はてな (企業)
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株式会社はてな Hatena Co., Ltd.
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種類 | 株式会社 |
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市場情報 | 非上場 |
略称 | はてな |
本社所在地 | 150-0035 東京都渋谷区鉢山町9-31 NTTコミュニケーションズ鉢山ビル1F |
電話番号 | |
設立 | 2001年7月 |
業種 | サービス業 |
事業内容 | インターネット関連事業 |
代表者 | 近藤淳也(代表取締役社長) |
資本金 | 5,600万円 |
売上高 | |
総資産 | |
従業員数 | |
決算期 | |
主要株主 | |
主要子会社 | |
関係する人物 | |
外部リンク | www.hatena.ne.jp |
特記事項: |
株式会社はてなは、主に人力検索サービス「人力検索はてな」やブログホスティングサービス「はてなダイアリー」などの開発・運営を行っている日本の企業。 はてなは株式会社はてなの通称であるとともに、株式会社はてなの運営しているサービスの総称である。
会社としてのはてなは2001年7月19日に京都府に有限会社として設立され、2004年2月1日に株式会社へ組織変更した。代表取締役は近藤淳也(こんどう じゅんや)。現在の本社は東京都渋谷区。
目次
人力検索はてな[編集]
人力検索はてなは、Yahoo!、Google等に代表される自動化された検索サービスに対し、質問者が掲示板スタイルで探しているサイトや知りたい情報のあるページを質問すると、ページ探しの得意な別の回答者が答える「人力による検索サービス」を主旨としたサービス。2001年7月15日に準備段階として無料でサービスを開始し、同年10月25日に有料化した。 なお、当初は人力検索サイトはてなという名称だったが、2005年9月28日にはてな全体のトップページが新設された際に「人力検索はてな」に変更された。
質問に際しては、はてなポイントというポイントを任意の数だけ質問者が設定し、質問終了後、回答者に対して支払いを行う。このポイントはクレジットカードや銀行振込等で購入することができ、獲得したポイントを通じてはてなの有料サービスの利用やショッピングを行うことができる。
また、不定形の質問だけでなく、アンケート形式の質問を行うことができる。この場合は、アンケートに回答したユーザーに対してアンケート前に設定したポイント分を配分することになる。
人力による検索のため、要を得ない質問に対して回答者が質問の要旨を誘導する利点がある反面、自らの経験則に基づく回答も見受けられ、回答者の検索技術・経験・興味の範囲によって質問者が満足する回答に至るまでの時間が異なる。というより、建前としては「検索テクニックに秀でた第三者が、質問者になりかわって検索を行う」サイトであるが、実態としては「その方面の知識に秀でた回答者が、自分の知識を質問者に回答する」サイトとなっており、「検索」は形骸化している。事実、検索結果のURLに「ダミーURL」を入力して、自分が書いた回答をそのまま投稿するケースの方が多くなっている。
正規表現による検索技術に長けていない回答者、多言語に秀でていない回答者によっては紹介リンク先や回答結果は日本語圏に限られる場合が多い。
また、「生活上支障があったので質問をして」「それに対して回答する」という本来の使い方だけではなく、「ヒマつぶしに受け狙いの質問をして」「それに対する回答を楽しむ」というコミュニケーション手段としての質問も散見される。(いわゆる「ネタ質問」)
さらに、他の質問サイト(Yahoo!知恵袋・教えて! gooなど)では「議論」は禁止されているが、「はてな」では禁止されていないため、「○○についてどう思いますか?」というような「正解が存在しない質問」も許され、結果として議論系の質問で盛り上がることがある。
関連項目[編集]
はてなアンテナ[編集]
はてなアンテナは、登録したウェブサイトを自動巡回し、そのサイトの更新状況一覧で表示する、俗に言うアンテナサービス。2002年5月18日サービス開始。
他のユーザーとアンテナデータを共有することによって、巡回効率をあげている。他にも、正規表現で更新の対象としたいデータとしたくないデータを振り分けることが出来、更新確認の際の無駄を省くことができる。
はてなダイアリー[編集]
はてなダイアリーは、ウェブブラウザや携帯から日記の投稿・編集ができるウェブ日記(ブログ)サービス。2003年1月16日にベータ版をリリースし、同年3月13日に正式リリースした。一部では『はてダ』などの略称も使われているが、一般的に認識されているとは言いがたい規模に留まっている。使用される文字コード体系はEUC-JPに準拠している。無料でも使用できるが、有料オプションには解析機能つきアクセスカウンターが用意されている。
最大の特徴はキーワードシステムである。ユーザーによって登録されたキーワードが日記の文中に存在すると、そのキーワードの解説ページへ自動でリンクされる機能である。キーワードの解説ページの存在により、専門用語などの注釈を各人の日記内に記述する必要が無いだけでなく、キーワードを含む日記が一覧によって興味のある話題を扱っているユーザーの日記を見つけることができる。このキーワードシステムにより、はてなダイアリー独自のインターネットコミュニティを構成している。
はてなによりあらかじめ用意されたモジュールにより、自身のはてなアンテナや、任意のRSSなどを表示することも可能。tDiaryと互換のあるHTMLを生成するため、用意された多様なテーマからデザインを簡単に選択できるほか、CSSを使って自由に自分独自のデザインを作ることも出来る。
はてな記述[編集]
wiki記法に似たはてな記法を使用することで、htmlの知識が無くとも日記を綴ることができる。もちろん、html言語の知識があるユーザーにとっても、はてな記法の直感的かつ簡易な記述は便利である。ユーザーのさまざまな要望を反映して、機能は随時追加されている。
IDトラックバック[編集]
はてな内(ダイアリーやフォトライフなど)からはてな内へリンクを行うと、自動的にトラックバックも行われる。このうち、ユーザー(d.hatena/hogeもしくははてな記法id:hoge)を対象としたトラックバックをIDトラックバックと呼び、記事を対象とした一般的なトラックバックと区別する。対象ユーザーへの呼びかけや、言及通知として利用されている。もちろん、こういったIDトラックバックを含め、これらのトラックバックを個別に・あるいはまとめて受け付けを拒否する機能も備えている。
はてなダイアリーキーワード[編集]
キーワードを解説する辞書であると同時に、キーワードによってダイアリー同士を繋げるという意義を持つ。キーワードは一定の利用条件を満たし、「はてなダイアリー市民」となれば自由に作成・編集できる。現在ではダイアリーに留まらず、はてなブックマークやはてなRSSなどでも使われる、ダイアリーからは独立したサービスとなっている。
なお、百科事典と辞書を比べるのはナンセンスではあるもののWikipediaと比べると、サブカルチャーやインターネットスラングに関しての語句が多い。 しかしながら、後述のように検証性や中立性に乏しい語句が多い。
2005年には「現代用語の基礎知識」に一部が採用され、はてなダイアリーキーワードが外部へ飛び出すことになった。
この節を書こうとした人は途中で寝てしまいました。後は適当に頑張って下さい。 |
はてなダイアリーブック[編集]
自分のはてなダイアリーの日記を本にするサービス。株式会社デジタオとの提携のもと、2004年1月22日に販売を開始した。
はてなフォトグラフ[編集]
画像アップロードサービス。ウェブブラウザや携帯電話などから、画像をはてなのサーバ上にアップロードできる。有料コースと無料コースがあり、それぞれアップロードできる画像の量やピクセルサイズなどが決められている。
はてなダイアリーやはてなグループと連携し、IDを指定するだけで簡単に該当の画像を呼び出すことができる。
はてなフォトグラフデスクトップ[編集]
登録されたRSSデータに含まれる画像データをMicrosoft Windowsの壁紙に変えることができるアプリケーション。主として「はてなフォトライフ」との連携を想定されているが、画像データを含んでいれば、利用する画像ははてなフォトライフに限定されない。またこのアプリケーションにより、直接はてなフォトライフに画像をアップロードできる。
はてなグループ[編集]
いわゆる「グループウェア」のサービス。
ブログ、スケジューラ、掲示板、タスク管理、ファイル共有、キーワードシステムなどの機能を備え、多人数による活動を支援する。
現時点では業務用よりも、グループローカルなブログやキーワードが作れる機能を利用して、同好の志の間で利用しているケースが多いと見られる。また、以前ははてなダイアリーでは同一メールアドレスに基づく複数IDの所持は禁じられていたため、目的用途別にダイアリー機能を使い分けたいユーザにとってのサブ日記などとして使われた例もある。使用される文字コード体系はUTF-8に準拠しているため、多言語対応となっている。
はてなブックマーク[編集]
「ソーシャルブックマーク」、「ソーシャルニュース」サービス。略称は『はてブ』。ユーザーが任意のURLをブックマークとして保存することができ、それにタグを付けることができる。タグを通して他のユーザーのブックマークと横断的に行き来することができる。ユーザーは全角100文字までのコメントを残すことができるので、任意のURLに対するコメント欄的機能も果たしている。また、対象URLをブックマークしているユーザー総数が表示されるため、ブックマーク数の多い記事は、はてなダイアリーユーザーからの注目性・話題性が高いと判断する指標にもなっている。
2006年1月より、朝日新聞の運営するニュースサイト・アサヒ・コムのサイエンス・コンピュータ記事部分に、はてなブックマークへの連携機能を搭載したことで話題となった。
最近では、はてなブックマークを足がかりにしたネットイナゴ現象がネット上で話題になっている。
はてなRSS[編集]
俗に言うRSSリーダー。個別に設けられたページにRSSを登録することができ、ウェブブラウザや携帯端末から更新されたウェブサイトの閲覧が可能になる。はてなキーワードと連携し、キーワードが自動でリンクされる。
はてなグラフ[編集]
データを登録することで、日付別のグラフを生成することができるサービス。
はてなマップ[編集]
はてなマップは、Google マップのAPIを利用したオンラインマップサービス。CLOGのフォトラバと同様の機能を持つ。緯度経度が設定されたはてなダイアリーキーワードや、ExifにGPS情報が含まれるはてなフォトライフの写真、さらにはてなマップを通じた特定の位置へのトラックバックがマップ上に表示される。
はてなカウンター[編集]
はてなが提供するアクセス解析機能つきカウンターサービス。全体または一部が無料で利用できるものが多いはてなのサービスの中では珍しく、有料でのみ提供される。
はてなアイデア[編集]
はてなに対するアイデアの提案を行うことができる。各ユーザーは「アイデアポイント」というものを最初に1000ポイント与えられ、これをアイデアに対して投資し、アイデア成立後に配当をもらうという仕組み。ひとつのアイディアに1000ポイントの投資が行われると「株式を上場した」とみなされ、この後の取り引きによって、配当が決まる。いわゆる「予測市場」の仕組を活用することで、効率的なアイデアの選別を行う。
はてなリング[編集]
いわゆる「ウェブリング」のサービス。
同じ話題を扱っているブログやウェブサイトの輪を支援するサービス。はてなアンテナやはてなブックマークと連携しているのが特徴。
その他[編集]
はてなツールバー・Hatenabar[編集]
ウェブブラウザに導入することではてなのサービスをより使い易くするためのアプリケーション。Internet Explorer用ツールバーのはてなツールバーと、Mozilla Firefox用エクステンションのHatenabarがある。はてなツールバーはWindowsでしか機能しないが、HatenabarはFirefoxの動くプラットフォームならどれででも利用することができる。
ツールバーの形をとり、各種サービスの個人ページへのジャンプや、日記での言及、ブックマークの登録、RSSの登録などが簡単に行えるようになっている。
はてなグリースモンキー[編集]
Mozilla Firefox向けのXUL拡張機能であるGreasemonkeyを通じて利用するJavaScriptスクリプト集。はてな公式のものの他、ユーザーから投稿されたものもあり、はてなの各サービスでの利便性を向上させることができる。
問題点[編集]
- 過去にはてな規約を遵守せずに無断で利用者の個人情報を外部に開陳した事がある[1]。後に個人情報を漏洩された被害者に対し謝罪を行ってはいるが、一企業としてあってはならないことである、と厳しく批判された。
- 明確に定まった規約を利用者に提示しているにも関わらず、それを遵守していないという問題点を度々指摘されている。特に個人への誹謗中傷への対応は遅く、中には黙殺されているケースもある。2008年に入ってからは「プライバシーに関してより厳格に対応する」と発表された[2]が、これは上記のように既に規約で定まっている問題である。はてなに関する規約は利用者が声を上げない限り厳格な適応はなされないのが現状である
- 実質上は99%~100%がウソとデタラメ[3]であるため、インターネット詐欺集団と揶揄されることもしばしばある。
- 一部からは振り込め詐欺集団といわれている。
- はてなの専門性は後述の通り2ちゃんねる以下ともいわれている。
- gudachanが管理している>ボンダイビーチは地方ヘイトの錯乱、コメント欄無いのをいい事にして独善的で排他的であり、はてなで1、2を争う有害ブログだか、運営は全く対処をしていない。
- 通信用語の基礎知識や企業のHP等とは違い、はてなキーワードから引用しても、討論では相手にされず、「ソースにならない、はてなは他サイトに影響しない」と言われるだけである。
- wikipediaと共に有害サイトの一つとなっている。
- はてなダイアリーやはてなキーワードでは編集合戦や荒らしなどが横行しているにも関わらず、運営側はほとんど対処していない現状である。
- はてなキーワードの中には、いくつかの企業から圧力を受けて消去されたものが幾つか存在する(個人よりも企業の要望を重視する。削除されたものについてははてなから削除されたキーワード一覧を参照)。また、キーワードの編集権ははてなダイアリー利用者(登録者ではない:利用実績が求められる)のみに限定されるが、その記述内容に際しては中立性・専門性が担保されないため、単純な事実誤認や編集合戦が生じやすい(サヨク的な書き込みが多い)。ほかにも、登録文字数の短いキーワードがはてなダイアリーや他のはてなダイアリーキーワードに対して、しばしば『誤爆』を起こす(特に、カタカナ2文字の単語がキーワード登録されている場合に顕著である)問題や、同音異義語があった場合に複数のキーワード解説ページが生成されるため見づらい、といったような点が改善点として指摘されている。また、キーワード説明の記述内容が簡素化され過ぎているため、正確な知識を会得する情報源としては使えないという指摘もある。wikipediaとまったく同じ記事が多数存在するといった問題もある。こういった編集方針はwikipediaと類似している。ちなみに専門性は2ちゃんねる未満である。ただし、wikipediaに比べ、利用者が少ないため、編集合戦は wikipediaよりも少ない模様。
- はてなグループ・はてなアンテナなどは、個人に対する嫌がらせ目的で用いられている例もまま見受けられるが、運営側は対処していない様子。ただし、9割が嫌がらせ目的である。
- 発信者開示請求裁判で「そもそも自宅所在地の情報は、例えば年賀状や暑中見舞い等のやり取りを通じるなどして徐々に知る人が増えることも往々にしてあり、プライバシー性は決して高いものではない」「請求者はウェブサイトを運営しており、住所をネットに書くことに、必要性が認められる」などと支離滅裂な主張をしており[4]プライバシー意識の無さが伺える。
備考[編集]
はてなのサービスなどで画像としてたびたび登場する犬は近藤社長夫妻の飼い犬で、名前は『しなもん』(ウェルシュ・コーギー・ペンブローク:雄:1997年生)という。名前の由来は、村上春樹の小説・「ねじまき鳥クロニクル」の登場人物から。はてなのマスコット的存在(会長)と位置づけられている。
略歴[編集]
2001年[編集]
2002年[編集]
- 5月18日 はてなアンテナサービス開始
2003年[編集]
2004年[編集]
- 1月1日 キーワード編集権をはてなダイアリー市民に限定
- 1月5日 はてな掲示板いわしに書きこみできるユーザーを限定(はてなで質問を終えたことがあるか回答をしたことがある者のみに変更)
- 1月23日 はてなダイアリーブック注文受付開始
- 1月27日 デジタルコンテンツグランプリ受賞
- 2月1日 株式会社に組織変更
- 2月6日 第9回 AMD Award '03 Best Programmer賞受賞
- 2月20日 アンケートはてなサービス開始
- 4月15日 はてなカウンター提供開始
- 4月10日 東京・渋谷に事務所を移転
- 4月23日 はてなグループベータ版リリース
- 5月20日 はてなグループ正式リリース
- 5月27日 はてなダイアリーブックに縦書き機能
- 7月7日 bk1と提携し、専門カテゴリー「bk1はてな」をスタート
- 10月28日 はてなフォトライフベータ版リリース
- 11月5日 はてな検索サービス開始
2005年[編集]
- 1月14日 はてなフォトライフ正式版リリース
- 2月10日 はてなブックマークベータ版リリース
- 7月7日 はてなマップベータ版リリース
- 7月28日 はてなグラフベータ版リリース
- 11月7日 はてなリングリリース
2006年[編集]
- 3月30日 米国に「Hatena Inc.」を設立
2007年[編集]
2008年[編集]
- 2008年3月31日 - はてなマップ終了
- 2008年6月10日 - 悪徳商法?マニアックス・Yourpedia管理者のBeyond氏は、はてなに対し1年半誹謗中傷への対応を行わず、2ヶ月間も個人情報をさらされたまま放置したとして発信者開示請求と100万円の損害賠償を求める訴訟を起こした。[5][6]
脚注[編集]
- ↑ http://www6.big.or.jp/~beyond/akutoku/topic/topics2004a.html
- ↑ http://d.hatena.ne.jp/hatenadiary/20080222/1203670862
- ↑ 特にクソガキどもを糾弾するホームページについて説明した記事がその典型
- ↑ http://beyond.2log.net/akutoku/topics/2008/0919.html
- ↑ [1]
- ↑ [2]
外部リンク[編集]
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