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バイオハザード2は1998年にカプコンよりプレイステーション用として発売されたホラーアクションアドベンチャーゲーム。バイオハザードシリーズの第2作である。
前作のヒットを受け開発が始まり一時は完成目前まで進行していたのだが、そのバージョンは没となり新たに作り直された物が実際に発売された。お蔵入りとなったバージョンは便宜上『バイオハザード1.5』と呼ばれている。 パッケージには表示されてないが、CEROの年齢区分により15歳以上対象とされている。 なおPS版は200万部以上の売り上げを記録し、これは本シリーズ中最高の売上数である。
目次
発売日[編集]
- 『バイオハザード2』(プレイステーション)1998年1月29日発売
- 『バイオハザード2』( Windows )1999年2月19日発売
- 『バイオハザード2 Value Plus』(ドリームキャスト)1999年12月22日発売
- 『バイオハザード2』(ニンテンドウ64)2000年1月28日発売
- 『バイオハザード2』(PSのデュアルショックver.の移植)(ニンテンドーゲームキューブ)2003年1月23日発売
概説[編集]
アークレイ山地で起こった猟奇事件や、S.T.A.R.S.が関わった洋館での事件が注目されてから2ヶ月経ったラクーンシティ……街は惨劇を迎えていた。その頃、新たにラクーン市警に配属されるレオンと、ラクーン市から消息を絶った兄・クリスの行方を追う妹・クレアは、それぞれラクーンシティを目指していた。
前作「バイオハザード」から2ヶ月後のラクーンシティが舞台。プレイヤーは、新任警官レオンと、クリスの妹のクレアを操作して、壊滅状態となったラクーンシティからの脱出を目的とする。
裏シナリオでSランクを取ると、隠しシナリオである“The 4th Survivor”が出現する。また、表→裏→表→裏→表→裏と3巡以上クリアし、なおかつ“The 4th Survivor”が既に出現していれば“The 豆腐 Survivor”がプレイ可能になる。
ちなみにThe 豆腐 Survivorの主人公Tofuはその名の通りの豆腐の姿、コミカルな足音、そして、関西弁を喋るという異質なキャラで人気を呼んだ。
テレビ用コマーシャルはゾンビ映画の巨匠、ジョージ・A・ロメロが監督した。レオン役には当時人気俳優だったブラッド・レンフロが出演した。
システムの概要・特徴など[編集]
- ザッピングシステムの採用
- 前作同様に2人の主人公が存在するが、一度クリアーすることでゲーム開始時に選択しなかった方の主人公の物語である『裏シナリオ』で開始できるセーブデータを作成することができる(最初に選んだ方は『表シナリオ』と呼ばれる)。表シナリオでの行動の一部が、裏シナリオでの行動の一部に影響を及ぼし、有利な影響も不利な影響もある(ストーリーに及ぼす影響はない)。裏シナリオをクリアーすると表シナリオで開始できるセーブデータを作成でき、コスチュームチェンジ等のおまけ要素を引き継ぐことができる。
- 余談だが、一度開けたはずの鍵をまた開けなければならなかったり、取ったはずのアイテムが同じ場所に置かれていたりする等の矛盾も存在する。
- 難易度選択が可能
- 前作1の難易度が高いという批判があったため、本作では難易度選択が可能になった。イージーであれば、敵の耐久力が低い、最初からハンドガンの弾をたくさん持っているなどのメリットがある。デュアルショック版では、さらに多彩な難易度でプレイ可能になっている(後述)。
- 武器の改造が可能
- レオン編のみ、所持武器に対応したカスタムパーツを装着することで武器を強化できる。
- 声優がネイティブの役者に
- 前作では日本人が登場人物の声を英語で吹き替えていたが、本作品より登場人物の声がネイティブの役者に変更された。
- キャラ性能の平均化
- 全キャラ通じて体力が一定となった(歩行速度は若干違う。たとえば子供キャラの場合足が遅い等)。
デュアルショックVer、ゲームキューブ版の変更点[編集]
- おまけゲームの追加
- 本編とは関係のない「エクストリームバトル」という、おまけゲームが追加されている。登場キャラは本編主人公二人、エイダ、前作よりクリス。ある条件を満たせばプレイできる様になる。
- ゲームの目的は研究所から警察署へ向かい、警察署に配置された4つの対ウイルス爆弾を回収すること。3段階の難易度(レベル)でプレイでき、高いほどG4等の強敵が多数配置されるようになり、クリーチャーの攻撃力も増大する。各種アイテムやクリーチャーの配置はランダム(一部例外あり)。
- デュアルショックへの対応
- タイトル通りの対応。
- アレンジ難易度の追加
- 北米版「Resident Evil2」の難易度(自動照準なし、敵配置変更、攻撃力・耐久力上昇)でプレイできる『U.S.A』モードと、最初から隠し武器が出現し、初期装備が無限サブマシンガンに変更され、さらにアイテムボックスに救急スプレーが3つ用意された『ROOKIE』モードが追加されている。なお、セーブデータは通常のセーブデータとは互換性がない、アレンジ難易度専用のデータとなる。
- 裏コマンドの追加
- あるコマンドを入力すると、すべての武器の弾数が無限になる(元々弾数がないナイフでも無限と表示されるほか、火炎放射器やスパークショットの使用回数も無制限になる)。ゲームモードはどれでも使える。
ニンテンドウ64版の変更点[編集]
- EXファイルの追加
- 当時開発中と思われるバイオハザード0のレベッカの報告書やとある小説家の遺書などが追加。
- ランダムモード
- アイテムの位置が変更されている。
- 操作方法を変更可能
- 従来のラジコン操作をアナログ操作(スーパーマリオ64やメタルギアソリッドなどに近い操作性)に変更できるようになった。
- 血の色の変更可能
- 青、緑、赤より選択可能。
- ボウガンの仕様に変更
- 装弾数が無限でなくなった。
- 裏コマンドの追加
- おまけ要素である隠し武器や隠しシナリオを出現させることができるコマンドが存在する。
ドリームキャスト版(Value Plus)の変更点[編集]
- アレンジ難易度にNIGHTMARE MODEの追加
- ゾンビの数や耐久力が上がるなどの違いがある。
登場人物[編集]
- レオン・S・ケネディ( Leon Scott Kennedy )
- 21才の新人警官であり本作の男主人公。身長178㎝、体重70.2kg、血液型はA型。正義感が強く、行動力に優れるが時間にとてもルーズ(これが彼を事件に巻き込み彼を生き残らせた)。女性との相性が良くないのか色々な女性に振り回されがち。銃の扱いに長けるが、ショットガンに関してはあまり扱いがうまくない。ガンサバイバーの主人公、アーク・トンプソンの友人。専用アイテムはライター。コードベロニカでクリスと連絡を取っていることから、それまでの間に何らかの形で接触したものと思われる。コスチュームチェンジするとハンドガンの撃つ速度が速くなる。
- クレア・レッドフィールド( Claire Redfield )
- 19歳のバイク好きな大学生であり、本作の女主人公。身長169㎝、体重52.4kg、血液型はO型。前作の主人公クリスの妹で、連絡の途切れた兄を訪ねラクーンシティを訪れる。趣味はバイクいじり。手先が器用で、ピッキングをマスターしているほか、多様多種な銃火器を使いこなせる。専用アイテムはキーピック。
- エイダ・ウォン( Ada Wong )
2014年4月25日のYahoo!で映画の6に出る事発表された
- 年齢推定24歳で血液型はAB型の東洋系の美女。レオンに出会い行動を共にする。アンブレラの社員である恋人のジョンを探していると語るが(そのジョンがどうなったかは『1』のファイルで判明している)、街が非常事態に陥っているにも関わらず焦る様子が無く、その冷静な態度と射撃の熟練度などから只者では無い雰囲気を漂わせる。専用アイテムは恋人の写真。足が他キャラに比べて速い。デュアルショックVerのおまけゲームではプレイヤーキャラの一人として条件を満たすと使用可能。初期状態でサブマシンガンを持っているが、クリス以上に難易度が高い。『バイオハザード4』の本編に、第3の組織のスパイとして登場。ちなみにエイダが死亡した時の悲鳴はクレアよりも大きい
プロジェクトクロスゾーン2にも登場した。2015年10月8日のファミ通で明らかになった
- シェリー・バーキン( Sherry Birkin )
- ウィリアムとアネットの娘で、12歳の薄幸の少女。血液型はO型。大きなペンダントを身に着けている。母親の指示でいち早く警察署に逃げ込んでおり、人見知りが激しいがクレアに心を開き行動を共にする事になる。ゾンビが徘徊する中を1人で行動できる気丈な精神を持つが、置いてけぼりになるとしゃがみ込んでしまったり、クレアが横に並ぶと手を繋いできたりと一度懐いた相手には甘える一面も見せる。専用アイテムは家族の写真。足が他キャラに比べて遅いが体力は大人並み。ただし武器を装備できないため、敵を撃退することができない。ちなみに、物語中盤でクレアからもらったジャケットは本編終了後以降預けたままである。動画サイトではシェリーが銃を持っている物もある
- ウィリアム・バーキン( William Birkin )
- アンブレラの研究員。シェリーの父。年齢は36歳。前作に登場したウェスカーとは同じ幹部養成所出身の同期であり、親友であると共にライバルでもあった。また、『コード:ベロニカ』に登場する、アレクシア・アシュフォードを一方的にライバル視していた。リサ・トレヴァーから着想を得てG-ウイルスの開発に成功するが、これをめぐって本社と激しく対立し、送り込まれたG-ウイルス回収部隊(u.s.s.)によって瀕死の重傷を負わされる。その後自らにG-ウイルスを投与して怪物化、ハンクを除く回収部隊を皆殺しにした。
- アネット・バーキン( Annette Birkin )
- ウィリアムの妻。夫が怪物化したことでパニックになっているのか、元々被害妄想の気があったのかは不明だが、夫が開発したG-ウイルスを守るためにレオンやクレアをスパイと誤解して敵対する。ウィリアムよりはシェリーのことを大事に思っているようだが、憎しみや妄想が愛情を上回ることが多々あり。最後はシェリーに遺言を残して事切れる(クレア裏シナリオ)。
- マービン・ブラナー( Marvin Branagh )
- R.P.D.署内で一方の主人公が最初に出会う生存者。署内がパニックになっている時も律儀に報告書を書き上げ、自分が重傷を負ってるにも関わらず他の生存者の事を心配するなど正に警官の鏡だったが、最後はゾンビ化してしまう。ちなみに彼は『バイオハザード アウトブレイクFILE2』にも登場。同作でマービンがどんな行動をしていたか知ることが出来る。なお、表シナリオで彼のゾンビと戦わずに逃げると、裏シナリオでも同じ場所で登場する。
- ブライアン・アイアンズ( Brian Irons )
- R.P.D.署長。部下の信望が厚い男と見られていたが、実際には猟奇的側面を持ち、抑圧された状況に置かれると暴走しやすい危険な本性を有している。また過去五年間に渡りアンブレラから多額の賄賂を受け取って関連する事件の揉み消しを行っており、洋館から生還したクリスらのその後の活動も妨害していた。事件発生後は意図的に弾薬を拡散させるなどして署内をかく乱させ、自らの手で署員や市長の娘を殺害した。クレア編表ではGの胚を植えつけられ、拒否反応により死亡する。クレア裏編では、G・第1形態に真っ二つにされて殺される。大学時代には、二度に渡り女子学生に乱暴を働いた疑いがあり、精神鑑定を受けているが、成績優秀のため不問に付されている。剥製作りが趣味。(ちなみに、初代バイオハザードのセガサターン版の初回特典に付いていた小説版中に、ブライアン・アイアンというラクーン察署長が登場する)
- ベン・ベルトリッチ( Ben Bertolucci )
- 腕利きのフリーのジャーナリスト。街で発生する怪異を敏感に察知して取材を行っており、調査はアンブレラやアイアンズ署長を巡るラクーンシティの暗部にまで達していた。警察署の留置所で拘置されていたが、事件発生後は安全のため自ら牢に篭っている。レオン編表ではGによって産み付けられた胚と拒否反応を起こし、体を食い破られて死亡してしまう。レオン裏編では、G・第1形態の爪により致命傷を負わされ、レオンに署長の不正を暴く書類を託し事切れる(レオン表でも死の直前に書類はレオンの手に渡る)。『アウトブレイクFILE2』にも登場する。
- ロバート・ケンド( Robert Kendo )
- 銃砲店の店主、日系人。S.T.A.R.S.制式拳銃「サムライエッジ」の生みの親。街の非常事態に際し自分の店に立て籠もり、生き残りの市民に武器・弾薬を配っていた。登場後すぐにゾンビの餌食となって殺される。ちなみにバリーとは釣り仲間である。ガンスミスの兄ジョウがいる。彼の死体からはショットガン(レオン)かボウガン(クレア)が手に入る。
- ブラッド・ヴィッカース( Brad Vickers )
- ある条件を満たすとゾンビと化して登場。倒すとコスチュームチェンジができるようになるアイテムと生前に書き残したメモが手に入る。彼がゾンビになる経緯は『バイオハザード3』で明らかになる。一応S.T.A.R.S.の隊員らしく通常のゾンビよりも体力が高い。
- ハンク( Hunk )
- The 4th Survivor主人公。アンブレラ特殊工作部隊(U.S.S.)の隊員。非常に優秀でどんなに過酷な任務でもこなす。仲間が皆死んでも彼だけが生き残ることから「死神」という異名を持つ。The 4th Survivorは敵を倒しながらゴールである警察署の屋上を目指すタイムアタック風のモードで、実質的にはプレイヤーがアンブレラに協力している形という、シリーズ中でも異色のシナリオとなっている。『バイオハザード3』のエピローグ集では素顔を晒している。また、『CODE:veronica』では彼が書いた報告書がファイルとして登場する。専用アイテムはG-ウィルス。また、『バイオハザード4』にも、ミニゲーム『マーセナリーズ』で使用キャラとして登場。
- 豆腐( to-fu )
- The 豆腐 Survivor主人公。その名の通り豆腐の姿をしている関西弁を喋る謎の生物。イラストではS.T.A.R.S.のベレー帽をかぶっているが、本作のみの登場であり、物語との関連性は特にない。デバッグで使用していたキャラクターをそのままおまけにしてしまったという物で、声は開発チームにいた独特な喋り方をするスタッフが担当している。シナリオの内容や専用アイテムはハンクと同じだが、武器はナイフのみ。ダメージを受ける程に身体が赤く染まっていき、毒を受けると紫色になる。体力はほかのキャラの倍となっている。クリア後のリザルト画面で、ハンクに一部を切り取られ、湯豆腐にされて食べられる。
- クリス・レッドフィールド( Chris Redfield )
- クレアの兄で、前作の主人公の一人。洋館事件の後、アンブレラの本拠地であるヨーロッパへと飛んだ。オリジナル版では会話やファイルに名前が出るだけだが、デュアルショックVer.ではおまけゲームで登場する。ロケットランチャーを最初から持っているが難易度は高い。専用アイテムはライター。射撃の腕前がS.T.A.R.S.でもトップクラスの腕前を誇るという設定はハンドガン使用時の極めて早い連射で生かされている。
登場クリーチャー[編集]
今作品に登場するクリーチャーは、実験により生み出された生物兵器B.O.W.( Bio Organic Weapon )ではなく、街中に広がったT-ウイルスに感染してしまった物が殆どである。
- ゾンビ( Zombie )
- 前作では洋館などの施設内の人間に限られていたゾンビだったが、今作では街の住人がゾンビとなって襲い掛かってくるため、ラフな格好をしている者や警察官の格好をしている者、白衣を纏っている者、女性のゾンビという具合にバリエーションが飛躍的に増えている。加えて前作にも居た筋組織がむき出しのゾンビ改のほか、特定人物がT-ウイルスに冒された強力なゾンビも存在する。また、その個体数も前作とは段違いであることを示す為に、警察署内に窓を破って大量に押し寄せてくる演出に加え、窓の隙間から腕だけを出して主人公を掴んでくるなど前作よりも多様な行動を行うようになった。(後者の様にそれによってダメージを受けることはない演出も存在する)
- 彼らの多くはT-ウイルスの影響で新陳代謝が異常に発達し、それに伴い人間の3大欲求である「食欲」が影響を受け、体内における胃酸の大量生成・異常食欲行動を発症し、空腹を満たすために「食糧」を求め徘徊するだけの単純行動である。稀に自身の思い入れのある行動を再現している者も存在する。
- 被タメージ行動として、頭部を破壊すれば即死し、ショットガンやマグナム、グレネード弾などでの攻撃で特定の身体の部位が失われる「部位破壊」を起こす。(本作のゾンビはシリーズ中で部位破壊のバリエーションが最も多く、脚や腕が無くなればその分行動が制限されるが、中には腹部が吹き飛ばされても上半身のみで這い寄ってくるゾンビも存在する)
- ※プレイヤー操作キャラに対し、這いずりゾンビ、もしくは上半身のみになったゾンビに掴まれても振りほどく際、頭部を破壊して即死させることが可能。(レオンは頭部を踏み潰し、クレアとエイダは蹴飛ばす。余談であるが、シェリーは身体が小さいため胃酸攻撃は受けてしまうがゾンビに掴まれることが無い)
- ゾンビ犬( Zombie Dog )
- 警察犬としてR.P.D.で飼育されていたドーベルマンがT-ウイルスに感染した存在で、主に警察署の地下で遭遇する。前作の人為的なウイルス投与で作り出されたケルベロスとは違い、こちらは偶然の産物である。R.P.D.の犬舎はT-ウイルスの感染源である地下下水道に近い位置にあったため、署内にウイルスが蔓延するよりも早く犬たちは感染していた。不幸にもその犬たちが飼育担当者に傷を負わせる事等によりR.P.D.署内感染経路の一つとなっていった。銃声や主人公の姿を感知すると走り寄って飛び掛ってくる。
- ジャイアントスパイダー( Giant Spider )
- T-ウイルスに感染し異常な巨大化を遂げたクモ。下水道に生息する。天井や壁を這い回り、毒液を飛ばして攻撃してくる。前作のウェブスピナーと酷似しているが、こちらは偶然の産物でありB.O.W.ではない。本作では倒しても子グモをばらまかないが、The 4th survivorに登場するタイプのみ小クモが飛び出す(下水道に出現する個体はオスの可能性もある)。火炎弾が弱点である。
- カラス( Crow )
- T-ウイルスに感染したカラス。前作に登場した物と同様である。アークレイ山中で感染したカラスがそのままラクーンシティまで飛んできている可能性もある。
- リッカー( Licker )
- ゾンビとなった人間の身体が、更にT-ウイルスに侵食されて突然変異を起こした物。初登場のクリーチャーである。脳と筋肉組織が剥き出しになっており、身体能力は人間に比べ大きく向上している。加えて脳の肥大に伴う視覚器官が失われたことで聴覚が異常に発達し物音で正確に獲物を察知し襲い掛かる。手足には大きな爪が生えており、それにより壁や天井に張り付き歩く事が可能。獲物を察知すると床に降り立ち、大きな爪か長く発達した舌を突き出すことにより対象を屠る。
- 「Licker」とは「舐める者」という意味で、その長い舌を見たR.P.D.職員が名付けた物。(ネーミング自体は一般公募で決まった)研究所では、身体が赤黒く変色し、爪が更に大きくなり耐久力が増した「リッカー改」が出現する。間合いが離れていても、主人公の位置を知られるとその舌で瞬時に攻撃されたり飛び掛りざまに爪で切りつけられるため、油断はできない。また、距離が離れている際に放つ「飛びツメ攻撃」は最大威力の場合、G第4形態の噛み砕きに匹敵する威力を持つ(但し、ダメージ値はランダム)。銃声を立てたり、走ったりすると足音を察知されやすいが、歩行を行えば割と近くを移動しても気付かれない。またその場で完全に静止すれば、リッカーが主人公に触れない限りは主人公に気がつかないため、やり過ごすことができる。そのためボウガンのような音の立たない武器であれば気付かれずに倒すことが可能。ゾンビに比べ耐久力は高くなっているが、硫酸弾が弱点。
- ラージ・ローチ( Large Roach )
- T-ウイルスに感染し巨大化したゴキブリ。体長30~40センチにまで成長しており、ネズミを主食とするまでになっている(T-ウイルスのキャリアとなったネズミもクリーチャーに変異を遂げていたが、下水道内での生態系が変化した結果、ラージ・ローチとの生存競争に負けてしまった)。下水道の通気・排気口に大量に出現する。上を通過することで踏み潰すことができる。人間を見つけると飛び掛ってくるが、ダメージは無い。しかし、3匹以上のラージ・ローチに取り付かれている状態が続くと頚動脈を食い千切られ、即死してしまうので油断は禁物。
- イビー( Ivy )
- 地下研究所で生み出された植物型のB.O.W.で、前作のプラント42のデータを元にしている。前作の植物型クリーチャーは根があるその場から動くことはなかったが、イビーは自立歩行が可能。体液を移動させることにより各部位を動かす。人間と同じような形を成しており、顔と手にあたる部分に大きなつぼみがある。身体はツタに覆われており、体表から水蒸気を吸収して水分を取るため、空気中の汚染物質には影響を受けやすく、またその変化に適応する能力も高い。(対B.O.W.ガスを散布される事で、初めは弱体化するものの短時間でガスに適応、逆にその毒性を取り込んで「毒イビー」に進化してしまう)
- ツタを絡めたり、広範囲に粘液(毒液)を噴射して攻撃してくる。実弾系武器に強くカスタムマグナムの攻撃も一撃までなら耐えてしまう等頑丈な面を有するが、植物なので火炎弾や火炎放射器に弱い。普通に銃撃やナイフで倒した場合、死体の近くを通るとツタの攻撃を受けるが、火炎放射器もしくは火炎弾で燃やしてしまえばツタの攻撃は受けない。(硫酸弾やロケットランチャーで倒した場合も同様)
- モス・ジャイアント( Moth Giant )
- 研究所で実験用に飼われていた蛾が巨大化した物。特定の個体が異常成長したわけではなく、繁殖を繰り返すうちに巨大化していった。研究所の一室を巣と化している。巨大化したことにより満足に飛べなくなり、のしかかるように襲い掛かってくる。個体数は少なく、ゲーム中で遭遇するのは各編一体のみ。毒性のある鱗粉を撒き散らして攻撃してくる。火炎弾が弱点。
- モスの幼虫( Baby Moth )
- モスジャイアントの幼虫で巣の卵から孵化し天井から降ってくる。暖かいところに近づく性質があり、人間やコンピュータに反応を示す。粘液を飛ばしてくるが毒性は無い。どんな武器でも一撃で死亡する。
- アリゲーター( Alligator )
- 元は下水道に住み着くペット用に飼われていたワニだったが、T-ウイルスに感染し体長10メートルにも及ぶ巨大なクリーチャーと化した。目の前の物を銜えてしまう習性を持つ。ゴミ集積場で襲い掛かってきて、多少の弾丸を物ともせずに突っ込んでくる。通路端まで追い込まれて攻撃されてしまうと即死である。硫酸弾が有効だが、一度普通に撃退してもザッピング後のもう一人の主人公編でもう一度襲い掛かってくる。通路にある高圧ボンベを転がし、銜えさせた上で銃撃を加えると爆発。頭部を吹き飛ばし一撃で殺すことができる。(表プレイでこの方法を使えば、ザッピング後の裏プレイでは出現しなくなる代わりに頭部を吹き飛ばされた死体がその場所に転がっている)
- タイラント( Tyrant )
- 前作の研究所で行われていた実験のデータを利用し、更に発展させて造りだされたB.O.W.。回復能力及び知能の向上により、命令に従って行動させることも可能なため生物兵器としての完成度は高くなっている。人間の倍近い巨体を持つが、それ以外は人間と大差ない容姿を持つ。動きは緩慢だが、壁をぶち抜いて登場するなど怪力ぶりを発揮。アンブレラによって量産され、G-ウイルスの回収を目的としてラクーン警察署にヘリで投下された。「裏」シナリオのみに登場し、主人公を執拗に追いかけてくる。纏っている緑色のコートは防弾作用、人間への偽装の役割を果たしている。銃火器などは使えないらしくパンチやタックルで攻撃してくるが、倒した後に調べると何故か弾薬が手に入る。基本的には倒さなくても問題はないが、狭い通路で遭遇する場合が多いため状況によっては倒した方が安全な場合もある。なお、量産されたタイラントのうち署に投下されたのは一体のみ。他は全て米軍に対する勢力として別の箇所に投下されており、その姿はバイオハザード3で見ることができる。倒されてもすぐに復活して迫ってくるが、肉体が回復能力の限界を超えるダメージを受けるとリミッターが外れ、「スーパータイラント」へと変貌を遂げる。
- スーパータイラント( Super Tyrant )
- タイラントのリミッターが外れて進化した姿。本作では溶鉄プールに落とされたタイラントが飛び出してきた際に変貌している。身体は肥大化し、黒色に変化。手に大きなツメが生えており、溶鉄プールに落ちた影響で全身が燃え盛っている。攻撃力は進化前より落ちているが、スピードが大幅に向上しているため手数では上回っている。前作と同じく、何者かが投げ入れてくれるロケットランチャーでなければトドメがさせない。本作で登場する個体は右胸が脈動しているため、心臓が右にあると考えられる。
- G
- Gとはウィリアム・バーキン博士が自らにG-ウイルスを使用する事により誕生したクリーチャー。G-ウイルスを摂取した「G生物」は、急速に肉体をG細胞に蝕まれて体の形状を刻一刻と変化させる。際限の無い進化を続け、どんどん肥大化していく。他の生物に胚を植えつけることで繁殖を行うが、宿主と胚の間に遺伝子の近似性が少ない場合、拒絶反応を起こし宿主を内部から破壊してしまう。作中ではウィリアムが変化した「G」のほか、拒絶反応を起こした胚が急成長した「G成体」が登場する。「G」は5種類に分かれた形態で主人公と対峙する。
- しかし本来、Gとはウィルスを徐々になじませていくことにより、意思や自我を保ったまま超人的な力を手に入れるという用途だったが、ウィリアムは急激なGウィルスの変化に耐え切れず怪物と化してしまい、他の生物同様に本能のみに従って行動するようになる。
- G成体
- 宿主との間に拒絶反応を起こした胚が成長した姿。不完全なことを思わせる不気味な容姿を持つ。背中にはG生物の特徴である巨大な目玉が形成されている。口からG幼体を吐き出し、本体も主人公に襲い掛かってくる。巨大な左腕を振り回して攻撃するが、左腕を集中して狙われると腕がもげてしまうという弱点がある。体組織が剥き出しになっており、硫酸弾に弱い。不完全なだけあってウィリアムのような強靭な生命力は無く、主人公に敗れてすぐに死亡した。また、幼体に繁殖能力は備わっていない。
- G・第1形態
- G1(ワン)とも呼ばれる。大きく右肩がせり出し、そこに巨大な目玉が出現している。体表がやや赤くなり右腕が肥大化している他はまだウィリアムの面影を残しており、衣服も身体に残ったままである。動きは鈍い。まだ知性が残っているのか、鉄パイプを武器に攻撃してくる。唸り声を上げて振りかぶった後の一撃は即死の危険がある。硫酸弾が弱点。
- G・第2形態
- G2(ツー)とも呼ばれる。左腕を除いた上半身全体を中心に更に身体が肥大化。ウィリアムの頭部であった物は左胸に押しのけられる様に移動し、新たな頭部が形成され始めている(新しい頭部の形成に伴い、ウィリアムの頭部は機能を喪失した模様)。右腕には大きなツメが生え出し、Gを象徴する巨大な眼球も右肩全体を覆う様に成長した。脇腹の部分には小さな腕が形成されつつある。弱点は火炎弾。
- G・第3形態
- G3(スリー)とも呼ばれる。頭部が完全な物となり、ウィリアムの頭部であった物は辛うじて残ってはいるものの、脇腹の表皮に埋没しつつあり識別は困難。脚部にもG細胞が浸透し、左大腿部にも目玉が発生。第2形態にて形成され始めた新たな腕が完成し、元の腕は背中から大きく横にせり出し翼を思わせる容貌になっている。胸部が隆起しており、そこには巨大な心臓があると考えられる。身体が大きくなった為歩行速度は第2形態よりやや遅い。本作中のクリーチャーでは最大のHPを持つ。火炎弾が弱点。HPが残り少ないと、即死攻撃を繰り出してくる。
- G・第4形態
- G4(フォー)とも呼ばれる。第3形態に近い姿で出現するが、胸部にイソギンチャクのような口が形成されつつあり、既にウィリアムの面影は全く残っていない。ある程度のダメージを与えると更に変化する。両肩に眼球が出現し、二足歩行から獣型になり、六本足で跳躍することで高い運動性能を有するようになった。頭部の下には胸まで大きくひらいたあごがあり、巨大な牙が連なっている。獲物の周囲を跳び回って襲い掛かってくる。攻撃力が異常に高く、特に牙でプレイヤーを噛み砕く攻撃は本作中最高威力の攻撃でHPが半分ほど残っていても死亡する可能性がある。グレネード弾が効果的。表プレイのラスボス。
- G・第5形態
- G5(ファイブ)、G最終形態とも呼ばれる。度重なる戦闘のダメージからの超回復に加え、ゾンビや死体等の食物の大量摂取により今までになく肥大化(設定画では、体表をゾンビや死体などの肉塊が覆っているのがわかる)。列車を覆うほどの巨躯となった。もはや第4形態の原型すらも留めぬ軟体動物のような身体構造になり、手足が変化した触手を壁につけて伸縮することで移動を行う。さらに胴体の先にはG4のように巨大な口がある。裏プレイ、そして本作のラスボスではあるが、壁際まで離れてしまえば特に脅威ではなくなる。目立った弱点はないが、時間切れにさえならなければ負ける可能性は低い。最後は電車の爆破によって死亡した。
登場する武器[編集]
レオン編とクレア編では、登場する武器が大きく異なる。
両編共通武器[編集]
- コンバットナイフ
- ランドール M12、レオン、クレア両者の初期装備である。威力は最低ランクで、接近しないと攻撃が当たらないため敵の反撃を受けやすく、使いこなすには熟練が必要。ゾンビに対しては特に攻撃力が低く設定されているので一体を相手にするのにも時間がかかる。通常あまり使う必要が無い武器である。使用回数が無限なので、主に弾薬の節約のために使用する。下に向けて攻撃すると踏み込みが深くなるので攻撃範囲が若干広くなり、また攻撃速度も水平に攻撃するより上がる。本作ではロケットランチャーでしか倒せないスーパータイラントとの戦闘が必至なため、厳密なナイフクリアは不可能になっている。尚、本作では弾数を無限にする裏ワザがあるが、それをすると何故かナイフにも「∞」の表示が出る。
- ハンドガン
- 登場するハンドガンは3種類。共通して9mmパラベラム弾を使用する。装弾数や連射速度が異なるが、1発の威力は全て同じである。弾薬が最も多く手に入る武器だが、威力は低めなのでリッカーやボスクラスの敵と戦うには頼りない。攻撃の隙が少ないので、小型の雑魚敵との立ち回りには有効である。
- H&K VP70
- レオンの初期装備。装弾数が最も多い18。連射速度は並だが、レオンがコスチュームチェンジをする事により片手撃ちになり、連射速度及びリロード速度が高まる。ハンドガンパーツと組み合わせることで「カスタムハンドガン(H&K VP70バースト)」になる。ストックホルスターを付けた事で三連射が可能になるが、一発辺りの威力は変わらない。
- ブローニングHP
- エイダとクレアの初期装備。装弾数13。ベルギーFN社製の大型拳銃。平均的な性能である。エイダはこれを水平に構えて射撃を行う。
- コルト S.A.A.
- アーティラリーモデルのリボルバー銃で、条件を満たすとクレアで使用可能になる。ファニングにより連射性能に優れるが、装弾数が6発しかない。
- ベレッタM92FS
- 「エクストリームバトル」でのクリスの初期装備。バイオハザードディレクターズカットに登場したモデルと同様のもので(武器の解説文まで同様である)、一定確率でクリティカルヒットが出る。
- サブマシンガン
- MAC11。大型の放熱カバーを装着し、.380ACP弾を使用する。一発当たりの攻撃力はハンドガンよりも弱く、特にゾンビやG生物に対しては効果がやや低いが、連射性能に優れるので制止力が高く、リッカーや大クモなども無抵抗のまま倒すことができる。隙も小さく、素早い立ち回りができるため万能の武器だが、弾薬の消費は速い。一定の条件を満たすと弾数が無限のサブマシンガンを使用することができる(ルーキーモードでは初期装備となっている)。アイテム所有欄を2つ消費する。
- ガトリングガン
- 複数の銃身を回転させて連続で弾丸をばら撒く武器で、コンパクトな携行サイズになっている。サブマシンガンよりも高威力かつ同等の連射力を有するが、トリガーを引いてから発射までにタイムラグがあるため近接距離にいる敵には間に合わず攻撃を受けてしまうこともある。腰に構えるため姿勢の低い敵にも命中する。ある条件を満たすと入手できる隠し武器である。アイテム所有欄を2つ消費する。
- ロケットランチャー
- ロケット弾を発射するバズーカ。製作者の誤解により携行用地対空ミサイルスティンガーミサイルに似た外観となっている。スーパータイラントとの戦いにおいて謎の人物が投げ入れてくれる物で、これでないとスーパータイラントに止めが刺せない。雑魚敵は一撃で粉砕し、Gも2、3発で倒すことができる。前作と同様上下に向けることはできないが、本作では姿勢の低い敵でも見掛け上は明らかに当たっていないが倒すことができる(地上にいるリッカーに向けて発砲すると、その当たり判定のある範囲がよくわかる)。一定条件を満たすと弾数が無限のロケットランチャーが使用できるようになる。なお、シナリオに登場するロケットランチャーの装弾数は2発。内1発はイベントで使ってしまうため、実質的には1発しかない。アイテム所有欄を2つ消費する。
レオン編の武器[編集]
- ショットガン
- レミントン社開発のショットガンレミントンM1100-P。Pは「Police」のP。銃身を短く切り詰めた警察仕様で、12ゲージショットシェルを使用する。装弾数は5発。本来のレミントンM1100はセミオート式だが、ゲーム中ではポンプアクションのみ。射撃範囲が広く、横に広がった複数の敵に攻撃を加えられる他、距離が離れていれば姿勢が低い敵にも命中する。ただし、威力は接近している時が最も高く、離れれば離れるほど低下する。攻撃後の隙が大きいため、至近距離で敵を仕留め切れないと反撃を受けやすい。ショットガンパーツと組み合わせると「カスタムショットガン(レミントンM1100)」になり、装弾数が7発に増加、威力が2倍近くまで増加するが、射撃時の隙が更に大きくなる(デュアルショックVer.のクリスの場合、銃に慣れているので反動が小さい)。
- マグナム
- IMI社が生産している大口径自動拳銃デザートイーグル。強力な.50AEマグナム弾を使用しており、高威力で雑魚敵は、ほぼ一撃で倒すことができる。反動もショットガンに比べ小さく、隙が生じにくい。弾が敵を貫通するので、一直線に並んでいる敵はまとめて倒す事ができる。手に入る予備の弾薬が少ないので、節約しなければすぐに無くなってしまう。マグナムパーツと組み合わせると「カスタムマグナム(デザートイーグル50A.E10インチ)」になる。木製グリップと10インチのロングバレルが装着され、距離が離れる事による威力の減退が無くなるが、反動が極端に大きくなり、発射後の隙が大きくなる。
- この「カスタムマグナム」は、東京マルイからガスガンが商品化されている。
- 火炎放射器
- アンブレラ社開発。化学燃料を発火させて高温の炎を噴出す。弾薬の代わりに小型の燃料カートリッジを消費。予備のカートリッジなどは存在しないため補給はできない。トリガーを引き続けることで連続噴射ができるが、燃料の減りが速いので注意が必要。攻撃範囲が限られており威力もさほど高くないが、植物型クリーチャーであるイビーには絶大な効果を発揮する。アイテム所有欄を2つ消費する。
クレア編の武器[編集]
- ボウガン
- バーネット社のピストルクロスボウ。ハンティング用や競技用に使用される。3本の矢を同時に3方向に発射するのが特徴で、一体の敵に複数本ヒットさせることで多大なダメージを与えられ、特にゾンビに有効。また、発射音が比較的静かなためリッカーにも有効。そこそこの誘導性がある。
- グレネードランチャー
- M79 グレネードランチャー、アメリカ製。三種類の擲弾があり、クリーチャーの弱点によってそれぞれを使いわけることができる。クレア編の主力となる強力な武器だが、弾道が放物線を描いて落ちるため他の射撃武器に比べ射程が短い。反動も大きく、隙ができやすい。なお、本作のM79はストックを短く切り詰めてピストルグリップタイプにカスタマイズされている。
- グレネード弾
- 前作と異なり、発射された弾が5つに拡散し、それぞれ爆発するという性質になった。そのため他の弾薬よりも射程が更に短いが、攻撃面積が広いため複数の敵に当たりやすく、弾が同時に多数当たりやすい大型の敵にも有効。
- 硫酸弾
- 着弾時に濃硫酸を撒き散らす。リッカーやタイラントに有効である。
- 火炎弾
- 着弾とともに敵を燃やす焼夷弾。アリゲーターや植物型のクリーチャーであるイビーに有効。
- スパークショット
- 実験動物撃退用高電圧銃で、スパークショット弾を使用する。蓄電されたエネルギーを消費し(初期状態は100%で敵に命中すると5%減り、当たらなかった場合は1%減る。残弾数が4%以下になると発射不可)、補充する機会はない。小さな電極を撃ち込んで相手に高圧電流を流し込むため、離れた相手にも当たるがその射程は短く3mほど。与えるダメージは比較的大きい。アイテム所有欄を2つ消費する。
バグ[編集]
- 透明なG
- 地下のロープウェイで、Gの腕が壁を突き破ってエイダを襲うデモが発生する。デモ終了後、その穴へロケットランチャーを打ち込むと、見えない敵が攻撃してくる。爆風のシルエットから、G2、G3と思われる。かなり耐久力が高い。
バイオハザード1.5[編集]
「バイオハザード2」開発段階の完成間近でボツになった幻のゲーム。ゾンビに支配されたビルの最上階から脱出するというシナリオであったが、遊んでも面白くないという理由から開発を中止。ファミ通でのインタビューによると、“1.5”の開発データは既に破棄済みとの事。一部映像などが秘蔵映像として再販されたバイオハザードなどに入っている。
プロデューサーの三上真司は辞表を用意して開発中止を訴えたという。後の『バイオハザード アウトブレイク』にシャッターによるゾンビ遮断システムなどの“1.5”独自のシステムの一部継承も見られるが、ゲームそのものはキャラクターや舞台など、ほぼ全てが作り直しになった。
登場人物[編集]
- レオン・S・ケネディ( Leon Scott Kennedy )
- 少し顔が製品版と違う設定だった。1.5の段階で顔は2バージョンあり、1つ目は短髪で精悍な顔つきをした物で、2つ目が本採用されたレオンに近い雰囲気をしている。新人警官という設定は変わってない。
- エルザ・ウォーカー( Elza Walker )
- 女子大生のレーサーと言う設定。ラクーンシティとは全く関係ない設定だった。上記のとおり開発データ破棄により幻のキャラクターとなったが、ドラマCD「小さな逃亡者シェリー」に登場する事に。
- マービン・ブラナー( Marvin Branagh )
- レオンの先輩と言う設定は同じだったが、最後まで生き残る予定だった。
- ロバート・ケンド( Robert Kendo )
- エルザ編のパートナーとして最後まで生き残る予定だった。
- エイダ・ウォン( Ada Wong )
- 謎の女性。エルザ編にも少し出てくる予定だった。(2でも、シナリオにより一度だけクレアの前に姿を現す)
- シェリー・バーキン( Sherry Birkin )
- 製品版と大して変わっていない。
- リチャード・キール ( Richard Keel )
- ラクーンシティの市長。
ドラマCD[編集]
全2巻。
- バイオハザード 2 ドラマアルバム ~小さな逃亡者 シェリー~
声の出演は飯塚雅弓、三石琴乃、納谷六朗、菅原淳一、伊藤健太郎。
- バイオハザード 2 ドラマアルバム ~生きていた女スパイ・エイダ~
声の出演は水谷優子、上田祐司、根谷美智子、山崎たくみ、納谷六朗。 エイダが生存していた設定となっている(後の『バイオハザード3』で生存が示唆され、『4』で生存が確実となるが、当時ははっきりしていなかった)。
その後の作品[編集]
『バイオハザード3』ではレオン、クレア、エイダ、シェリー、ハンクの5人のその後が示されている。 レオン、エイダ、ハンクの3人は『バイオハザード4』で、クレアは『バイオハザードコードベロニカ』でプレイヤーキャラクターとして使用でき、それぞれのその後も各作品中で確かめることが出来る。 「ラクーンシティ」という舞台はその後の作品にも何度か利用されており、さらには『アウトブレイク』では研究所がステージで、G生物がボスキャラとして、『アウトブレイクファイル2』では警察署がステージとして用意され、さらにマービンも登場している事等を考えると、色々な意味でシリーズの転換点となっており、記憶に残りやすい作品であったといえる。
外部リンク[編集]
バイオハザードシリーズ(カテゴリ) | |
本編 | BH 1 - BH 2 - BH 3 - CODE:Veronica - BH 0 - BH 4 - BH 5 |
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外伝 | GAIDEN - アウトブレイク - ガンサバイバー - アンブレラ・クロニクルズ - 携帯アプリ |
映画版 | バイオハザード - バイオハザードII - バイオハザードIII - バイオハザードIV - ディジェネレーション |
小説 | バイオハザード - バイオハザードII - バイオハザードIII - アンブレラの陰謀 - 悪夢の洞窟 - 死者の街 - 地下世界 - 追跡者ネメシス - CODE:Veronica - 北海の妖獣 - to the Liberty - ローズ・ブランク |
パチスロ | パチスロバイオハザード |
登場人物 | クリス・レッドフィールド - ジル・バレンタイン - アルバート・ウェスカー - オズウェル・E・スペンサー - リサ・トレヴァー |
用語 | T-ウィルス - ラクーンシティ - プラーガ - 黄道特急 |
制作者 | カプコン - 三上真司 |
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