人気投票
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人気投票(にんきとうひょう、英:a popularity vote[1])は、一般から投票を一定期間(「中間発表」がある場合も[2])募り、人気の順位を決めることや、その投票自体のこと[3]。
単に一般投票としか称していない場合[4]や、一般からの人気投票と表現している場合[5]などがある。
日本では近年、「総選挙」や「国民投票」と称する形で、多くの企業や団体による人気投票が実施されているという見解もある[6]。古くは、1908年(明治41年)に讀賣新聞社主催でビールの「人氣競べ投票」が行われた[7][8]。
なお、その応募者の多くがファンであると想定される場合は、ファン投票と呼ばれることがある[9]。また、雑誌においては、読者投票という言葉が用いられることもある[10]。
形式と利用[編集]
古くはハガキ(投票者側が切手料金負担の場合も多い)による投票が主流だったが、パケット定額制の契約者にとって無料で行えるインターネット・携帯電話・スマートフォンによる投票も導入されている[11]。
投票に際して、ノミネート候補を絞り込んで限定している場合と、問わない場合がある。
話題性や集客などを期待し、PR活動の一環として実施されることもある[12]。
応募者の中から抽籤で景品を提供する懸賞的な要素を持つ場合もある[2]。自動車など、景品によっては未成年者が当選した場合は保護者(親権者)の同意が必要となるものもある[13]。
1人1票というルールで、住所・氏名など投票者に個人情報の提供を求める形式も多い。一方、AKB選抜総選挙(2009年から)のように、シングルCDに封入の投票券などによって、1人で複数票の応募が可能のものもある。
ジャンル別[編集]
- スポーツ
- 単なる順位付けに終わらず、ある大会(年に1回のオールスターゲームなど)の前に投票を募り、その結果が選手や競走馬の出場権に反映されるというスポーツ・公営競技もある。
- 「ファン投票は(すなわち)人気投票」という考え方もある[14]。主催者側からは「選びたい選手」「投票したい選手」としか応募基準を設けていない場合もあるが[15]、選手の現時点の成績で判断することが好ましいという識者の意見もある[16]。マツダオールスターゲームの選手間投票は「選手が選手を選ぶ、本当の実力を持つオールスターメンバー」という趣旨で、2008年に導入(ファン投票と併用)されたという[14]。
- 朝日新聞社杯競輪祭(2005年 - 2012年大会)では、実況アナウンサーのファン投票を実施し、4日間計4名の実況担当者を選出した[17]。
- ダブルメーンイベントのプロレス大会の試合順を、ファン投票で決めたケースもある[18]。
- 雑誌
- 漫画雑誌において「キャラクター人気投票」が行われている作品がある。1980年代には既にあった(『ハイスクール!奇面組』など)。雑誌が主催でミス・コンテスト(オーディション)が開催される場合もあるが、投票数だけでなく、ブログへのアクセス数、動画の再生数などを加味する方式もある(グラビアJAPANなど)。
- 放送番組
- リクエストを集約する形で「投票の多かった作品(番組)」を再放送する場合もある[19]。
- 音楽ランキング番組では、順位の決定方法に「ハガキリクエスト」を加味するものもあり、『ビッグベストテン』(1979年 - 1980年)においては、これを「ファン投票」と呼んでいたという。
- 音楽
- ファン投票によってCD(コンセプト・アルバム[20]やベスト・アルバム[9])の収録楽曲を決定するパターンもある。
- ライブ(コンサート)で歌って欲しい曲の投票を、ファンに募るケースもある[21]。
- 商品
- 人気投票で最も得票数の多かったメニューを新商品化するという手法がある[22]。また、ロッテの「懐かしのチューインガム総選挙」(2010年)[23]、日清食品の「歴代カップヌードル復活総選挙」(2011年)[24]、ネスレの「キットカット復活総選挙」(2011年)[25]など、人気投票の上位商品を復刻限定販売するキャンペーンイベントが相次いだ。その他に、西友の「サゲリク」(Twitter上で希望を募集し上位100品目を値下げ)などもある[26]。
- ネーミング
- 公募を経て審査員(選考委員)が候補を幾つかに絞り込んだ後に、一般投票を募って最終的に、その最多票数のものを選ぶ場合がある[27]。これを「人気投票」と解釈する考え方もある[28][29][30][31]。
- コンテスト・賞
- 審査員(選考委員)の選考に加味したり、一切置かずにファン投票の結果のみに委ねられる形式のものもある。この特徴について、「ファン参加型」[32]「読者参加型」[33]という表現を用いる主催者もいる。
脚注[編集]
- ↑ にんきとうひょう【人気投票】の英語・英訳 goo辞書(プログレッシブ和英中辞典)
- ↑ 2.0 2.1 第38回笹川賞ファン投票 中間発表 BOAT RACE OFFICIAL WEB SITE、2011年2月8日
- ↑ 人気投票 とは コトバンク(デジタル大辞泉)
- ↑ ディノス創業40周年イベント「新種バラ ネーミングコンテスト」 第一次審査結果発表と、ホームページでの一般投票を4月6日開始 株式会社ディノス・セシールのプレスリリース、2011年4月5日
- ↑ モリサワ 「タイプデザインコンペティション2014」の開催を発表 株式会社モリサワ、2013年10月01日
- ↑ 人気投票ブームに乗る企業、問われる対応力(担当:白井京子) TBSラジオ 『森本毅郎・スタンバイ!』 現場にアタック、2013年06月17日
- ↑ 新聞集成明治編年史. 第13巻 第13巻/1936-1940 国立国会図書館 リサーチナビ
- ↑ 讀賣新聞、1908年(明治41年)11月8日紙面
- ↑ 漫画雑誌(特に少年誌)では読者アンケート(付属ハガキや公式ウェブサイト)の結果に基づいて連載打ち切りの判断をしている場合もある。
- ↑ 鎗田直美の今月のBest Battle 『月刊競輪』 2004年11月号(vol.342)
- ↑ 各地の百貨店で「ご当地キャラ総選挙」 ゆるキャラ人気で集客当て込む MSN産経ニュース、2013年2月26日
- ↑ PC・ケータイ・スマホからファン投票をすると、マツダ デミオが1名様に当たる! マツダオールスターゲーム2013
- ↑ 14.0 14.1 球宴選手間投票でわかった8人のスター リアルライブ、2010年7月2日
- ↑ インターネット実施要項|ファン投票 マツダオールスターゲーム2013
- ↑ 「選手も興味薄れる? オールスター戦の課題」 p.3 日本経済新聞 ダイヤモンドの人間学(広澤克実)、2013年7月14日
- ↑ 第47回競輪祭 実況者投票受付中 小倉アスリートファンサイト(アーカイブ 2005.11.24)
- ↑ 新日1・4“大トリ”はファン投票で決定へ 東スポWeb、2013年11月11日
- ↑ 第9回 もう一度見たい!世界のドキュメンタリー BS世界のドキュメンタリー
- ↑ SMAP『ファン投票で決定!“みんなを勇気づけるSMAP AID”』 ORICON STYLE ミュージック
- ↑ ライヴで「今、一番聴きたい1曲」投票企画! EIKICHI YAZAWA CONCERT TOUR 2013「ALL TIME HISTORY -A DAY-」特設サイト
- ↑ 「ファミマで食べたい名店パスタ」食べログユーザーの人気投票で商品化! マイナビウーマン、2013年11月5日
- ↑ ロッテが懐かしのガムを復刻、“ガム総選挙”の上位3品を数量限定で。 Narinari.com、2011年2月5日
- ↑ ニュースリリース <キャンペーンのご案内> 日清食品、2011年4月25日
- ↑ 「キットカット復活総選挙」始まる なぜか未発売のココア味も立候補 ねとらぼ、2011年9月13日
- ↑ 『AKB48手法! 食の人気投票&総選挙がブーム』 トレキャ!“裏”編集部、2011年10月7日
- ↑ 新東京タワーの名称が「東京スカイツリー」に決定 -総投票数110,419票の約3割の票を獲得 AV Watch、2008年6月10日
- ↑ 新東京タワー、名称は「東京スカイツリー」に決定 nikkei BPnet ニュース、2008年6月11日
- ↑ 星の名は「てるて」、「照手姫伝説」から命名/相模原市 カナロコ(神奈川新聞社)
- ↑ 「バルカン」採用されず 冥王星の月の名前決まる Sponichi Annex、2013年7月3日
- ↑ 人気投票でライオンの名前決定 天王寺動物園 大阪日日新聞、2013年1月21日
- ↑ 小笠原選手に6月上期ジョージア魂賞 Yomiuri Giants Official Web Site 「ジョージア魂」賞
- ↑ 報知映画賞読者投票 報知映画賞