秋田美人

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秋田美人(あきたびじん)とは、秋田県出身の美女を指す。京美人博多美人と並び、「日本三大美人」といわれる。

日本海美人

秋田県を含む日本海側の女性は肌が白いので美人に見えるという説がある。日本海側は全国的に見て日照時間が少ないことから、紫外線による影響が少ない。その上、冬季は積雪が多く、屋内にこもりがちになることも「雪国の人は肌が白い」ことの原因として考えられている。類似例として[1]、津軽美人、庄内美人、越後美人、京美人、出雲美人が挙げられる。

いっぽうで日本海側の人々に特有の遺伝的性質によるものである可能性もあり、HLAハプロタイプのB44-DR13、B7-DR1が、日本では日本海側にその分布の中心があり、満州族朝鮮に高頻度にみられることから、満州・朝鮮半島東部から日本海沿岸へ渡来した集団が存在したことを示すとされている[2][3][4][5]

苗字

秋田県で多い苗字として佐々木氏京極氏工藤氏などがあるがこれらの源流は近江国山城国などの日本の文化中心地であることが多い。江戸時代の新田開発により投資をして後に移住してきたとされる。

「秋田美人」

急激に人口の増えた秋田での需要を当て込んだ女衒が新潟から多くの遊女や女郎を連れてきた、または秋田出身の娘が少しでも高く売れるよう秋田美人というキャッチコピーを作った、などの説もある。2015年秘密のケンミンSHOW秋田県で秋田美人の女性を探す特集や福岡県と共に日本人男性が美人の女性が多いと思う都道府県で1位から2位の上位の県になるほど秋田美人の認知度が高い。

出典

  1. 新野直吉 (1984,p76)
  2. 徳永勝士 (1995)「HLA遺伝子群からみた日本人のなりたち」『モンゴロイドの地球(3)日本人のなりたち』東京大学出版会,第4章,遺伝子からみた日本人,p193-210
  3. 徳永勝士 (1996) 「HLA の人類遺伝学」『日本臨床免疫学会会誌』=『Japanese journal of clinical immunology』19(6), 541-543
  4. 徳永勝士 (2003)「HLA と人類の移動」『Science of humanity Bensei 』(42), 4-9, 東京:勉誠出版
  5. 徳永勝士 (2008)「HLA遺伝子:弥生人には別ルートをたどってやってきた四つのグループがあった!」『日本人のルーツがわかる本』逆転の日本史編集部,東京:宝島社,p264-p280

文献

関連項目