カルヴァドス
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カルヴァドス (Calvados) とは、フランスのノルマンディー地方で造られる、林檎を原料とする蒸留酒である。なお、この地域以外で作られる同様の蒸留酒がカルヴァドスを名乗ることはできず、アップル・ブランデー(リンゴの焼いた酒)と呼ばれ、区別される。
なお100%リンゴで作られるカルヴァドスは少数であり、10~30%程度の洋ナシを伝統的に使用する。
産地について
カルヴァドスは、AOC(原産地呼称規制)の対象である。「カルヴァドスAC」(Appellation Calvados contrôlée)地区は、カルヴァドス、マンシュ(Manche)、オルヌ(Orne)の各県の全域に加えて、ウール(Eure)、マイエンヌ(Mayenne)、サルト(Sarthe)とウール・エ・ロワール(Eure-et-Loire)の一部を含む。より限定された「カルヴァドス・ペイ・ドージュAC」(Appellation Calvados Pays d'Auge contrôlée)の地区は、カルヴァドス県の東端と、その幾つかの隣接地域に限られる。
ポム・プリゾニエール
多くの銘柄で、林檎1個が丸のまま漬け込まれたものが販売されている。たいていは瓶の口よりも大きな林檎で、春先から小さい林檎に瓶をかぶせて成長させることで作り出す。このようなカルヴァドスを「ポム・プリゾニエール(La Pomme Prisonnière)」(閉じ込められた林檎)と呼ぶ。