小西舞
小西 舞(こにし まい)とは、男に捨てられた逆恨みで相手の女を脅迫した、大阪府堺市の市立三国丘中学校の教師である。創価大学卒業。
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飛び降り迫った疑い、女教諭を逮捕
知人女性に対し、飛び降りるよう迫ったとして大阪府警貝塚署は2012年2月23日、堺市西区津久野町1丁、同市立中学校教諭、小西舞(27)を脅迫容疑で逮捕した。同署によると、この知人女性との間で、交際相手を巡るトラブルがあったという。
逮捕容疑は、2月6~16日ごろ、大阪府内在住の20代女性に対し、「5階から飛び降りろ」などと自殺を求めるような手紙を計4回、自宅に郵送して脅迫したとしている。容疑を認めている。同署によると、手紙は匿名で、手書きだった。
堺市教委や勤務する中学によると、小西は2009年度に講師として勤務、2011年度から英語教諭として採用され、現在は3年生の担任を務めている。勤務態度はまじめで、指導への評価は高かった。勤務する中学の校長は「将来有望な先生だと思っていた。悩んでいる様子はなかったので驚いている」と話した。
三角関係「嫉妬」に狂った27歳女教師の「人望」
大阪・堺市の市立三国丘中学校で2012年3月13日、3年生の門出を祝う卒業式が厳かに開かれ、生徒らが学舎を巣立っていった。しかし、その喜びを共有するはずの担任教諭の女の姿はなかった。
元交際相手の男性を巡る三角関係のトラブルから、大阪府内の20代の女性の乗用車を傷つけ、「死」という漢字を書き込んだとする器物損壊容疑で逮捕されたからだ。教え子や学校側からは「熱心でまじめな先生」と評判の高かった女教諭。なぜそれまでの積み重ねを無にするような犯行に及んだのだろうか。
3人で鉢合わせも
逮捕されたのは中学の英語教諭、小西舞(27)。
2012年2月上旬から中旬、被害女性の自宅に「5階から飛び降りろ」「リストカットすれば」などと書いた手紙を計4回郵送したとして、脅迫容疑で、2月23日に大阪府警貝塚署に逮捕された。脅迫容疑については翌日、処分保留で釈放されたものの、即日、器物損壊容疑で再逮捕、3月15日に起訴された。
貝塚署によると、小西はいずれも容疑を認め、「2人の幸せをめちゃくちゃにしたかった。2人を別れさせたかった」などと供述した。
そもそも事件の発端となった三角関係は、平成22年冬から始まった。小西は22年12月ごろから20代の知人男性と交際を始める。しかし、この男性には、小西と別に、同年11月ごろから交際している女性がいた。これが今回の被害者だった。
小西と男性の交際は2011年夏、男性が一方的に別れを告げる形でピリオドを打つ。ただ、不思議なことに、破局後も小西の男性宅訪問は続いていた。2011年11月に、小西が男性宅を訪れた際、前々から被害女性と会う約束をしていた男性は小西を帰宅させた。
しかし、“女の勘”で、何かおかしいと思った小西は、再び男性宅を訪問し、男性宅にいた被害女性と鉢合わせに。3人で口論に発展した。それまで小西と被害女性自体には面識がなく、顔を合わせたのは、このトラブルが最初で最後とみられる。
「私は別れたのに、なぜあなたたちは別れないの」
怒りを募らせた小西は、口論となった直後の2011年11月23日に、男性の関係先近くに止めてあった女性の車の運転席ドアに、「死」という一字を書き込み、これが器物損壊の逮捕容疑となった。このほかにも数件、女性の車に筋状の傷をつけたとして、同署は器物損壊容疑での追送検を予定している。
男性には未練ないが
小西は身長150センチ台半ばのきゃしゃな体。逮捕された当初はショックを受け、取り調べにも泣き崩れていた。ただ、貝塚署の調べに対し、「別れた男性には未練はない。ただ、自分だけが別れるのが納得いかなかった」と話すように、被害女性への執着は強かった。
被害女性宅に手紙が送られたのも、年明けに男性宅を訪れた小西が、女性が男性に送った年賀状を盗み見て住所を割り出した。車を傷つけられた時点では、被害の訴えをしなかった女性も、小西が自分の住所を知らないはずなのに、次々と自宅に手紙が来たことで恐怖を覚え、2012年2月に警察に被害届を提出。今回の逮捕につながった。被害女性に送られてきた手紙は鉛筆書きの自筆で、角張った文字が連なっていた。事務用の封筒に入れられ、女性が出すような手紙ではなかった。
捜査関係者は「車に傷をつけても逮捕されなかったから、脅すような手紙を出しても逮捕されるとは思わなかったのではないか」とみている。
生徒から手作りアルバム
一方で、小西は教師としての評判は高かった。平成21年度に講師として現在の中学に任用され、1年生の担任に。22年度には英語の教諭として正式採用され、2年生を担任。23年度は3年生の担任を務めた。この間、テニス部の顧問としても、熱心に生徒の指導に当たってきた。
校長も「勤務態度はまじめで、本当に熱心に子供たちを指導していた。無断で休むようなこともなく、悩んでいる様子もなかったので、事件については驚いている」とショックを隠せない。
小西は、生徒から「こにちゃん」とニックネームで呼ばれるほど慕われていた。小西が逮捕された当日は、学校で全校集会が開かれた。校長から生徒らに逮捕の事実が告げられると、動揺し、泣き出す生徒もいた。
また、この日は、大阪府内の公立高校前期選抜の実施日だったため、学校側は全校集会に出席できなかった3年生の自宅に各教諭が手分けして家庭訪問し、生徒の動揺を最小限に抑えるように説明した。
小西も生徒のことは気がかりだったようで、貝塚署の取り調べ中にも「卒業式が近いんです」などと、たびたび教え子らの状況を気にかける言葉を漏らしていた。小西が担任を受け持っていたクラスは、逮捕後、学年主任が代理で担任を務めることになった。しかし、本来の担任は小西ということには代わりがない。
卒業を控えた担任クラスの教え子や1、2年生で担任をしてもらった生徒は、小西の親族を通し、手作りのアルバムを小西に差し入れた。生徒一人一人の写真とコメントを書き込んだものだった。
「先生のこと、嫌いになったりしないよ」
「はやく戻ってきてね」
卒業式には出席できなかったものの、小西に対する敬愛と愛情のこもった生徒たちからのメッセージだった。これらのコメントを読み、勾留中の小西は何を思ったのだろうか。
生徒からのカムバックコールはあるが、堺市教育委員会は小西について「事実確認を行い、厳正に処分したい」と厳しい姿勢を示している。生徒に慕われ、教育熱心な表の顔と、嫉妬に突き動かされた別の顔。別の顔があらわになった以上、小西が再び教壇に立つことは難しそうだ。
母親は公明党市議か
- 小西 舞 堺市西区津久野町1丁
- 小西一美 堺市西区津久野町
- 小西 舞 創価大卒
- 小西一美 公明党・堺市会議員
- 小西 舞 中学校教諭
- 小西一美 19年間小学校教師を務めた
- 小西 舞 27歳
- 小西一美 58歳(一女あり)
小西一美
- 53歳 堺市会議員(現2期)
- 公明党大阪府本部組織局次長 堺西支部副支部長
- 現住所 - 堺市西区津久野町(町名まで)
- 出生地 - 大阪府
- 生年月日 - 昭和28年5月3日
家族構成 夫、一女