COCK ROACH
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COOK ROACH(コック・ローチ)は、男性5人によって構成される日本のインディーズロックバンド。自主レーベルである『黒虫芸術』に所属。1996年に結成、2005年に解散した。
概要・来歴[編集]
メンバーは遠藤仁平、杉浦哲郎、加藤拓也、本田祐也、前沢塁の男性5人。
1996年に遠藤、本田、大久保、前沢の4人によって結成。翌年1997年冬に大久保が脱退し、1998年に杉浦が後任として加入。2001年4月、1stアルバム『虫の夢死と無死の虫』リリース。同年7月にはフジ・ロック・フェスティバルにも出演した。
2002年10月2ndアルバム『赤き生命欲』、DVD『ゴキブリ映像録』をリリース後、約1年間にわたってライブ活動を休止するが、2004年6月に新メンバーに加藤を加え5人編成となり再開。8月にライブ会場・通販限定でのシングル「記憶の水殿」、10月には3rdアルバム『青く丸い星に生まれて』をリリースした。11月にライブツアー『静かなる虫達の夜奏』のファイナルが吉祥寺STAR PINE'S CAFEにて行われた。
2005年9月3日、水戸ライトハウスで行われたラストライブ『静かなる虫達の別れ -褐色の流星群9.3-』にてバンドは解散された。後の12月にその模様を収録したDVD作品『静かなる虫達の別れ』をリリースした。翌年春にリリースされたラストシングル「ユリイカ」をもって作品の発表も終了した。
メンバー[編集]
- 遠藤仁平(唄)(1979年5月8日 - )
- ボーカル担当。また、楽曲のほとんどの作詞も手掛ける。
- ぼさぼさに生えた髭が特徴。1stアルバム『虫の夢死と無死の虫』発売前後は、黒の少し長めの髪に黒髭と言う容貌だったが、しばらくしてから頭だけ丸坊主になった。それからまたしばらくして金髪の肩までの髪に金色の髭になり、解散前はまた初期の黒髪に黒髭という風貌に戻った。また、無類の酒好きである。
- 彼の書く歌詞の根底にあるのは「死」である。なぜこのような詞を書くのかというと、人間の一番ネガティブな部分である「死」「悲しみ」「滅亡」に対する恐怖心、それらが存在するゆえに、人間の一番ポジティブな部分である、人間が「生きよう」とする力や、「生きる」ことで何かを見出そうとする力が秘められている事を感じとって欲しい、といった内容を彼は述べている。また、生きている実感を得るために、僕達は死ぬまで死を恐れ続け、そして死ぬまでそんな唄を唄い続けるだろう、とホームページのコラム上で語っている。
- 解散後は地元茨城県水戸市にて料理屋の仕事をしながら、2005年9月に元G-FREAK FACTORYの前川和麿ら4人で無限マイナスというアコースティックバンドを結成。また、2008年には黒虫芸術の新プロジェクトとして本田祐也と共に博士と蟋蟀を結成。
- 本田祐也(四弦)(1979年6月19日 - )
- ベース担当。
- ベースはムーンのジャズベースタイプとミュージックマン・スティングレイを使用。手数の多いベースラインも弾きこなすベーシストである。
- 解散後はバンドREDЯUMのサポートベーシストとして活躍。後にREDЯUMは活動を休止するが、2007年9月、無限マイナスに加入し音楽活動を継続している。また、遠藤と共に博士と蟋蟀を結成した。
- 杉浦哲郎(六弦)(1979年11月15日 - )
- ギター担当。
- 杉浦は、2005年5月1日をもってCOCK ROACHから脱退した。しかし脱退直後に解散が決定したため、最終的にはメンバーとしてライブに参加し演奏していた。
- ギターはギブソン製のレスポールスタンダードを主に使用。曲によっては加藤と共用でLine 6のVariax 500を使用する場合もある。
- 加藤拓也(六弦)(1979年11月6日 - )
- ギター担当。
- 2004年6月加入。元々COCK ROACHのいちファンとしてメンバーと親交があり、ある日メンバーにスタジオに呼ばれ、ギターを弾いたところ好評であったことが加入の切っ掛けであるとされる。ファンがバンドに加入と言う珍しいケースでのメンバー入りとなった。
- 加藤がCOCK ROACHのメンバーに参加する以前までバンドは4人編成であったため、加入以前の4人編成での楽曲を演奏する際は、杉浦がソロやメロディを弾き、加藤がサポート的な役割でギターを弾くことが多い。また、5人編成となった後リリースした3rdアルバム『青く丸い星に生まれて』収録曲は、加藤がアコースティックギター、杉浦がエレクトリックギターを担当する場合が多い。現在は劇団に所属
- 前沢塁(太鼓)(1980年2月21日 - )
- ドラムス担当。
- バンド活動中、他のメンバーは少なくとも一度は坊主にしている中、唯一結成から解散までの間髪が長かった。
- COCK ROACH解散後、渡英した。
作品[編集]
シングル[編集]
- 記憶の水殿 (2004年8月)
- ライブ会場のみでの限定販売作品。
- 記憶の水殿
- ユリイカ (2006年3月、オリコン191位)
- 点と線
- ユリイカ
- 白い新世界
アルバム[編集]
- 虫の夢死と無死の虫 (2001年4月)
- 赤き生命欲 (2002年10月)
- 青く丸い星に生まれて (2004年10月、オリコン212位)
その他[編集]
- ゴキブリ誕生史 (2006年7月)
- 既存の楽曲のデモ音源集。
- 真っ赤な落葉
- 雪風の虫
- ビーハーツ
- さよなら日本
- コネチカール
- MID SUMMER DAY
- 上空、何気無く
- 華
VHS/DVD[編集]
- ゴキブリ映像録 (2002年10月)
- ライブ映像やPVを収録。
- 刻時曲
- 満開の太陽の下
- 絵画の女
- 蝶が一匹
- 顔
- 赤道歩行
- 華
- 静かなる虫達の別れ (2005年12月)
- 食人欲求者の謝肉祭
- 蛭
- 蝶が一匹
- 顔
- 孔子の唄
- アカシックレコーダー
- ユリイカ
- 原子爆弾万有引力考想曲
- 純心の目
- 記憶の水殿
- 孤独に輝く石
- 白い新世界
- 鸞弥栄
- 真っ赤な落葉
- 雪風の虫
- さよなら日本
- MID SUMMER DAY
- 華
- 赤道歩行
- 有限のパノラマ
- コネチカール
交友関係[編集]
- THE BACK HORN インディーズ時代からタイバンを重ねる
- REDЯUM
- TITTY TWISTER
- WRECKing CReW
- me-al art 遠藤仁平に見出され、黒虫芸術第二弾アーティストとしてデビュー