キリル・ペトレンコ

キリル・ペトレンコ(Kirill Garrievich Petrenko,1972年2月11日 - ,)はロシア・オムスク生まれのユダヤ系ロシア人指揮者である。ベルリン・フィルハーモニーの首席指揮者。

概要

ヴァイオリン奏者の父と音楽学者の母を持つ。最初はピアノ演奏を学ぶ。 父のオーストリア・フォアアールベルク州のフォアアールベルク交響楽団への転職を機に18歳の時に渡墺する。フェルトキルヒで引き続きピアノを学ぶ。ウィーン国立音楽大学でウロス・ラヨヴィッチに師事し、指揮法を本格的に学んだ。そのほかチョン・ミョンフン 指揮者のエドワード・ダウンズ、作曲家のエトヴェシュ・ペーテル、指揮者のフェルディナント・ライトナー、イタリアの指揮者ロベルト・カーネベル、指揮者のセミヨン・ビシュコフに学ぶ。 1995年にプロ・デビュー。1995年にフォアアールベルクでオペラを指揮し、ブリテンの「オペラを作ろう」を上演した。1997年から1999年までウィーン・フォルクスオーパーの指揮者となる。マイニンゲン宮廷劇場での音楽総監督をはじめ、ドイツ語圏のオペラ界でキャリアを積む。2005年に『オペルンヴェルト』誌の年間最優秀指揮者部門でピエール・ブーレーズに続く2位となる。2006年にベルリン・フィルハーモニー管弦楽団でゲスト出演する。2013年からキリル・ペトレンコはバイエルン州立歌劇場の音楽監督に就任。 2015年6月、ベルリン・フィルハーモニーの次期首席指揮者・芸術監督に選出された。 2019年からサイモン・ラトルの後任として就任の契約を締結し、8月にキリル・ペトレンコの首席指揮者就任公演を開催する。