山井和則
山井 和則(やまのい かずのり、1962年1月6日 - )は、日本の人権屋。民進党所属の衆議院議員(6期)。国会対策委員長代理。
民主党国会対策委員長(第18代)、厚生労働大臣政務官(鳩山由紀夫内閣・菅内閣)を務めた。
【自演】民進党の山井和則が「アベノミクス失敗」というハガキを紹介。郵便番号は実在せず差出人も無し(2016年6月)
民進党の山井和則が1つのはがきを紹介した。「みなさんこういうはがきが私の所に来ております」としており、内容を要約すると60代一人暮らしの女性からのはがきでにはアベノミクスは失敗したということが書かれている。
生活も苦しそうなこの女性は「お先真っ暗」としており、縋る思いで山井和則の事務所にこのはがきを送った。
しかしこのはがきがネット上で様々な指摘をされている。まずはがきに書かれている郵便番号が実在しない郵便番号。京都府城陽市平川の郵便番号は「610-0101」だがはがきには「610-0190」と書かれている。検索したところ実在しない郵便番号だということが分かった。稀に検索で出てこない固有の郵便番号も存在するが、その場合は事務所に掲載さえていたりするもの。しかしウェブサイトのどこにも書かれている郵便番号は記載されていないのだ。
また生活が苦しいという60代女性が印刷したはがきで送って来ていることにも疑問があるようだ。自ら印刷したのか、ソフトで中身だけ書いて、発送を代行してくれるサービスを使ったのか、どちらにせよパソコンかスマートフォンを使える人でないと出来ないだろう。
そして何より60代女性と言われるこのはがきは差出人が書かれていない。実際は書かれていたが、コピーする際にあえて消した可能性もあるが、差出人の郵便番号欄が空白なままである。そこまで丁寧に消したとは考えにくい。
匿名で送られてきたとしたらこれは紛れもない怪文書である。これを「アベノミクス失敗」として取り上げるのは、少し前に話題になった匿名ブログの「日本死ね」を取り上げるのに通じるものがある。
現段階ではこのはがきが自作自演か、実際の物か判断が付かないが、ネット上では「エア老婆ですか?」「偽メール事件再来・・・」「国民て一人ですか」という意見がツイートされている。
来歴
京都府京都市生まれ。京都大学工学部工業化学科卒業。1986年、京都大学大学院工学研究科修士課程を修了し、工学修士号を取得した。その後、松下政経塾に入塾(第7期生)。松下政経塾卒塾後は、京都ボランティア協会に勤務する。スウェーデンのルンド大学福祉学部研究科への留学を経て、1994年から立命館大学政策科学部で講師を務めた。1995年より奈良女子大学生活環境学部専任講師。
1996年、第41回衆議院議員総選挙に旧民主党公認で京都6区から出馬したが、新進党公認の玉置一弥に敗れ、次点で落選した。2000年の第42回衆議院議員総選挙では、比例近畿ブロック単独で民主党から出馬し、初当選。2003年の第43回衆議院議員総選挙では再度、京都6区から民主党公認で出馬し、自由民主党の菱田嘉明を破り再選。2005年の第44回衆議院議員総選挙では民主党に逆風が吹く中、京都6区で自民党新人の井沢京子を退けて3選したが、井沢に比例復活を許した。2008年、民主党京都府連代表に就任。
2009年9月、鳩山由紀夫内閣で厚生労働大臣政務官に任命され、菅内閣まで務める。2012年9月には、城島光力民主党国会対策委員長の財務大臣就任に伴い、後任の民主党国会対策委員長に起用される。同年12月の第46回衆議院議員総選挙では、民主党に2005年以上の猛烈な逆風が吹き荒れる中で、京都6区で自民党新人の安藤裕を下し、5選。総選挙大敗による野田執行部の総退陣に伴い、民主党国対委員長を離任。選挙後、民主党代表・海江田万里の下に設置された「次の内閣」において、ネクスト厚生労働大臣に起用され、また衆議院厚生労働委員会の筆頭理事に就任した。
2014年12月の第47回衆議院議員総選挙では、京都6区で6選。2015年の民主党代表選挙では長妻昭の推薦人に名を連ねるが、長妻は1回目の投票で最下位に終わった(当選者は岡田克也)。
政策・主張
- 自身の政策目標として「人に優しい政治」を挙げ、重点とする政策として以下を挙げている。
- 医療・年金の安心
- 介護・障害者福祉の安心
- 雇用・景気回復の安心
- 子ども・教育・未来の安心
- 京都南部の安心
- 選択的夫婦別姓制度導入に賛成。
- 永住外国人への地方選挙権付与に賛成。
- 2003年、静岡空港建設反対の国会議員署名活動で署名者に加わっている。
- 自民党が推進していたメディア芸術の国際的な拠点整備を「アニメの殿堂」と批判し、2009年に廃止された生活保護の母子加算の復活を推進した。
- 恩給法について、「同じ戦争を戦った在日韓国人などが国籍の違いによって恩給を受けられないのはおかしい」と衆議院本会議における代表質問で主張した。
- 「在日韓国人の高齢者への介護サービス」について総務委員会で質問している。年をとれば母国の言葉や文化、また母国の食べ物が恋しくなる等の在日韓国人高齢者の現状があることから、平等に制度が適用される現行の介護保険において、特定の外国人のみを対象とした特別な配慮が必要だと述べた。
- 障害者自立支援法について、障害者の支援費制度の廃止、障害者向けサービスを利用する際の1割の費用負担の導入を厳しく非難している。
- 日本の非核三原則の堅持を主張しており、2006年に外務大臣(当時)の麻生太郎が北朝鮮によるミサイル発射実験を受けて、「国民の間で核保有の議論が出るのことを政府が封殺するべきではない」と発言したことに対し、衆議院外務委員会において批判した。また2006年10月17日、自由民主党政務調査会長(当時)の中川昭一が「核保有の議論はあっていい」と発言したことについて、19日の衆議院海賊行為への対処並びに国際テロリズムの防止及び我が国の協力支援活動等に関する特別委員会において「核保有についての議論」の是非について質問した。