京急ステーションコマース
株式会社京急ステーションコマース(けいきゅうステーションコマース)は、京浜急行電鉄が100%出資するグループ会社で、駅構内におけるセブン-イレブン(京急ST)・駅売店(京急ST2)や飲食店などの運営、駅構内における飲食、流通等テナントの運営管理、駅構内スペースの有効流通をはかるための新規テナント誘致及び事業運営、インターネット通販事業を行う企業である。
概要[編集]
この会社では売店を運営しているが、2009年9月の業務提携により売店の大半がセブン-イレブン店舗へ転換。公共料金等代金収納サービスや、セブン銀行ATM(一部店舗除く)を設置し、利用客の利便性向上を図っている。そのほか京急オリジナルグッズを販売しているオンラインショップ「おとどけいきゅう」も開設している。
事業内容[編集]
- 売店事業
直営事業の柱として、京急線駅構内ならびにみなとみらい線横浜駅における売店の運営・管理事業を行っている。(一部委託店舗あり)公共料金等代金収納サービスやセブン銀行のATMを設置(一部店舗除く)し、さらに便利なサービスの提供をすすめている。
2013年8月現在、品川(3)、青物横丁、平和島、羽田空港国際線ターミナル、羽田空港国内線ターミナル(2)、京急川崎(2)、小島新田、横浜(4)、弘明寺、上大岡(2)、京急富岡、金沢文庫(3)、金沢八景、追浜、汐入、横須賀中央(2)、北久里浜、京急久里浜、YRP野比、三崎口の合計20駅31店舗にセブン-イレブンを展開している。 同社の展開するセブンイレブンの店名は京急ST○○店となっている。
※()内は複数店舗展開駅での店舗数
- 賃貸事業
京急線駅構内および駅至近の優良賃貸物件における管理運営から販促、テナントミックス、リーシングまでトータルマネジメントを提案・実施。市場動向を見極め、その駅の利用者特性や地域性も考慮した提案を行うことによって、沿線価値の向上と活性化を図っている。
- 構内営業事業
駅ナカでの物販およびサービスの催事営業、また期間限定ショップの管理・運営事業を行っている。 駅利用客のニーズに合わせた業種を展開していくことによって沿線価値を向上させている。
- インターネット通販事業
京急オリジナルグッズの販売を中心とする、「おとどけいきゅう」(インターネットサイト)の運営を行っている。
経営理念[編集]
「お客様の役に立つ」「利益を生む」「分かち合う」の3つの理念をもとに、京急グループ流通部門の一員として、「京急線の沿線価値の向上」と「魅力的かつ利便性の高いエキナカ空間の創造」 を担う中核的な企業を目指している。
沿革[編集]
- 1947年(昭和22年)11月28日 前身である「株式会社京急共栄会」設立 駅構内にて売店の営業を行う
- 2001年(平成13年)6月16日 (旧)京急ステーションサービス設立
- 2005年(平成17年)7月1日 (旧)京急ステーションサービスから現社名に変更
- 2005年(平成17年)7月1日 (新)京急ステーションサービスに駅運営受託業務を移管
- 2009年(平成21年)9月30日 株式会社セブン‐イレブン・ジャパンと業務提携を締結し、京急ステーションストア(駅売店)を順次セブン‐イレブン店舗に転換することを発表。
外部リンク[編集]