禁厭(まじない、きんえん)とは、日本在来の呪術のことである。
神道では、大国主神と少彦名神を禁厭の祖神としている。
江戸時代の国学者である伴信友が著した『方術考説』には、 「マジナヒ、こは物実を構えて、それにまじこり肖しめむと、のろひてする術、但しノロヒは凶からしむ方にのみするを此は吉凶ともにするなり」とあり、その物実を「マジモノ」というとある。