磁気の単位

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磁石というものがある。鉄などを吸引する性質を備えたものでよく見られるものである。強く鉄釘などを引き寄せるものもあれば、それほどでもないものもある。詳しく調べたクーロン氏により磁気にはクーロンの法則というものがある。それを用いて磁気の単位を史上、初めて定めた。初めての単位であるので、実際的に実用性のある大きさかどうかは別問題であることは電気の場合と同様である。形式的に係数を簡単にして定めたものを電磁単位という。元は静磁単位と呼ばれたがその後、電気と関係があることがわかり、静磁単位での電気の量、電流等についても表すこともあるため電磁単位と呼び名が変わった。電磁単位での単位磁気量はcgs単位を用いることが多い。クーロンの法則で1cm、1ダインとなる磁気量を1cgsemuの磁気と定めた。emu とはelectro magnetic mass unitの略である。電磁単位で電荷の1cgs esuつまり、電荷の1静電単位を表すと光の速度の数値が換算係数と同じであったことは偶然によるものではないと考えられている。