アナロ熊のうた
テンプレート:Infobox Song 「アナロ熊のうた」(アナログマのうた)は、koushirou(卑屈P)作詞・作曲による日本の楽曲。アーティスト名は「koushirou inspired by アナロ熊」、実際の歌唱は音声合成・DTMソフトウェアの初音ミクを使用している。
概要[編集]
日本民間放送連盟(民放連)が2009年4月27日に発表した地上デジタルテレビジョン放送の完全移行推進イメージキャラクター・地デジカをベースとした二次創作に対し否定的な見解を表明したと報道されたことへの反発から、2ちゃんねるのニュース速報板で既存のアスキーアート(AA)キャラクター・クマーをベースに創作された地デジカのライバル(アンチテーゼ)キャラクター、アナログマのイメージソングとして4月29日にkoushirouがニコニコ動画へ投稿[1]。この曲の発表後、有志によりアニメーションや実写合成のPVが作られニコニコ動画及びYouTubeでの再生回数が130万回を超える人気となった[2]。
こうした反響を受けて、6月17日よりビクターエンタテインメントが@Victor Entertainmentやレコチョク、iTunes Storeで有料音楽配信を開始[3]。配信日が6月17日なのは「アナログ(6)、い〜な(17)」の語呂合わせとされる。当日のレコチョク・着うたデイリーランキングでは初登場5位を記録し[4]、6月19日放送のテレビ朝日「ミュージックステーション」では「着うたPICK UP」のコーナーで注目曲として紹介された[5]。
なお、この曲のタイトルでは「アナロ熊」と「熊」の部分が漢字表記であるが、キャラクター名としては「アナログマ」と片仮名で表記でされることも多い。また、本曲の公式サイトでは「JASRACには登録しておりません」と強調しているが、これは前述の民放連に対する反発からアナログマが生じた経緯に由来すると考えられている[4]。
ダウンロード販売[編集]
- アナロ熊のうた
- アナロ熊のうた(LONG Ver.) - 原曲に2番と5番を追加。また、3番と4番の間に間奏が入る。
CD[編集]
- 『EXIT TRANCE PRESENTS ウマウマできるトランスを作ってみた COMPLETE BEST』(EXIT TUNES、2009年7月15日発売)
- 「アナロ熊のうた」のカバーを収録。
- 『EXIT TUNES PRESENTS STARDOM 2』(EXIT TUNES、2009年8月19日発売)
- 「アナロ熊のうた」の原曲を収録。
- 『ニコニコ動画ふぃ~ちゃりんぐBEST』(ビクターエンタテインメント、2009年10月21日発売)
- 「アナロ熊のうた」の原曲とLONG Ver、ザブングル加藤とのコラボ曲を収録。
ザブングル加藤とのコラボレーション[編集]
ニコニコ動画に投稿されていたお笑いコンビザブングルの加藤歩の持ちネタとアナロ熊の歌を合わせた「『アナロ熊のうた』を、カッチカチにしてみた。」という動画をきっかけに実現したコラボレーション。加藤は当初その動画に対しキレていたが[6]、作者のkoushirouが大のザブングルファンであったこともあり結果的にコラボ曲『アナロ熊の「カッチカチやぞ!」』を作成、配信が行われた[7]。2009年10月に発売された『ニコニコ動画ふぃ~ちゃりんぐBEST』にも原曲と共に収録されている。
脚注[編集]
- ↑ 地デジカ対抗「アナログマ」出没 応援歌も(ITmedia、2009年4月30日)
- ↑ 「アナロ熊」着うた大人気…「地デジカ」に強力ライバル(スポーツ報知、2009年6月18日)
- ↑ 「アナロ熊のうた」が着うたに 「JASRAC登録してません」(ITmedia、2009年6月17日)
- ↑ 4.0 4.1 「アナロ熊のうた」着うた配信 初登場5位と人気集める(J-CAST、2009年6月18日)
- ↑ アナログ放送キャラ『アナロ熊』がテレビ朝日『MUSIC STATION』に出演!(ガジェット通信、2009年6月19日)
- ↑ (2009年7月8日) アナロ熊×ザブングル加藤! 異色コラボ! CDジャーナル 音楽出版社 [ arch. ] 8月20日
- ↑ (2009年7月8日) アナロ熊とサブングル加藤がコラボ、くやしいけど「カッチカチやぞ!」 BARKS ITmedia [ arch. ] 8月20日
外部リンク[編集]
- アナロ熊 - @Victor Entertainment