トヨタ・キャバリエ
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トヨタ・キャバリエ(Cavalier)は、トヨタ自動車で1996年から2000年にかけて販売された、Dセグメントに属する2ドアクーペ及び4ドアサルーンである。
車名のキャバリエは、英語で「騎士」を意味するcavalierに由来する[1]。
概要[編集]
1996年1月から販売が開始された。キャバリエは、当時日本国とアメリカ合衆国の間で課題とされていた自動車の輸出過多による貿易摩擦の緩和を図るべく、すでに1995年に販売されていたシボレー・キャバリエをベースに、ハンドルやウインカーレバーの右側移設化といった仕様変更を施したバッジエンジニアリングモデルで、ゼネラルモーターズから輸入する形でOEM供給を受けていた(ただし、リアにはトヨタマークがなく「TOYOTA」のローマ字が付いていた)。
仕様変更を施すにあたってはトヨタ自動車の技術協力がなされており、Dセグメントの輸入車としては異例の低価格戦略や当時同車のCMキャラクターを務めていた所ジョージプロデュースによる特別仕様車の設定などで一時話題となった[2]。なお所は愛犬のインディと共演していた。
純正AM/FMカセットステレオはシボレー・キャバリエのものをそのまま採用したため、トヨタ車として見れば異例の時計表示機能付きステレオでもあり、オプションで蛍光管式デジタルクロックを選ぶことも出来ない。
年間販売目標台数の2万台に対し、1996年以降の累計販売台数は3万6228台にとどまるなど販売は思うように振るわず、2000年には当初予定していた5年間の販売計画を前倒しして、日本国への輸入そのものが打ち切られた[3]。
なお、同車の日本国への輸入打ち切り後も、アメリカ合衆国では2005年まで販売が続けられていた。
ラインナップ[編集]
グレード名称 | 生産年度 | 車両型式 | 排気量 | 新車価格 | 備考 |
---|---|---|---|---|---|
2.4Z (4AT) | 1996年1月-1996年11月 | E-TJG00 | 2.392L | 205.0万円 | |
2.4Z (4AT) | 1996年11月-1997年10月 | 205.0万円 | サイドドアビームやボディ補強材の追加。ボディカラーの意図変更。 | ||
2.4S (4AT) | 1997年10月-1998年12月 | 178.0万円 | トラクションコントロールを全車標準装備化。新グレード「2.4S」を追加。 | ||
2.4Z (4AT) | 205.0万円 | ||||
2.4レザーパッケージ (4AT) | 1998年2月-1998年12月 | 209.8万円 | 本革シートを装備した特別仕様車「レザーパッケージ」を追加。 | ||
2.4S (4AT) | 1998年12月-1999年11月 | 153.0万円 | 装備の見直しに伴う価格変更。 | ||
2.4Z | 176.0万円 | ||||
2.4S | 1999年11月-2000年9月 | 149.9万円 | マイナーチェンジを実施。装備の見直しに伴う価格変更。 | ||
2.4Z | 179.9万円 |
グレード名称 | 生産年度 | 車両型式 | 排気量 | 新車価格 | 備考 |
---|---|---|---|---|---|
2.4 (4AT) | 1996年1月-1996年11月 | E-TJG00 | 2.392L | 181.0万円 | |
2.4G (4AT) | 192.0万円 | ||||
2.4 (4AT) | 1996年11月-1997年10月 | 181.0万円 | サイドドアビームやボディ補強材の追加。ボディカラーの意図変更。 | ||
2.4G (4AT) | 192.0万円 | ||||
2.4 (4AT) | 1997年10月-1998年12月 | 181.0万円 | トラクションコントロールを全車標準装備化。ボディカラーの意図変更。 | ||
2.4G (4AT) | 192.0万円 | ||||
2.4レザーパッケージ (4AT) | 1998年2月-1998年12月 | 199.8万円 | 本革シートを装備した特別仕様車「レザーパッケージ」を追加。 | ||
2.4 (4AT) | 1998年12月-1999年11月 | 156.0万円 | 装備の見直しに伴う価格変更。 | ||
2.4G | 167.0万円 | ||||
2.4 | 1999年11月-2000年9月 | 159.9万円 | マイナーチェンジを実施。装備の見直しに伴う価格変更。 | ||
2.4G | 169.9万円 |