エサ＝ペッカ・サロネン

エサ＝ペッカ・サロネン（Esa-Pekka Salonen, 1958年6月30日 - ）は、フィンランドの作曲家、指揮者。

ヘルシンキ出身。シベリウス音楽院でホルガー・フランシュマンにホルン、ヨルマ・パヌラに指揮法、エイノユハニ・ラウタヴァーラに作曲をそれぞれ学ぶ。1977年に卒業後はホルン奏者として経歴をスタートさせた。1980年にはイタリアでニコロ・カスティリオーニに師事し、フランコ・ドナトーニの謦咳にも接した。1979年にフィンランド放送交響楽団を指揮して指揮者デビューを飾った1983年にユッカ＝ペッカ・サラステ等とアヴァンティ室内管弦楽団を結成。1985年から1995年までスウェーデン放送交響楽団の首席指揮者を務め、1987年に同交響楽団を率いて初来日を果たした。1992年にロサンジェルス・フィルハーモニックの首席指揮者に就任し、同年にユネスコ国際作曲家会議で自作の《Floof》が第１位を受賞。2008年からフィルハーモニア管弦楽団の首席指揮者兼ミュージック・アドヴァイザーを務め、2009年にロサンジェルス・フィルハーモニックのポストを辞任。2020年にはサンフランシスコ交響楽団の音楽監督に就任し、2021年にフィルハーモニア管弦楽団のポストを辞任した。