朝比奈信置
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朝比奈 信置（あさひな のぶおき、享禄2年（1529年） - 天正10年4月8日（1582年4月30日））は、戦国時代の武将。駿河今川家の家臣。後に甲斐武田家の家臣。仮名は藤三郎[1]。官途は三郎右衛門尉・右兵衛大夫[1]。受領名は駿河守[1]。父は今川家の宿老・朝比奈親徳[1]。母は飯尾乗連の娘[1]。子に信良、元永、宗利、信清。法号は賢雪道与[2]。
生涯
最初は今川義元に仕える。桶狭間の戦いで義元が戦死して今川家が没落すると永禄11年（1568年）12月に甲斐武田氏に従属し、武田信玄から「信」の字を与えられて信置と改名[1]。信玄から庵原郡西部を与えられて庵原城主となる[2]。天正3年（1575年）に朝比奈家嫡流の泰茂より嫡子の信良に名跡を譲られた[2]。天正8年（1580年）より駿河持船城に在番する[2]。天正9年（1581年）に家督を信良に譲って隠居し、賢雪道与と称した[2]。
天正10年（1582年）の織田信長・徳川家康連合軍による武田征伐では徳川軍の攻撃を受けて持船城を開城して久野城に後退[2]。ここも開城して蒲原城に逃れたが、同城において信長の命令で誅殺された[2]。享年54[2]。
脚注
参考文献
- 柴辻俊六・平山優 『武田勝頼のすべて』（新人物往来社、2007年） ISBN 978-4-404-03424-3
