「不祥事」の版間の差分

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(企業・団体で不祥事が起きやすい環境および体質: 誤字)
(日本国内における不祥事の例)
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== 日本国内における不祥事の例 ==
 
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日本国内で起きた不祥事のうち、[[2000年]]以降に起きたものを以下に例示する。
 
日本国内で起きた不祥事のうち、[[2000年]]以降に起きたものを以下に例示する。
<!--(注)この記事は一覧目的で作った項目ではありません。あくまで「例」ですので、全ての不祥事を片っ端から並べる必要はありません(項目作成者Fuji-77より)-->
 
 
*[[雪印集団食中毒事件]]([[雪印乳業]])
 
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*[[雪印牛肉偽装事件]]([[雪印食品]])
 
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*リンナイ湯沸器死亡事故([[リンナイ]])
 
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*大日本印刷個人情報流出事件([[大日本印刷]])
 
*大日本印刷個人情報流出事件([[大日本印刷]])
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*中央省庁や地方自治体における[[裏金]]プール問題
  
 
警察によるものは[[警察不祥事]]、自衛隊・防衛庁を含む軍部によるものは[[防衛不祥事]]を参照。
 
警察によるものは[[警察不祥事]]、自衛隊・防衛庁を含む軍部によるものは[[防衛不祥事]]を参照。

2009年1月12日 (月) 10:10時点における版

不祥事ふしょうじ)とは、一定以上の社会的な立場を持つ者または組織・団体が起こした、社会の信頼を損なわせるような出来事・醜聞を指す。主にマスメディアにおいて用いられる言葉。

説明

マスメディア(新聞テレビラジオインターネット上のニュース)で言われる「不祥事」は、政治家公務員芸能人スポーツ選手、もしくは企業団体学校などが起こした、人々の信頼・イメージを損なわせるような出来事、醜聞を指す。「スキャンダル(Scandal)」とも呼ばれる。例として、悪事などの犯罪行為や不正行為(何処かしらに金銭が関わるものが主流)、重大事故、手抜き作業によって発生した商品欠陥、テレビ番組やラジオ番組の捏造(およびそれにより発生した事故)などが挙げられる。

芸能人やスポーツ選手などの巷で伝聞される興味本位の噂話は、本来「ゴシップ(gossip)」と呼ばれるものだが、こちらも「スキャンダル」と一まとめにされることが多い。

一般の人による犯罪・事故・不正行為などは、通例、「不祥事」とは言われない。

このように、「不祥事」という言葉は、大きな社会責務を負わなければならない(社会的な影響力がある程度以上に存在する)対象に対して使われるものであり、その中でもモラルの欠損など社会的に問題がある事由によって事件・事故に繋がった場合に用いられるものである。

不祥事の発覚

不祥事が発覚し、公に認知されるに至る原因は様々である。例えば、以下のようなものがある。

  • 企業や団体が、不正行為を隠蔽しようとしている場合などに、その構成員が外部に通報することで発覚する、すなわち内部告発によるもの。
  • 刑事事件容疑者として検挙された結果、報道の対象となる。
  • 自ら不正行為を暴露してしまう。(この場合、本人は不正行為について何とも思っていないことが多い)

不祥事後の対処

企業・団体が重大な不祥事を起こした場合、その責任者が責任を取って辞職することが多く、また、証拠品押収などの目的で警察による家宅捜索が行われることもある。CMなどの宣伝活動やイベントなども一定の期間自粛される。日本の場合、不祥事を起こした企業のCMが流れるはずであった時間帯は公共広告機構のCMなどに差し替えられる。そのような企業や団体は、イメージチェンジや今後の方針などを人々に対して示し、信頼を回復することが生き残りのための課題となる。

芸能人やスポーツ選手などが不祥事を起こした場合、その人は一定期間、活動の自粛を余儀なくされる。また、テレビやラジオの番組の顔となる司会者が不祥事を起こした場合や、番組収録中に重大事故が起きた場合などは、番組そのものが打ち切られる場合もある。なお、テレビ番組において、芸能人の不祥事が起きた後、未放送分の収録で既にその芸能人が出演してしまっている番組では、その収録分が放送される際、事件前の収録である旨を伝えるテロップが表示される。

どちらの場合も、一度失った信頼は中々取り戻せず、回復には相当の努力と時間を要し、今後の活動への大きな足枷となる。

しかし、不祥事の発覚後は失墜した信頼を回復しなければならないにも関わらず、不祥事に対する反省が見られない行動をしたり、また別の不祥事が発覚してしまったりなど、不祥事が新たな不祥事を生む例が後を絶たない。これは、一度失墜してしまった信頼が回復するどころか、さらなる失墜を招いてしまう事になる(いわゆる悪循環のスパイラルである)。このような状態に陥ると信頼の回復は極めて難しくなり、信頼を回復しようにも回復できず深刻なダメージを受けて自滅へと追い込まれる例も多い。これは、不祥事後の対処を誤ったり甘く見た当然の結果と言えよう。

なお、大きな不祥事を起こした後に信頼回復を果たした企業・団体はきわめて少ない。

不祥事の再発

企業・団体において新たに不祥事が起きてしまう要因には以下の事が考えられる。

  • 不祥事によりマスコミに叩かれる事から社員・職員の精神状態が不安定になる。(逆に開き直り、厚顔無恥になるのもよくない。)
  • 不祥事後の社内全体に対する意識改革の命令がかえってプレッシャーになる。
  • 「2度やるも3度やるも同じ」と誤った思考になる。
  • 「今度は上手くやれば大丈夫」と無反省・悪質な思考になる。

現代社会の反応

インターネットの各掲示板でも不祥事を起こした企業・団体・人物に対して利用者たちから厳しく批判される事が多い。過去に大きな不祥事を起こした企業・団体・人物が再び不祥事を起こした場合、たとえそれが小さな不祥事でも強い批判を受ける傾向がある。2ちゃんねるにおいては批判を通り越して誹謗中傷に近い書き込みをされる事もある。

これらの事からネット社会の現代では信頼回復は昔に比べて容易なものではないという意見もある。

企業・団体で不祥事が起きやすい環境および体質

これらは必ずしも不祥事の発生源であるとは限らないが、その可能性が高いとされているものである。

  • 金儲け主義(消費者軽視で利益最優先)
  • 秘密主義(隠蔽体質)
  • 一族(同族)経営(独裁的な体質)
  • 上層部が絶対的な権力を持っている。
  • 自己中心的な幹部、社員、職員が多い。
  • 自社のブランドに驕り高ぶっている、または過去の栄光にしがみついている。

日本国内における不祥事の例

日本国内で起きた不祥事のうち、2000年以降に起きたものを以下に例示する。

警察によるものは警察不祥事、自衛隊・防衛庁を含む軍部によるものは防衛不祥事を参照。

原語

不祥事とは元々は「あってはならない出来事」という意味である。(なお”祥”はめでたいという意味である)

関連項目

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