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*大塚康生「作画汗まみれ 増補改訂版」徳間書店、2001年(ISBN 4198613613) | *大塚康生「作画汗まみれ 増補改訂版」徳間書店、2001年(ISBN 4198613613) | ||
*津堅信之「アニメ作家としての手塚治虫-その軌跡と本質」NTT出版、2007年(ISBN 9784757141520) | *津堅信之「アニメ作家としての手塚治虫-その軌跡と本質」NTT出版、2007年(ISBN 9784757141520) | ||
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2023年7月20日 (木) 18:56時点における版
東映アニメーション株式会社(英語表記:TOEI ANIMATION CO., LTD.) は、アニメーション制作を主体とした、映像製作・販売を主な事業内容とする日本の企業である。
東映アニメーション株式会社 TOEI ANIMATION CO., LTD.
| |
種類 | 株式会社 |
---|---|
市場情報 | JASDAQ 4816 ~上場中 |
略称 | |
本社所在地 | 178-8567 東京都練馬区東大泉二丁目10番5号 |
電話番号 | |
設立 | 1948年(昭和23年)1月23日 (日本動画株式会社として設立) |
業種 | 情報・通信業 |
事業内容 | アニメーションの企画・制作、版権事業 |
代表者 | 泊懋(代表取締役会長)</Br>高橋浩(代表取締役社長) |
資本金 | 28億6,700万円(2006月3月31日現在) |
売上高 | |
総資産 | |
従業員数 | |
決算期 | 3月31日 |
主要株主 | 東映株式会社(32.00%)</Br>株式会社テレビ朝日(14.29%)</Br>株式会社フジテレビジョン(7.14%) |
主要子会社 | 株式会社タバック</Br>東映アニメーション音楽出版株式会社 |
関係する人物 | |
外部リンク | www.toei-anim.co.jp(公式サイト) |
特記事項:1952年8月に日本動画株式会社から日動映画株式会社へ商号変更。 1956年7月に日動映画株式会社から東映動画株式会社へ商号変更。 1998年10月に東映動画株式会社から東映アニメーション株式会社へ商号変更。 日本動画協会正会員、練馬アニメーション協議会幹事 |
概要・沿革
黎明期
原点は日本初のカラー長編アニメーション映画『白蛇伝』の制作に始まる。
1950年代、当時の東映社長、大川博は日本においても大きな興行収益を上げていたディズニー映画のような、劇場用長編アニメーション作品の制作を日本で独自に行うことを構想しており、もとは香港からの持ち込みであった『白蛇伝』の制作をスタートさせた。当時、日本国内のアニメーション制作会社はごく少なく、長編制作の経験もほとんどなかった中で、東映は日動映画株式会社(1948年に日本動画株式会社として設立。1952年商号変更)を社員ごと買収し、東映動画株式会社(以下、東映、東映動画)が発足した。日動映画は大正時代後期より教育用映画を中心としてアニメーション制作を行っていた日本画家でアニメーターの山本善次郎(早苗)が設立した日本最初期のアニメーション制作会社で、東映は日動を買収することで、動画制作のノウハウを得ようとしていたのである。
しかし、日動映画の買収だけでは大作の制作は難しく、新たにアニメーターとしての人材を幅広く採用して旧日動映画スタッフ指導の下、手慣らしとして『こねこのらくがき』など短編作品を制作した。採用された東映動画第一期生の中には大塚康生、楠部大吉郎らがいた。
1957年、東京都練馬区の東映大泉撮影所内にスタジオが完成して東映動画はこの新スタジオに移転。ここに長編アニメーション制作の体制が整い、翌1958年、『白蛇伝』は無事公開された。その後、『わんぱく王子の大蛇退治』、宮崎駿などの『白蛇伝』に影響を受けたスタッフらも制作に参加した『太陽の王子 ホルスの大冒険』、『長靴をはいた猫』などの長編作品を発表し、1960年代における東映長編時代が築かれていった。
1970年代
しかしこのころ人気・制作本数ともに拡大し始めたテレビシリーズの制作におされ、長編作品の制作は縮小されていくようになる。放送局や広告代理店、出版社などにとっては大手制作会社というイメージが、安心して仕事を任せられるという印象を与えたこともあり、東映には週刊少年漫画誌原作のテレビアニメ制作の依頼が多く舞い込むようになった。制作の中心はテレビシリーズへと移り劇場作品は漫画原作の「東映まんがまつり」が中心となって東映長編時代は終焉を迎える。制作本数の増加で1973年からは韓国への制作委託を開始。海外発注の強化とともに、自社のスタジオ周辺に下請けプロダクションを増やして制作の下請け・外注化を進めた。結果として自社で抱えていたクリエーターの多くがこれらの合理化で他のプロダクションなどへと移るなどして東映を去った。
1976年から『マジンガーZ』(1972年制作)を始めとした自社制作作品の海外への売り込みを積極的に行う。特に『UFOロボ グレンダイザー』(1975年制作)、『キャンディ・キャンディ』(1976年制作)は世界各国で放送され、日本のアニメーション輸出に弾みをつけた。
1990年代
1992年、フィリピンに、地元企業との合弁でEEI-TOEI ANIMATION CORPORATION(現:TOEI ANIMATION PHILS., INC. 略称:TAP)を設立。これによりコスト的には日本国内とほぼ変わらなくなった韓国に代わりフィリピンへの制作委託体制が確立した。さらに1997年、ゲゲゲの鬼太郎 4作目の途中より仕上(着彩)工程をデジタル化し、2000年にペンタブレットによる作画工程のデジタル化システムを導入した。同年、フィリピンおよび日本国内の制作プロダクションを光ファイバー通信で結ぶ「東映アニメ製作ネットワークシステム」(略称:PRO2NET、プロツーネット)の運用を開始した。このシステムの導入により、従来自動車や航空便などで行われていた、素材の輸送にかかる時間を大幅に短縮。生産性を大幅に向上させることに成功し、テレビシリーズ・劇場作品をあわせ、業界最多クラスの制作本数を維持している。
1998年、東映動画株式会社から東映アニメーション株式会社に商号を変更した。
東映アニメーション研究所
人材育成のため、1995年に東映アニメーション研究所を開設。ディレクター・アニメーター・美術デザイナー・CGクリエーターの研究生を募集を開始。
2000年代
東映アニメーションギャラリー
2003年には、大泉スタジオ内(東京都練馬区東大泉)に東映アニメーションギャラリーを開館した。
特徴
実写映画の制作スタイルを踏襲し、劇場作品を「長編」、テレビシリーズを劇場作品の短編と捉えて「短編」と呼ぶ。短編作品では各話の担当演出が事実上の監督であるとの考えから、シリーズ全体での監督職の表記はなく、シリーズ全体の統括職として、他社制作アニメの監督よりも権限の弱い「シリーズディレクター」及び「チーフディレクター」の役職を使用している。コンテ、音響演出に関しても基本的に各話の演出が担当する。他社に比べ担当演出の負担は重くなるが、そのための役職として演出助手が演出を補佐する。演出助手が制作進行(東映では「製作進行」と表記)を兼任する場合は「演助進行」と呼ばれる。演助進行の担当は作画までで、仕上、美術の各工程にはそれぞれに進行担当者が置かれる。プロデューサーに転向した演出家もおり、作品によってはプロデューサーが演出に携わるケースもある。
過去に制作した作品のリメイクを盛んに行うのも東映アニメーションの特徴であり、1980年代は『ゲゲゲの鬼太郎』(第3作)、『ひみつのアッコちゃん』(第2作)、1990年代は『ゲゲゲの鬼太郎』(第4作)、『キューティーハニーF』、『ひみつのアッコちゃん』(第3作)、『ドクタースランプ』などを制作し、2000年代においても『ガイキング LEGEND OF DAIKU-MARYU』、『祝!(ハピ☆ラキ)ビックリマン』、『ゲゲゲの鬼太郎』(第5作)を制作した。
大株主
2006年3月31日現在
- 東映株式会社(32.00%)
- 株式会社テレビ朝日(14.29%)
- 株式会社フジテレビジョン(7.14%)
- 日本トラスティ・サービス信託銀行株式会社(3.87%)
- 東日本電信電話株式会社(3.71%)
- シービーエヌワイ オッペンハイマーファンド インク(2.86%)
- 東映ラボ・テック株式会社(2.50%)
- 東映ビデオ株式会社(2.50%)
- 株式会社バンダイナムコホールディングス(2.00%)
- クレディット スイス チューリッヒ(1.95%)
主なスタッフ
役員
- 泊懋(代表取締役会長)
- 高橋浩(代表取締役社長・エグゼクティブプロデューサー)
- 吉岡修(専務取締役)
- 大山秀徳(常務取締役)
- 西廣太郎(常務取締役)
- 森下孝三(常務取締役・プロデューサー)
- 松下健吉(取締役)
- 高木勝裕(取締役)
- 岡田茂(取締役・東映名誉会長)
- 高岩淡(取締役)
- 岡田剛(岡田裕介、取締役・東映代表取締役社長)
- 早河洋(取締役・テレビ朝日代表取締役専務)
- 堀口壽一(取締役)
- 重村一(取締役)
- 吉田篤生(取締役)
- 増澤昌寿(常勤監査役)
- 升川定義(監査役・東映常務取締役)
- 栗野隆充(監査役・東映監査役)
- 金重博美(監査役・テレビ朝日グループ戦略室長)
プロデューサー
製作担当
演出
その他スタッフ
過去の所属者
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主な作品履歴
テレビシリーズ
1960年代
- 狼少年ケン(1963年-1965年)
- 少年忍者風のフジ丸(1964年-1965年)
- 宇宙パトロールホッパ(1965年)
- ハッスルパンチ(1965年-1966年)
- レインボー戦隊ロビン(1966年-1967年)
- 海賊王子(1966年)
- 魔法使いサリー(第1作、1966年-1968年)
- ピュンピュン丸(第1期:1967年/第2期:1969年-1970年)
- キングコング(ビデオクラフトと共同制作、1967年)※日米合作作品
- 1/007親指トム(ビデオクラフトと共同制作、1967年)※日米合作作品
- ゲゲゲの鬼太郎(第1作、1968年-1969年)
- サイボーグ009(第1作、1968年)
- あかねちゃん(1968年)
- 佐武と市捕物控(スタジオ・ゼロ・虫プロダクションと共同制作、1968年-1969年)
- ひみつのアッコちゃん(第1作、1969年-1970年)
- もーれつア太郎(第1作、1969年-1970年)
- タイガーマスク(1969年-1971年)
1970年代
- キックの鬼(1970年-1971年)
- 魔法のマコちゃん(1970年-1971年)
- さるとびエッちゃん(1971年-1972年)
- アパッチ野球軍(1971年-1972年)
- ゲゲゲの鬼太郎(第2作、1971年-1972年)
- 原始少年リュウ(1971年-1972年)
- 魔法使いチャッピー(1972年)
- デビルマン(1972年-1973年)
- マジンガーシリーズ
- バビル2世(第1作、1973年)
- ミクロイドS(1973年)
- ミラクル少女リミットちゃん(1973年-1974年)
- ドロロンえん魔くん(1973年-1974年)
- キューティーハニー(1973年-1974年)
- 魔女っ子メグちゃん(1973年-1974年)
- ゲッターロボシリーズ
- ゲッターロボ(1974年-1975年)
- ゲッターロボG(1975年-1976年)
- 少年徳川家康(1975年)
- 鋼鉄ジーグ(1975年-1976年)
- UFOロボ グレンダイザー(1975年-1977年)
- 一休さん(1975年-1982年)
- 大空魔竜ガイキング(1976年-1977年)
- マシンハヤブサ(1976年)
- マグネロボ ガ・キーン(1976年-1977年)
- キャンディ・キャンディ(1976年-1979年)
- ジェッターマルス(1977年)
- 惑星ロボ ダンガードA(1977年-1978年)
- 超人戦隊バラタック(1977年-1978年)
- アローエンブレム グランプリの鷹(1977年-1978年)
- 宇宙海賊キャプテンハーロック(1978年-1979年)
- SF西遊記スタージンガー(1978年-1979年)
- 銀河鉄道999(1978年-1981年)
- キャプテン・フューチャー(1978年-1979年)
- 花の子ルンルン(1979年-1980年)
- 円卓の騎士物語 燃えろアーサー(1979年-1980年)
1980年代
- 魔法少女ララベル(1980年-1981年)
- 燃えろアーサー 白馬の王子(1980年)
- がんばれ元気(1980年-1981年)
- ハロー!サンディベル(1981年-1982年)
- Dr.スランプアラレちゃん(1981年-1986年)
- 新竹取物語1000年女王(1981年-1982年)
- タイガーマスク二世(1981年-1982年)
- あさりちゃん(1982年-1983年)
- 機甲艦隊ダイラガーXV(1982年-1983年)
- パタリロ!(後に「ぼくパタリロ!」に改題、1982年-1983年)
- The・かぼちゃワイン(1982年-1984年)
- わが青春のアルカディア 無限軌道SSX(1982年-1983年)
- 愛してナイト(1983年-1984年)
- 光速電神アルベガス(1983年-1984年)
- キン肉マン(1983年-1986年)
- ストップ!! ひばりくん!(1983年-1984年)
- ベムベムハンターこてんぐテン丸(1983年)
- 夢戦士ウイングマン(1984年-1985年)
- とんがり帽子のメモル(1984年-1985年)
- ビデオ戦士レザリオン(1984年-1985年)
- Gu-Guガンモ(1984年-1985年)
- 北斗の拳シリーズ(※2006年の映画は、トムス・エンタテインメントが制作)
- 北斗の拳(1984年-1987年)
- 北斗の拳2(1987年-1988年)
- はーいステップジュン(1985年-1986年)
- コンポラキッド(1985年)
- ゲゲゲの鬼太郎(第3作、1985年-1988年)
- メイプルタウン物語シリーズ
- メイプルタウン物語(1986年-1987年)
- 新メイプルタウン物語 パームタウン編(1987年)
- ドラゴンボールシリーズ
- 銀牙 -流れ星 銀- (1986年)
- 剛Q超児イッキマン(1986年)
- 聖闘士星矢(1986年-1989年)
- トランスフォーマーシリーズ
- トランスフォーマー ザ☆ヘッドマスターズ(1987年-1988年)
- トランスフォーマー 超神マスターフォース(1988年-1989年)
- 戦え!超ロボット生命体 トランスフォーマーV(1989年)
- ビックリマンシリーズ
- 仮面の忍者 赤影(1987年-1988年)
- レディレディ!!シリーズ
- レディレディ!!(1987年-1988年)
- ハロー!レディリン(1988年-1989年)
- 闘将!!拉麺男(1988年)
- 魁!!男塾(1988年)
- ひみつのアッコちゃん(第2作、1988年-1989年)
- 悪魔くん(1989年-1990年)
- 魔法使いサリー(第2作、1989年-1991年)
- かりあげクン(1989年-1990年)
1990年代
- もーれつア太郎(第2作、1990年)
- まじかる☆タルるートくん(1990年-1992年)
- きんぎょ注意報!(1991年-1992年)
- ゲッターロボ號(1991年-1992年)
- キン肉マン・キン肉星王位争奪編(1991-1992年)
- DRAGON QUEST -ダイの大冒険-(1991年-1992年)
- 美少女戦士セーラームーンシリーズ
- 美少女戦士セーラームーン(1992年-1993年)
- 美少女戦士セーラームーンR(1993年-1994年)
- 美少女戦士セーラームーンS(1994年-1995年)
- 美少女戦士セーラームーンSuperS(1995年-1996年)
- 美少女戦士セーラームーンセーラースターズ(1996年-1997年)
- スーパービックリマン(1992年-1993年)
- GS(ゴーストスイパー)美神(1993年-1994年)
- SLAM DUNK(1993年-1996年)
- リトルツインズ(TV版、1993年)
- 蒼き伝説シュート!(1993年-1994年)
- ママレード・ボーイ(1994年-1995年)
- 真拳伝説タイトロード(1994年)
- 空想科学世界ガリバーボーイ(1995年)
- 世界名作童話シリーズ ワ~ォ!メルヘン王国(1995年)
- ご近所物語(1995年-1996年)
- ゲゲゲの鬼太郎(第4作、1996年-1998年)
- ドラゴンボールGT(1996年-1997年)
- 地獄先生ぬ〜べ〜(1996年-1997年)
- 花より男子(1996年-1997年)
- キューティーハニーF(1997年-1998年)
- 金田一少年の事件簿(1997年-2000年)
- あずみマンマ・ミーア(1997年)
- 夢のクレヨン王国(1997年-1999年)
- ハニ太郎です。(スーパーJチャンネル枠内にて放送、1997年-1998年)
- ドクタースランプ(ドラゴンボールGTの後番組、ONE PIECEの前番組、1997年-1999年)
- 春庭家の3人目(1998年)
- こっちむいて!みい子(アニメ週刊DX!みいファぷー内で放送、1998年-1999年)
- ふしぎ魔法ファンファンファーマシィー(アニメ週刊DX!みいファぷー内で放送、1998年-1999年)
- ヘリタコぷーちゃん(アニメ週刊DX!みいファぷー内で放送、1998年-1999年)
- 遊☆戯☆王(第1作、1998年)
- ひみつのアッコちゃん(第3作、1998-1999年)
- まもって守護月天!(1998年-1999年)
- おジャ魔女どれみ(1999年-2000年)
- 神風怪盗ジャンヌ(1999年-2000年)
- デジモンアドベンチャー(1999年-2000年)
- ONE PIECE(放映期間は東映アニメーション制作の作品の中では最長である。1999年-)
2000年代
- マシュランボー(2000年)
- おジャ魔女どれみシリーズ
- おジャ魔女どれみ♯(しゃーぷっ)(2000年-2001年)
- も〜っと!おジャ魔女どれみ(2001年-2002年)
- おジャ魔女どれみドッカ〜ン!(2002年-2003年)
- おジャ魔女どれみ ナ・イ・ショ(2004年)
- デジモンシリーズ
- デジモンアドベンチャー02(2000年-2001年)
- デジモンテイマーズ(2001年-2002年)
- デジモンフロンティア(2002年-2003年)
- DIGITAL MONSTER X-evolution(2005年)
- デジモンセイバーズ(創立50周年記念作品 、2006年-2007年)
- 勝負師伝説 哲也(2000年-2001年)
- ピポパポパトルくん(2000年-2001年)
- ののちゃん(2001年-2002年)
- Kanon(第1作、2002年)
- キン肉マンシリーズ
- キン肉マンII世(2002年)
- キン肉マンII世 ULTIMATE MUSCLE(2004年)
- キン肉マンII世 ULTIMATE MUSCLE2(2006年)
- 釣りバカ日誌(2002年-2003年)
- 明日のナージャ(2003年-2004年)
- エアマスター(2003年)
- ボボボーボ・ボーボボ(2003年-2005年)
- 金色のガッシュベル!!(2003年-2006年)
- リングにかけろ(2004年)
- ふたりはプリキュアシリーズ
- ふたりはプリキュア(2004年-2005年)
- ふたりはプリキュア Max Heart(2005年-2006年)
- ふたりはプリキュア Splash Star(創立50周年記念作品 、2006年-2007年)
- Yes! プリキュア5(2007年-2008年)
- Yes! プリキュア5 Go Go!(2008年-)
- 冒険王ビィトシリーズ
- 冒険王ビィト(テレビ東京開局40周年記念作品、2004年-2005年)
- 冒険王ビィトエクセリオン(2005年-2006年)
- ゼノサーガ Xenosaga THE ANIMATION(2005年)
- ガイキング LEGEND OF DAIKU-MARYU(2005年-2006年)
- 怪 〜ayakashi〜(2006年)
- エア・ギア(東映アニメーション創立50周年記念作品、マーベラスエンターテイメント、エイベックスとの共同製作、2006年)
- 神様家族(創立50周年記念作品 、2006年)
- 貧乏姉妹物語(創立50周年記念作品 、2006年)
- 出ましたっ!パワパフガールズZ(東映アニメーション創立50周年記念作品、アニプレックス、カートゥーンネットワークとの共同製作。2006年-)
- 銀色のオリンシス(2006年)
- 祝!(ハピ☆ラキ)ビックリマン(創立50周年記念作品、2006年-2007年)
- ゲゲゲの鬼太郎(第5作、2007年)
- ラブ★コン(2007年)
- モノノ怪(2007年)
- はたらキッズ マイハム組(2007年-)
- 金田一少年の事件簿SP『オペラ座館・最後の殺人』・『吸血鬼伝説殺人事件』(2007年11月12日・19日(テレビスペシャル。))
- 墓場鬼太郎(2008年)
- うちの3姉妹(2008年)
劇場作品
- 1950年代
- 白蛇伝(1958年)
- 少年猿飛佐助(1959年)
- 1960年代
- 西遊記(1960年)
- 安寿と厨子王丸(1961年)
- アラビアンナイト・シンドバッドの冒険(1962年)
- わんぱく王子の大蛇退治(1963年)
- わんわん忠臣蔵(1963年)
- ガリバーの宇宙旅行(1965年)
- サイボーグ009シリーズ
- サイボーグ009(1966年)
- サイボーグ009 怪獣戦争(1967年)
- 少年ジャックと魔法使い(1967年)
- ひょっこりひょうたん島(1967年)
- アンデルセン物語(1968年)
- 太陽の王子 ホルスの大冒険(1968年)
- ゲゲゲの鬼太郎(1968年)
- 長靴をはいたネコ(1969年)
- 空飛ぶゆうれい船(1969年)
- 1970年代
- ちびっ子レミと名犬カピ(1970年)
- 海底3万マイル(1970年)
- どうぶつ宝島(1971年)
- アリババと40匹の盗賊(1971年)
- ながぐつ三銃士(1972年)
- 魔犬ライナー0011変身せよ!(1972年)
- パンダの大冒険(1973年)
- マジンガーZシリーズ
- マジンガーZ対デビルマン(1973年)
- マジンガーZ対暗黒大将軍(1974年)
- きかんしゃやえもん D51の大冒険(1974年)
- グレートマジンガーシリーズ
- グレートマジンガー対ゲッターロボ(1975年)
- グレートマジンガー対ゲッターロボG 空中大激突(1975年)
- アンデルセン童話 にんぎょ姫 (1975年)
- これがUFOだ!空飛ぶ円盤 (1975年)
- 宇宙円盤大戦争(1975年)
- UFOロボ グレンダイザーシリーズ
- UFOロボ グレンダイザー対グレートマジンガー(1976年)
- グレンダイザー ゲッターロボG グレートマジンガー 決戦! 大海獣(1976年)
- 長靴をはいたネコ 80日間世界一周(1976年)
- 世界名作童話シリーズ
- 白鳥の王子(1977年)
- おやゆび姫(1978年)
- 惑星ロボ ダンガードAシリーズ
- 惑星ロボ ダンガードA対昆虫ロボット軍団(1977年)
- 惑星ロボ ダンガードA・宇宙大海戦(1978年)
- キャンディ・キャンディシリーズ
- キャンディ・キャンディ(1977年)
- キャンディ・キャンディ 春の呼び声(1977年)
- キャンディ・キャンディ キャンディ・キャンディの夏休み(1978年)
- 一休さんとやんちゃ姫(1978年)
- 宇宙海賊キャプテンハーロック アルカディア号の謎(1978年)
- 龍の子太郎(1979年)
- SF西遊記スタージンガー(1979年)
- 銀河鉄道999 (The Galaxy Express 999)(1979年)
- 1980年代
- 銀河鉄道999シリーズ
- 銀河鉄道999 ガラスのクレア(1980年)
- さよなら銀河鉄道999 アンドロメダ終着駅(1981年)
- 森は生きている(1980年)
- こんにちは桜の園 花の子ルンルン(1980年)
- 地球へ…(1980年)
- 魔法少女ララベル 海が呼ぶ夏休み(1980年)
- ゲゲゲの鬼太郎シリーズ
- ゲゲゲの鬼太郎 地相眼(1980年)
- ゲゲゲの鬼太郎(1985年)
- ゲゲゲの鬼太郎 妖怪大戦争(1986年)
- ゲゲゲの鬼太郎 最強妖怪軍団! 日本上陸!!(1986年)
- ゲゲゲの鬼太郎 激突!! 異次元妖怪の大反乱(1986年)
- 宇宙戦艦ヤマトシリーズ
- ヤマトよ永遠に(制作元請:オフィスアカデミー、制作協力、1980年)
- 宇宙戦艦ヤマト 完結編(ウェスト・ケープ・コーポレーションと共同制作、1983年)
- サイボーグ009 超銀河伝説(1980年)
- 世界名作童話シリーズ
- 白鳥の湖(1981年)
- アラジンと魔法のランプ(1982年)
- 悪魔と姫ぎみ(1981年)
- 夏への扉(マッドハウスと共同制作、1981年)
- Dr.スランプ アラレちゃんシリーズ
- Dr.スランプ アラレちゃん ハロー!不思議島(1981年)
- Dr.SLUMP ドクタースランプ(1982年)
- Dr.スランプ アラレちゃん ほよよ世界一周大レース(1983年)
- Dr.スランプ アラレちゃん ほよよ!ナナバ城の秘宝(1984年)
- Dr.スランプ アラレちゃん ほよよ!夢の都メカポリス(1985年)
- 新竹取物語1000年女王(1982年)
- あさりちゃん 愛のメルヘン少女(1982年)
- 浮浪雲(1982年)
- わが青春のアルカディア(1982年)
- FUTURE WAR 198X年(1982年)
- まんがイソップ物語(1983年)
- パタリロ! スターダスト計画(1983年)
- 少年ケニヤ(1984年)
- パパママバイバイ(1984年)
- The・かぼちゃワイン ニタの愛情物語(1984年)
- キン肉マンシリーズ
- キン肉マン 奪われたチャンピオンベルト(1984年)
- キン肉マン 大暴れ!正義超人(1984年)
- キン肉マン 正義超人vs古代超人(1985年)
- キン肉マン 逆襲!宇宙かくれ超人(1985年)
- キン肉マン 晴れ姿!正義超人(1985年)
- キン肉マン ニューヨーク危機一髪!(1986年)
- キン肉マン 正義超人vs戦士超人(1987年)
- GU-GUガンモ(1985年)
- とんがり帽子のメモル(1985年)
- オーディーン 光子帆船スターライト(1985年)
- 世紀末救世主伝説 北斗の拳(1986年)
- メイプルタウン物語シリーズ
- メイプルタウン物語(1986年)
- 新メイプルタウン物語 パームタウン編 こんにちは!新しい町(1987年)
- ドラゴンボールシリーズ
- ドラゴンボール 神龍の伝説(1986年)
- ドラゴンボール 魔神城のねむり姫(1987年)
- ドラゴンボール 摩訶不思議大冒険(1988年)
- グリム童話 金の鳥(1987年)
- 聖闘士星矢シリーズ
- 聖闘士星矢(1987年)
- 聖闘士星矢 神々の熱き戦い(1988年)
- 聖闘士星矢 真紅の少年伝説(1988年)
- 聖闘士星矢 最終聖戦の戦士たち(1989年)
- ビックリマンシリーズ
- 第一次聖魔大戦(1988年)
- 無縁ゾーンの秘宝(1988年)
- 闘将!!拉麺男(1988年)
- レディ!レディ READY! LADY(1989年)
- ひみつのアッコちゃんシリーズ
- ひみつのアッコちゃん(1989年)
- ひみつのアッコちゃん 海だ! おばけだ!! 夏祭り(1989年)
- ドラゴンボールZ オラの悟飯をかえせッ!!(1989年)
- 悪魔くん(1989年)
- 銀河鉄道999シリーズ
- 1990年代
- ドラゴンボールZシリーズ
- ドラゴンボールZ この世で一番強いヤツ(1990年)
- ドラゴンボールZ 地球まるごと超決戦(1990年)
- ドラゴンボールZ 超サイヤ人だ孫悟空(1990年)
- ドラゴンボールZ とびっきりの最強対最強(1991年)
- ドラゴンボールZ 激突!!100億パワーの戦士たち(1992年)
- ドラゴンボールZ 極限バトル!!三大超サイヤ人(1992年)
- ドラゴンボールZ 燃えつきろ!!熱戦・烈戦・超激戦(1993年)
- ドラゴンボールZ 銀河ギリギリ!!ぶっちぎりの凄い奴(1993年)
- ドラゴンボールZ 危険なふたり!超戦士はねむれない(1994年)
- ドラゴンボールZ 超戦士撃破!!勝つのはオレだ(1994年)
- ドラゴンボールZ 復活のフュージョン!!悟空とベジータ(1995年)
- ドラゴンボールZ 龍拳爆発!!悟空がやらねば誰がやる(1995年)
- 悪魔くん ようこそ悪魔ランドへ!!(1990年)
- 魔法使いサリー(1990年)
- Pink みずドロボウあめドロボウ(1990年)
- 剣之介さま(1990年)
- 宇宙皇子 天上編(1990年)
- まじかる☆タルるートくんシリーズ
- まじかる☆タルるートくん(1991年)
- まじかる☆タルるートくん 燃えろ!友情の魔法大戦(1991年)
- まじかる☆タルるートくん すき・すき たこ焼きっ!(1992年)
- ドラゴンクエスト ダイの大冒険シリーズ
- ドラゴンクエスト ダイの大冒険(1991年)
- ドラゴンクエスト ダイの大冒険 起きあがれ!!アバンの使徒(1992年)
- ドラゴンクエスト ダイの大冒険 ぶちやぶれ!!新生6大将軍(1992年)
- 三国志シリーズ
- 三国志(第1部)英雄たちの夜明け(1992年)
- 三国志(第2部)長江焼ゆ!(1993年)
- 三国志(第3部)遙かなる大地(1994年)
- キャンディ・キャンディ(リメイク版、1992年)
- きんぎょ注意報!(1992年)
- ろくでなしBLUESシリーズ
- ろくでなしBLUES(1992年)
- ろくでなしBLUES 1993(1993年)
- Dr.スランプ アラレちゃんシリーズ
- Dr.スランプ アラレちゃん んちゃ!ペンギン村はハレのち晴れ(1993年)
- Dr.スランプ アラレちゃん んちゃ!ペンギン村より愛をこめて(1993年)
- Dr.スランプ アラレちゃん ほよよ!!助けたサメに連れられて…(1994年)
- Dr.スランプ アラレちゃん んちゃ!!わくわくハートの夏休み(1994年)
- 美少女戦士セーラームーンシリーズ
- 劇場版美少女戦士セーラームーンR(1993年)
- メイクアップ!セーラー戦士(1993年)
- 劇場版美少女戦士セーラームーンS(1994年)
- 美少女戦士セーラームーンSuperS セーラー9戦士集結!ブラック・ドリーム・ホールの奇跡(1995年)
- 亜美ちゃんの初恋(1995年)
- 遠い海から来たCOO(1993年)
- 蒼き伝説シュート!(1994年)
- おさわが!スーパーベビー(1994年)
- GS美神・極楽大作戦!!(1994年)
- SLAM DUNKシリーズ
- SLAM DUNK(1994年)
- SLAM DUNK 全国制覇だ! 桜木花道(1994年)
- SLAM DUNK 湘北最大の危機! 燃えろ桜木花道(1995年)
- SLAM DUNK 吠えろバスケットマン魂!! 花道と流川の熱き夏(1995年)
- ママレード・ボーイ(1995年)
- ドラゴンボール 最強への道(1996年)
- ご近所物語(1996年)
- ゲゲゲの鬼太郎シリーズ
- ゲゲゲの鬼太郎 大海獣(1996年)
- ゲゲゲの鬼太郎 お化けナイター(1997年)
- ゲゲゲの鬼太郎 妖怪特急! まぼろしの汽車(1997年)
- 地獄先生ぬ〜べ〜シリーズ
- (超)劇場版!地獄先生ぬ〜べ〜(1996年)
- 地獄先生ぬ〜べ〜 午前0時ぬ〜ベ〜死す!(1997年)
- 地獄先生ぬ〜べ〜 恐怖の夏休み!! 妖しの海の伝説!(1997年)
- 金田一少年の事件簿シリーズ
- 金田一少年の事件簿(1996年)
- 金田一少年の事件簿2・殺戮のディープブルー(1999年)
- キューティーハニーF(1997年)
- 花より男子(1997年)
- たまごっちホントのはなし(1997年)
- 蓮如物語(1998年)
- 銀河鉄道999・エターナルファンタジー(1998年)
- ドクタースランプ アラレのびっくりバーン(1999年)
- 遊☆戯☆王(1999年)
- デジモンアドベンチャー(1999年)
- ドラゴンボールZシリーズ
- 2000年代
- デジモンシリーズ
- デジモンアドベンチャー ぼくらのウォーゲーム!(2000年)
- デジモンアドベンチャー02 デジモンハリケーン上陸&超絶進化!黄金のデジメンタル(2000年)
- デジモンアドベンチャー02 ディアボロモンの逆襲(2001年)
- デジモンテイマーズ 冒険者たちの戦い(2001年)
- デジモンテイマーズ 暴走デジモン特急(2002年)
- デジモンフロンティア 古代デジモン復活!!(2002年)
- デジモンセイバーズ THE MOVIE 究極パワー! バーストモード発動!(2006年)
- ONE PIECEシリーズ
- ONE PIECE(2000年)
- ONE PIECE ねじまき島の冒険(2001年)
- ONE PIECE 珍獣島のチョッパー王国(2002年)
- ONE PIECE THE MOVIE デッドエンドの冒険(2003年)
- ONE PIECE 呪われた聖剣(2004年)
- ONE PIECE THE MOVIE オマツリ男爵と秘密の島(2005年)
- ONE PIECE THE MOVIE カラクリ城のメカ巨兵(2006年)
- ONE PIECE エピソードオブアラバスタ 砂漠の王女と海賊たち(2007年)
- おジャ魔女どれみシリーズ
- おジャ魔女どれみ♯(2000年)
- も~っと! おジャ魔女どれみ カエル石のひみつ(2001年)
- キン肉マンII世シリーズ
- キン肉マンII世(2001年)
- キン肉マンII世 マッスル人参争奪! 超人大戦争(2002年)
- 聖闘士星矢 天界編 序奏〜overture〜(2004年)
- 劇場版AIR(2005年)
- プリキュアシリーズ
- ふたりはプリキュア Max Heart(2005年)
- ふたりはプリキュア Max Heart2 雪空のともだち(2005年)
- ふたりはプリキュア Splash★Star チクタク危機一髪!(2006年)
- Yes!プリキュア5 鏡の国のミラクル大冒険!(2007年)
- Dr.MASHIRITO ABALEちゃん(2007年)
- 劇場版CLANNAD(2007年)
- デジモンシリーズ
OVA
- 仮面ライダーSD(1993年)
- イリヤの空、UFOの夏(2005年)
実写映画参加作品
- デビルマン - アニメ、CG担当
- キューティーハニー - アニメ、CG担当
- 男たちの大和/YAMATO - CG担当
- 最終兵器彼女 - VFX担当
ゲーム内ムービーパート
- バルトロン(1986年)
ミュージカル
- 白蛇伝〜White Lovers〜(創立50周年記念作品 、2006年)
その他
- 動物のカメちゃん(同社ホームページにゲームがある)
トラブル・不祥事など
買いたたきの事例
2014年(平成26年)12月17日、委託契約を結んでいる原画制作者、CGクリエーター約400人に対する報酬を消費税増税後も据え置く「買いたたき」を行ったとして、公正取引委員会より消費税転嫁対策特別措置法に基づく再発防止の勧告を受けた[1]。委員会の調査後、4-9月分の差額約2千万円を支払った。
異動及び通名使用問題
東映アニメーションで2013年ごろから演出として契約社員で働いていた人物(以下A)が、作画監督へ指示を出したところ大きな声で怒鳴られ[2][3]、そのことを、上司に相談をすると、「働きバチが必要だ」「(作画監督を)だまくらかして使うんだ」などと指導を受けた[2][3]。そのことについて、Aが異議を唱えると、Aの知らない間に異動願いが出され、演出から演出助手への契約変更を迫られ、さらに事務職の契約に変更させられた[2][3]。1ヶ月だけ、ということで契約書にサインをすると、異動先はアニメスタジオとは別棟で、しかも仕事の内容はダンボールの詰め込みなど、典型的な追い出し部屋であった[2][3]。Aは社内のホットラインにも通報し、なんとか演出助手までには戻ることができたが、後日、上からは「Aさんに演出の仕事は絶対にさせないように」というメールが現場に一斉送信されてしまった[2][3]。
Aは労働組合「プレカリアートユニオン」に出会い、そこに加入し、東映アニメーション側に対して、団体交渉を申し込んだものの、東映アニメーション側は団体交渉に必要だった「就業規則等の資料」を提出せず、Webのみで行うという不誠実な態度だった\u003Cref name=\"Yahoo_20210120\"/>。この団体交渉を担当していたプレカリアートユニオンの役員は、当時の状況について「先方はあえて論点をズラしてきたり、議論をかき乱すような不誠実な態度でした」とした上で「こうしたケースは時折あります。あくまで推測ですが、会社側の担当弁護士が『労働組合なんてまともに相手にする必要はない、そのうち疲れて諦めるでしょう』といったアドバイスをしている可能性はあります」と述べている\u003Cref name=\"Yahoo_20210120\"/>。この団体交渉はオンラインという形で3回ほど行われたが、決着を見ず、4回目の団体交渉の時に、Aと労働組合側に、オンライン会議で用いるアドレスが受信されず、プレカリアートユニオンの役員が東映アニメーションに電話で、東映アニメーション側の担当者やその弁護士は東映アニメーションにいたことが確認したため、東映アニメーションに向かったものの、「いざ行ってみると、会社が入っているビルの1階エレベーターを警備員が封鎖していました。私たちがエレベーターに乗ろうとすると、会社側の弁護士が『酷いじゃないですか』など、私たちがあたかも乱暴なことをして乗り込んできているような言い方をして、警備員を使って追い出してきました」と当時の状況を振り返る\u003Cref name=\"Yahoo_20210120\"/>。
プレカリアートユニオンは2021年1月7日、東京都労働委員会に不当労働行為救済を申し立てた\u003Cref name=\"precari_2021\"/>。申し立てのきっかけは、契約社員の人事考課問題についての団体交渉時が不誠実だったためだが、LGBTの当事者で労働組合「プレカリアートユニオン」側の担当者が、通称を名乗った際に、東映アニメーション側が「偽名ではないか」という理由で団体交渉を拒否した\u003Cref> (2021-01-14) 東映アニメ、LGBT当事者の通称使用に「偽名ではないか」 団体交渉めぐり救済申立て 弁護士ドットコム [ arch. ] 2021-01-29 \u003C/ref>。2021年1月12日にプレカリアートユニオンが行った記者会見で、LGBTの当事者に名前の確認をしたことは差別的で不当な労働行為に該当すると主張した\u003Cref name=\"jomo_20210121\"> (2021-01-21) 性的少数者差別と救済申し立て 東映アニメ、交渉で戸籍名要求 上毛新聞 [ arch. ] 2021-01-29 \u003C/ref>。会見で、プレカリアートユニオンの書記長は「表現者である東映アニメーションが性的少数者を差別するのは許せない」と述べている\u003Cref name=\"jomo_20210121\"/>。
それ以降、団体交渉は行われず、書面という形でやり取りをしていた矢先に、東映アニメーション側から「(プレカリアートユニオンの役員が)偽名を用いており、本名は『◯◯』だという指摘があった」とした上で「(東映アニメーションと労働組合との間の)信頼関係を大きく毀損した」と記した文書が発送されてきた\u003Cref name=\"Yahoo_20210120\"/>。実は、団体交渉の間に、プレカリアートユニオンの役員が通称名をしていることを、このプレカリアートユニオンを非難している、ある第三者が漏らしてしまい、それを基に、東映アニメーション側はプレカリアートユニオンに対して、「(プレカリアートユニオンの役員が)”偽名”を使っている」として、戸籍上の名前を見た上で、東映アニメーション側に、「信頼関係を毀損した」と言ってきたといういきさつがあった\u003Cref name=\"Yahoo_20210120\"/>。プレカリアートユニオンの役員は「まず偽名ではなく、私が性的マイノリティの当事者で、戸籍上の名前とは異なる名前を使っていることは伝えました」と行動したが、東映アニメーション側は、これを理由に「団体交渉はできない」とかたくなに拒否し続けた\u003Cref name=\"Yahoo_20210120\"/>。
これについて、Aは「これまでも明らかに会社の態度は不誠実でひどいものでしたが、ここまでひどいのかと。まさかこんなことまで言ってくるとは思いもしませんでした」と述べ、プレカリアートユニオンの役員は「東映アニメーションの『プリキュア』シリーズは、性のあり方に関しても希望を感じられるメッセージを発信し、日本だけでなく世界中に影響を与えていると思います。そんな会社だからこそ、こんなことをやってしまえるのかと深く失望しました」と抗議している\u003Cref name=\"Yahoo_20210120\"/>。
社内ネットワークへの不正アクセス
2022年3月6日、社内ネットワークが第三者による不正アクセスを受けたことを確認し7日付で公表した。関係機関への報告を行うとともに外部の専門機関による調査を進めるほか、社内システムの一部を停止し、外部からのアクセスも遮断した\u003Cref>当社ネットワークへの不正アクセスによるシステム障害発生に関するお知らせ、東映アニメーション株式会社、2022年3月7日\u003C/ref>\u003Cref>東映アニメが不正アクセス被害に 詳細は調査中、ITmedia NEWS、2022年3月8日\u003C/ref>\u003Cref>東映アニメ、社内システムに不正アクセス、日本経済新聞、2022年3月8日\u003C/ref>。
この社内システムの一部停止を受けて、2022年3月時点で制作しているテレビアニメ4作品(『ドラゴンクエスト ダイの大冒険』『デリシャスパーティ♡プリキュア』『デジモンゴーストゲーム』『ONE PIECE』)の放映スケジュールに影響が出ることを11日に明らかにした\u003Cref>当社ネットワークへの不正アクセスによるシステム障害発生に伴う、テレビアニメ作品への影響についてのお知らせ、東映アニメーション、2022年3月11日\u003C/ref>\u003Cref>東映アニメに不正アクセス ワンピースなど放映に影響、産経新聞、2022年3月11日\u003C/ref>\u003Cref name=\"nikkei_20220311\">東映アニメ不正アクセス 「ダイの大冒険」など放映影響、日本経済新聞、2022年3月11日\u003C/ref>。このうち、『ドラゴンクエスト ダイの大冒険』に関しては3月12日に放送する予定だった第73話の放送を延期した上で「ベストセレクション」として、第31話の再放送に切り替えた\u003Cref> (2022-03-11) 東映アニメ、不正アクセスで「ワンピース」などの放送に影響 「ダイの大冒険」は放送延期に ITmedia [ arch. ] 2022-03-13 \u003C/ref>。『デリシャスパーティ♡プリキュア』に関しては、3月13日は過去の作品を再編集した上で放送を行うことを、3月11日に放送されたテレビ朝日制作の夕方のニュース情報番組である『スーパーJチャンネル』の番組内で伝えた\u003Cref> (2022-03-11) 13日の「プリキュア」は過去作品再編集で放送…東映アニメーションで不正アクセスによるシステム障害 スポーツ報知 [ arch. ] 2022-03-13 \u003C/ref>。その後、3月13日の放送では「おさらいセレクション」として第4話を放送し、3月20日から4月3日までは『映画 HUGっと!プリキュア♡ふたりはプリキュア オールスターズメモリーズ』を3週に分けて分割放送することになった\u003Cref> (2022-03-13) 「デリシャスパーティ♡プリキュア」第6話以降の放送延期について 朝日放送テレビ 2022-03-13 [ arch. ] 2022-03-13 \u003C/ref>\u003Cref>「プリキュア」新作放送を約1カ月延期 東映アニメーションへの不正アクセスで、ITmedia NEWS、2022年3月14日\u003C/ref>。また『デジモンゴーストゲーム』と『ONE PIECE』に関しては3月13日はもともと、スポーツ中継(名古屋ウィメンズマラソン2022・東海テレビ制作)が編成されていたため休止となっていた\u003Cref name=\"nikkei_20220311\"/>。3月20日以降は、過去に放送したエピソードを再放送した\u003Cref>松浦立樹 (2022-03-15) 松浦立樹 「ワンピース」と「デジモン」も新作が延期に、当面は再放送 再開時期は未定 東映アニメへの不正アクセスで IT madia [ arch. ] 2022-03-15 \u003C/ref>。その後、4月6日に各作品の公式サイト等において4月16日・17日より順次放送再開することが発表された\u003Cref>東映アニメーション制作のアニメ4作、4月16日より順次最新話を放送、コミックナタリー、2022年4月6日\u003C/ref>。
3月18日には映画『ドラゴンボール超 スーパーヒーロー』についても、製作が困難になったことから公開日を当初予定されていた4月22日から延期すると発表した\u003Cref>映画「ドラゴンボール超」公開延期、東映アメーションの不正アクセス受け製作が困難に、コミックナタリー、2022年3月18日\u003C/ref>\u003Cref> (2022-03-18) 映画「ドラゴンボール超スーパーヒーロー」公開延期 東映アニメーション 不正アクセスの影響 スポーツニッポン [ arch. ] 2022-03-18 \u003C/ref>。しかしその後、新たな公開日が6月11日に決まったことが4月14日付で発表されている\u003Cref>ドラゴンボール超 スーパーヒーロー:6月11日公開へ、まんたんウェブ、2022年4月14日\u003C/ref>。
4月28日付で社内システムおよび通常業務・作品製作の正常化を正式発表するとともに調査結果を公表、この中で従業員が業務上必要となるソフトウェアを外部ウェブサイトからダウンロードした際、同時にランサムウェア侵入の起点となるソフトウェアもダウンロードされるよう当該ウェブサイトが改ざんされており、これによって第三者による不正アクセスが行われ、社内サーバやパソコン端末の一部データがランサムウェアに感染、暗号化されたことを明らかにしている。その一方で個人情報をはじめとする情報流出は確認されておらず、取引先などへの被害についても報告されていないとも発表している。なお、今後の再発防止策として従業員に対するセキュリティ教育の向上ならびに不正アクセスへの対応体制強化を行うとしている\u003Cref>当社ネットワークへの不正アクセスに関する調査結果のお知らせ、東映アニメーション株式会社、2022年4月28日\u003C/ref>。
関連項目
参考文献
- 多田信「これがアニメビジネスだ」 廣済堂出版、2002年
- 大塚康生「作画汗まみれ 増補改訂版」徳間書店、2001年(ISBN 4198613613)
- 津堅信之「アニメ作家としての手塚治虫-その軌跡と本質」NTT出版、2007年(ISBN 9784757141520)
脚注
注釈
出典
- ↑ (2014-12-17) 東映アニメーションに再発防止勧告 公取委 ja 2014-12-17 [ arch. ] 2021-01-26
- ↑ 2.0 2.1 2.2 2.3 2.4 kumonoami (1601893354) kumonoami 名作たちが泣いている!東映アニメーション(髙木勝裕代表取締役)はハラスメントをやめろ! ja 1601893354 [ arch. ] 2021-01-26
- ↑ 3.0 3.1 3.2 3.3 3.4 松岡宗嗣 (2021-01-20) 松岡宗嗣 東映アニメ、性的マイノリティの通称使用は「偽名」交渉拒否「子ども向けの作品作ってきた会社がまさか」 Yahoo!ニュース [ arch. ] 2021-01-29
外部リンク
- 東映アニメーション - 東映アニメーションホームページ
- 東映アニメーション研究所 - 東映アニメーションによる人材育成機関
- 東映アニメBBプレミアム(東映アニメーションによるアニメ配信サイト)
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