設などいくつかの建物しかないが、国道291号線利根川の支流湯檜曽川に沿って北上すると湯檜曽温泉の温泉街がある。

  • 湯桧曽郵便局 - 駅の隣。
  • 湯檜曽温泉(水上温泉郷) - 当駅から徒歩数分の所に温泉街が有る。また、国道沿いにゆびその湯という足湯がある。
  • 与謝野鉄幹歌碑
  • みなかみ町立幸知小学校
  • 大穴スキー場
  • 国道291号線

バス路線

乗場 系統 主要経由地 行先 運行会社 備考
    ゆびそ温泉、土合駅 谷川岳ロープウェイ 関越交通
    水上駅上牧駅 上毛高原駅 関越交通
    粟沢 1日1本

隣の駅

東日本旅客鉄道
上越線
水上駅 - 湯檜曽駅 - 土合駅

脚注

  1. 逆に、ループ線を走行する上り列車の進行方向右側の窓からは当駅を望むことができる。

関連項目

外部リンク