エアサーキュレーター

提供: Yourpedia
2014年3月21日 (金) 13:18時点におけるRobby wells (トーク | 投稿記録)による版 (新規)

(差分) ←前の版 | 最新版 (差分) | 次の版→ (差分)
移動: 案内検索

エアサーキュレーター英語:Air Circulator)は、直進性の高い風を発生させ空気を循環する性能に特化した電気扇風機である。単にサーキュレーターとも呼ぶ。

概要[編集]

室内でのエアコン等による冷暖房では、暖気は上昇、冷気は下降し、室内の上下(天井付近と床面付近)の温度差が大きくなりやすい。このような場合に、エアサーキュレーターを用いて天井へ向けて強い風を送り出すことにより、室内の空気が循環し攪拌され、この温度差をある程度解消することができる。

夏場の使用
夏にクーラーを使用する際、頭付近まで冷たくしようとすると、足が冷え過ぎて「冷え症」や夏風邪、不快感を感じる場合がある。その場合には、サーキュレーターを使うことで、部屋の温度を均一化することである程度の解消ができる。また、クーラーの設定温度を上げることが可能になるため、電気代の大幅な節約が可能になる。
また、クーラーを使わず窓を開けて、窓付近にサーキュレーターを設置することで、風通しを良くする使い方もお勧めである。可能であれば、風の通り道の窓に、それぞれ1台ずつ設置して、1台は吸気用、もう1台は排気用にすると効果的である。
冬場の使用
冬に「扇風機」というと、あまり一般的ではないが、サーキュレーターを天井に向けて使うことで、部屋内の温度を均一化し、足元付近の温度を2~5度ほど上げることができる。これにより、エアコン・ストーブなどの暖房機器の使用頻度を半分以下にしたり、エアコンの設定温度を1~2度下げることができ、電気代を大幅に節約することが可能となる。
早朝など起床した際には、サーキュレーターを回すことで、暖房機器を使うよりもはるかに短時間に、部屋の温度を2~3度上げることが可能である。ただし、サーキュレーターのみでの温度上昇には限界があるため、寒さが厳しい場合には、エアコン・ストーブなどの暖房機器との併用が必要である(エアコンにサーキュレーターが搭載されている場合もある)。
その他
冷房暖房の補助として効率を上げる(省エネ)効果のほか、足元の冷えや頭のほてりなどの不快症状の軽減にも効果がある。その他、部屋の空気を入れ替える換気などにも効果的である。もちろん、弱~中程度の風で使用することで、通常の扇風機として利用することも可能である。

特徴[編集]

  • 風向を天井にも向けられるように、真横から真上まで角度調節できる構造になっている。
  • 一般的な扇風機に比べ風量が強く、直進性の高い(拡散せず遠くまで届く)風を発生させることができる。
  • 風量が強い反面、使用時の騒音は大きい。