リオネル・ブランギエ
リオネル・ブランギエ(Lionel Bringuier, 1986年9月24日 - )はフランス出身の指揮者。チェリストでピアニスト。
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概要[編集]
音楽院卒業まで[編集]
フランスのニースで生まれる。5歳の時にチェロを学び始め、9歳でリサイタルを開いた。2000年、13歳の時にパリ音楽院に入学し、チェロをフィリップ・ミュレールに、指揮をゾルト・ノジに師事し、2004年に卒業した。
卒業後[編集]
2005年にアンサンブル・オルケストラル・ド・パリのアシスタント・コンダクターとなり、この年、2005年、19歳で第49回ブザンソン国際指揮者コンクールで優勝し、一躍注 目を浴びた。 2007年にブルターニュ管弦楽団のアソシエイト・コンダクター、続いてブリンギエは「幻想交響曲」のオーディションを受け、多くの年配の候補者の中から選ばれ、LAフィルのサロネンの助手になった。サロネンのもとでロサンゼルス・フィルハーモニックのアシスタント・コンダクターとなった。 ロサンゼルス・フィルのサロネンの アシスタント等を経て、2009年から2012年にかけてスペイン、バヤドリードのカスティーリャ・イ・レオン交響楽団の音楽監督を務め、この間の2011年11月に初めてチューリヒ・トーンハレ管弦楽団に客演し、2012年にチューリッ ヒ・トーンハレ管弦楽団の音楽監督に抜擢される。4年 間の任期中、フランスものや現代もの(サロネ ンの《Karawane》世界初演等)のレパートリー で高い評価を得た。
ロス・フィルのアソシエイト・コンダクター、レジデント・コンダクターとなり、2012年/2013年のシーズンまで務めた。し、またバヤドリードとストックホルムで《カルメン》を指揮した。2012年、2013年のシーズンにはライプツィヒ・ゲヴァントハウス管弦楽団、ロッテルダム・フィルハーモニー管弦楽団、スペイン国立管弦楽団、フランス放送フィルハーモニー管弦楽団に初めて客演した。2014年、2015年のシーズンにチューリヒ・トーンハレ管弦楽団の首席指揮者・音楽監督に就任した。
評価[編集]
リオネル・ブランギエはチューリッヒに新しい精神をもたらした。厳しい表情を漲らせた、音の構築に正面から迫った音楽づくりと評される。
来日[編集]
- 2019.9/21(土)18:00 サントリーホール
- 東京交響楽団第673回 定期演奏会
- プロコフィエフ: 交響曲第4番
- ブラームス:ヴァイオリン協奏曲
- 2022年4月23日, 4月24日
- 東京交響楽団
- サロネン:ヘリックス
- ラヴェル:ピアノ協奏曲 ト⾧調/リーズ・ドゥ・ラ・サールの独奏
- ラヴェル:高雅で感傷的なワルツ
- ストラヴィンスキー:組曲「火の鳥」(1919年版)