鈴木元動丸

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鈴木 元動丸(すずき げんどうまる、1939年 - )は全日本同和会京都府連合会会長。
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鈴木元動丸。2005年12月6日、全日本同和会京都府連合会大会にて。

経歴

福岡県出身。「俺は好き好んで解放運動に身を投じたわけやない。ロクに学校(小中学)にも行かずに田川(福岡)から京都に出てきたが、とにかく、その頃の部落民の暮らしは悲惨なんてもんやなかった。テレビや洗濯機を月賦で買おうにも、どこの店も『保証人がいない』という理由を付けて部落民には売ろうとはしないのだ。そこで俺は土木の仕事に飛び込み、何が何でも銭を稼いで皆の保証人になってやろうと決めて、釈迦力になって働いたんや」という[1]

鈴木が保証人になって家電製品を買うことができた世帯数は30や50ではなく、中には購入者に夜逃げされて全額肩代わりした例も少なくなかったが、平然と肩代わりをし続け、気がつくと解放運動の中心人物に推されていたとされる[1]

1985年5月、16億4000万円を超える大型脱税事件で全日本同和会元事務局長の長谷部純夫と共に逮捕。鈴木と長谷部が同和会に対するカンパ名目で37名の納税義務者から受け取った金額は、7億3600万円にのぼっていた。1985年8月には、共犯の渡守秀治も逮捕される。

1987年9月16日、京都地裁で懲役3年、罰金5000万円の有罪判決を受ける。

2005年、郵政民営化選挙の際、引退する野中広務が後継者に指名した田中英夫を支援すると見られていたが、小泉純一郎が放った刺客の中川泰宏をあえて応援し、中川を当選させた[1]

出典

  • 中原京三『追跡・えせ同和行為』p.201-207

脚注

  1. 1.0 1.1 1.2 別冊宝島『日本の「黒幕」200人』p.82