たちあがれ日本
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この項目では、復興のスローガンについて説明しています。日本の政党については「たちあがれ日本 (政党)」をご覧ください。 |
『たちあがれ日本』とは、東海地震が発生後の復興のスローガンである。
誕生の経緯
阪神淡路大震災で未曾有の被害を受けた阪神淡路地区では、その後、住民や企業、行政の一体となった復興が必要であった。とくに阪神高速道路の倒壊や住宅街の大火に見舞われた神戸市では、復興に大変な労力と金銭が必要で、住民にとっても企業や行政にとっても、多くの不便を強いられる事態となった。
このような中で、住民と企業、行政が一体となって復興を推し進めるためのスローガンが制作されることとなった。これが『がんばろう神戸』である。このスローガンは公共施設をはじめ市内各所に掲示されたほか、マスメディアにも積極的に取り上げられた。さらにボランティアの着用するトレーナーなどにもプリントされた。こうしたことから復興を支援したいという世論が沸き起こったと言われている。
東海地震では阪神淡路大震災以上に広範囲で壊滅的な被害を起こすことが予想される。そのため、日本全国で大きな負担や不便を強いられることとなる。そこで、日本国民が団結して復興に当たるためのスローガンが必要とされていた。しかし地震発生後の混乱期には適切なスローガンの選定が難しいことから、事前に公募により『たちあがれ日本』が選ばれた。
効果
東海地震はいまだ発生していないため、効果を評価することは出来ない。ただし三菱UFJ経済研究所の試算によれば、このスローガンを効果的に運用することで、約6,000億円の経済効果があるという。そのためには、各種ボランティア団体等へ配布するためのグッズの制作や、マスメディアへの周知も含め、事前の対策が必要であろう。