ランプブラック

ランプブラック（Lamp Black）は黒色顔料の1つであり、油を不完全燃焼させて製造される。化学的成分は天然の炭素で、油煙（ゆえん）ともよばれる。カーボンブラックの一種であるが、古くから絵具用の顔料として用いられてきたため、他のカーボンブラック（サーマルブラック、アセチレンブラック、チャンネルブラック、ファーネスブラック）とは別のカラーコードが与えられている。ランプブラック以外のカーボンブラックのカラーコードはPigment Black 7なのに対し、ランブブラックのカラーコードはPigment Black 6である。

日本画や書道に使われる墨もランプブラックからつくられる。ランプブラックの最高級品は菜種油を燃やして得たススから作らている。