タマネギ中毒

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タマネギ中毒(たまねぎちゅうどく、onion poisoning)とはタマネギなどの採食を原因とする犬や牛の中毒。タマネギなどのネギ類に含まれるアリルプロピルジスルフィドなどがヘモグロビンを酸化することにより、溶血性貧血を起こす。症状は貧血黄疸、可視粘膜蒼白、ヘモグロビン尿など。血液塗抹標本ではハインツ小体が認められる。治療として原因となる酸化剤の摂取の中止、輸血および対症療法を行う。

加熱しても毒性は消えない。品種や個体にもよるが、ネコイヌではごくわずかな欠片や、だし汁などでも中毒を起こして死亡することもある。

関連項目[編集]

参考文献[編集]

  • 日本獣医内科学アカデミー編 『獣医内科学(小動物編)』 文永堂出版 2005年 ISBN 4830032006
  • 日本獣医内科学アカデミー編 『獣医内科学(大動物編)』 文永堂出版 2005年 ISBN 4830032006
  • 獣医学大辞典編集委員会編集 『明解獣医学辞典』 チクサン出版 1991年 ISBN 4885006104テンプレート:biosci-stub