マジカル少女レイナ
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『マジカル少女レイナ』(まじかるしょうじょれいな)は、石崎洋司によるフォア文庫の作品。現在1巻~6巻まで発売中。表紙・挿絵はマンガ家の栗原一実。
第1シリーズは全10巻で、2005年3月より2009年3月まで刊行された。また2009年3月にハードカバーによる愛蔵版が刊行された。第2シリーズは2009年7月より再開される。
あらすじ[編集]
10歳の女の子レイナは、マジカル国から人間の国へやってきた、魔法使いの女の子。人間の世界で暮らすのが夢だったレイナは、ふたりのおともと、人間の国でペットショップを開きながら、小学校に通い、多くの友達をつくっていく。しかし、そこに、悪い魔法を使う黒魔法使いが現れて、レイナやレイナの友人を困らせようとする。そこでレイナは、白魔法を使って、黒魔法に挑むのだが…
登場人物[編集]
- 主要キャラクター
- 吉田レイナ(レイナ)
- 10歳。マジカル国の伯爵レイモンドの娘で魔法使い。金色の髪をツインテールにしている。人間の国では、ペットショップ「レイナ」のオーナー。2巻以降では、小学四年生の女の子として幸小学校に転入している。
- ニャー太
- レイナのおともチェンバレンが猫に変身している。雑種の日本ネコ。
- ペロちゃん
- レイナのおともチアーズが、犬に変身している。ウェルシュ・コーギーの子犬。
- 若松さん
- ペットフード「チャムチャム」のセールスマン。ペットショップ「レイナ」に足繁く通っては、レイナにアドバイスをしたり、店番を手伝ったりしている。実は、レイナの父、レイモンド伯爵が変身した姿。
- エリカ伯爵夫人
- レイナの母。レイモンド伯爵の妻にして、心優しい母親である。
- 朝風セリカ
- マジカル国の第一王女にして、次期王位継承者。渋谷にある洋服店「リリー・キャンキャン」のデザイナーを務めており、現在はレイナと一緒に暮らしている。
- ミカエル
- セリカの妹。マジカル国の第二王女であり、現在は姉と同様レイナの家で暮らしている。落ち着いた姉と違い、活発な行動派。しかし、責任感が強く、これまでレイナ達の危機を幾度と無く救ってきた。尚、普段は変身魔法を駆使して白猫になりすましている。
- 幸小学校のクラスメート
- 山村はるか
- レイナの最初の友達。気弱だが優しい女の子で、歌手を目指している。
- 山田美貴
- レイナのクラスメイト。ショートカットが良く似合う元気でしっかり者の女の子。
- 白河樹里亜
- レイナのクラスメートの1人。黒魔術師ボダン公爵に利用され、レイナを倒そうとしていた。後に黒魔術が解け、現在は仲良しグループの一員になっている。同じ仲良しグループの山村はるかとは旧知の仲。
- 木村さやか
- レイナのクラスメイト。アイススケートが上手いメガネの似合う女の子。中学生の姉がいる。
シリーズ[編集]
第1シリーズ 『マジカル少女レイナ』[編集]
2009年3月にハードカバーによる愛蔵版が刊行される。
- 1.謎のオーディション
- フォア文庫B298 2005年3月初版 ISBN 4-265-06360-8
- 愛蔵版 2009年3月初版 ISBN 978-4-265-06781-7
スコットランドにある魔法使いの国マジカル王国では、魔法使いが人間の世界に行くことが禁止されていた。しかし、10歳の魔法使いの女の子レイナは、人間の世界に行ってみたくて仕方がない。両親を説得して、「人間と魔法使いが仲良く暮らすための実験」として、日本の小さな町にペットショップをつくり、そこに住むことになった。2人の執事が犬と猫に姿を変えて従った。ペットショップに初めにやってきた客であるはるかは、レイナにオーディション用の写真撮影のために犬を貸してほしいと頼む。しかし、そこに樹里亜も現れ、はるかと同じオーディションを受けると言う。レイナははるかのオーディションを応援するが、樹里亜はいろいろとイジワルを仕掛けてくる。樹里亜はレイナと同じマジカル王国から来た、黒魔法使いだったのだ。
- 2.呪いのファッション
- フォア文庫B323 2005年9月初版 ISBN 4-265-06364-0
- 愛蔵版 2009年3月初版 ISBN 978-4-265-06782-4
春休みが終わって、レイナは幸小学校に転校することになった。同じクラスの4年1組には、はるかや樹里亜がいたが、4年1組の女子たちは、レイナやはるかたちのグループと、樹里亜たちのグループに真っ二つに分かれていた。レイナはみんなが仲良くなれるように、お楽しみ会でファッションショーをやることを提案するが、樹里亜はそのファッションショーに学級委員の座をかけようとレイナに提案する。マジカル王国の定めにより魔法を使うことを制限されていた樹里亜は、魔法を使わずに、学級委員としてクラスの人間を支配しようとしていた。
- 3.魔法のクッキング
- フォア文庫B325 2006年5月初版 ISBN 4-265-06371-3
- 愛蔵版 2009年3月初版 ISBN 978-4-265-06783-1
樹里亜は黒魔法使いではなかった。黒魔法使いボダンに乗っ取られていただけであった。ボダンが去り、普通の女の子に戻った樹里亜とレイナは友達になろうとしますが、グループのメンバーの反対もあってなかなかうまくいかない。ある日、レイナの所属する幸小学校からテレビの人気番組「小学生鉄人シェフ」にチームを出すことになった。レイナ・はるか・美貴・さやかの仲良し4人組に、クラス1番の嫌われ者である拓馬を加えた5人のチームは、出場権をかけて6年生チームと料理バトルをすることになった。しかし、黒魔法使いボダンとデルリオが邪魔しに来たのであった。
- 4.魔のフラワーパーク
- フォア文庫B337 2006年11月初版 ISBN 4-265-06377-2 (初版限定ぬりえポストカードつき)
- 愛蔵版 2009年3月初版 ISBN 978-4-265-06784-8
樹里亜はペットショップを営むレイナに、捨て猫を引き取ってくれるように頼んだ。ラビと名づけられたこの猫はペットショップレイナを引っ掻き回す。また樹里亜は、国際フラワーショーにレイナたちを招待した。樹里亜のおばあさんはガーデニストで、そこで庭造りをするのだ。マコトという男の子が樹里亜のおばあさんの庭造りを手伝っていた。ところが、みんなの様子が何か変です。黒魔法が使われているようだ。白猫のラビちゃんが大暴走するが、実はこのラビちゃんもレイナと同じ魔法使いで、黒魔法を見抜き、解決しようとしていたのであった。
- 5.悪夢のドールショップ
- フォア文庫B348 2007年5月初版 ISBN 978-4-265-06382-6
- 愛蔵版 2009年3月初版 ISBN 978-4-265-06785-5
近くにドールショップが開店し、オーナーの美しい女性がレイナの店にやってきた。新しい店の宣伝に、お人形をレイナの店においてもらえるように頼みに来たのである。レイナは大よろこびし、そのお人形を見るためにわざわざ来店するお客さんまでいたのだが。
- 6.不吉なアニメーション
- フォア文庫B357 2007年11月初版 ISBN 978-4-265-06397-0
- 愛蔵版 2009年3月初版 ISBN 978-4-265-06786-2
- 7.秘密のアイドル
- フォア文庫B367 2008年7月初版 ISBN 978-4-265-06393-2
- 愛蔵版 2009年3月初版 ISBN 978-4-265-06787-9
- 8.幻のスケートリンク
- フォア文庫B370 2008年8月初版 ISBN 978-4-265-06395-6
- 愛蔵版 2009年3月初版 ISBN 978-4-265-06788-6
- 9.妖しいパティシエ
- フォア文庫 B380 2008年1月初版 ISBN 978-4-265-06339-4
- 愛蔵版 2009年3月初版 ISBN 978-4-265-06789-3
- 10.運命のテーマパーク
- フォア文庫 2009年3月初版 ISBN 978-4-265-06400-7
- 愛蔵版 2009年3月初版 ISBN 978-4-265-06790-9
- 愛蔵版全巻セット
- 2009年3月初版 ISBN 978-4-265-10480-2
第2シリーズ 『マジカル少女レイナⅡ』[編集]
- 1.呪われたピアニスト
- フォア文庫 2009年7月初版 ISBN 978-4-265-06405-2
関連項目[編集]
外部リンク[編集]
- マジカル少女レイナ公式サイト
- 岩崎書店
- フォア文庫
- MIND NOTE 栗原一実ホームページ
- マロン・ノ~ト 栗原一実ファンサイト
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