自虐史観

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自虐史観(じぎゃくしかん)とは、日本において自由主義史観研究会を主宰した日本人の教育学者の藤岡信勝によって唱えられた歴史観に関する概念的表現で、第二次世界大戦後の日本の歴史学界において主流であった歴史観を「自国の歴史の負の部分をことさら強調し、正の部分を過小評価する歴史観」であるとの評価を持たせて表現する場合に用いられる呼称である。

概要

第二次世界大戦敗戦後、連合国軍最高司令官総司令部(GHQ)による統制の下で、歴史学界や教育界(学校教育の現場、日本教職員組合に入っている教師ほか)などでは「なぜ敗戦に至ったのか」という視点から過去への反省がなされ、戦前の日本国民の価値観は徹底的に覆される事になった。アメリカに比べて日本の近代化の遅れ、民主主義の未成熟などが問題とされることが多かった。また、皇国史観が歴史学研究に影響を及ぼし、その発展が阻害されたという反省からマルクス主義の影響を強く受けた歴史研究が主流となった。

しかしその反動が行き過ぎたため、日本の伝統・文化などの世界に誇るべき歴史の再評価の気運が生じ、「新しい歴史教科書をつくる会」などの運動が活発となった。「つくる会」は、日本の誇るべき歴史を貶める歴史認識を「自虐史観」とし、「戦後の歴史教育は日本の歴史の負の面ばかりを強調し過ぎ、あまりにも偏った歴史観を自国民に植え付ける結果となった。」と主張する。「自虐史観教育を受けた結果、自分の国の歴史に誇りを持てない」、「昔の日本は最悪だった」、「日本は反省と謝罪を」という意識を植え付けられ、「いわゆる戦後民主主義教育によって誤った歴史観(自虐史観)が蔓延した」として、「暗黒史観」「土下座教育」の改善を主張している。

韓国教授(88)が告白「殺される覚悟で言う。韓国人は強制従軍慰安とか歴史捏造をやめるべきだ」

"私は88才です。 もう事実を話したいと思います。" チェ・キホ伽耶大学客員教授

朝鮮末期の私は1923年の生まれです。もう韓国のためでも、日本のためでもなく「事実」を話したいと思います。それは相当な覚悟が必要です。 生命の危険も覚悟しています。しかし、これは私の使命であると信じています。

私はソウルに住んでいました。そして、時々、平壌や東京に行きました。その当時の韓国人は「日本人以上の日本人」でした。

「親切でやさしい日本人」という印象を、必死に消すために「反日」を指導者はそそのかしてきました。韓国と日本の歴史教育を比較すると、日本が10%の歪曲といえば、韓国は90%が歪曲です。

朝鮮末期の正常ではないで政治腐敗を教えず、日本が関与しなければ独立ができたことのように使われています。韓日合邦によって「教育」 「医療」 「工業」 「社会インフラ」が整備されました。近代国家の基礎が出来たことは明らかな事実です。

その実績を「日本帝国主義の侵略政策の産物だ!」と糾弾する韓国にはあきれます。より一層「日帝が民族産業を停滞させた!」という主張にはコメントする気持ちもなくなります。

民族産業を殺したのは、朝鮮王朝です。近代化を主張する先進的な思想家は反逆者とし、親族までも処刑されました。韓国人は「日帝の虐待! 性奴隷!」と叫んでいますが、私は信じることができません。歴史の真実を知っているためです。

朝鮮語でキウン「地獄」でした。それは大韓帝国時代になっても同じでした。1904年、日本は朝鮮の惨状を救うために、財政支援を決断します。例えば1907年度、朝鮮王朝の歳入は748万円だったが、歳出は3000万円以上でした。その差額は日本が負担していました。1908年にはより一層増加し、3100万円を支出しています。

論争

詳細は自由主義史観新しい歴史教科書をつくる会歴史教科書問題などを参照

日本の歴史学が戦後民主主義教育によって著しく歪められたと考え修正しようとする「自由主義史観」の提唱者および支持者は、特定の歴史学者や歴史観に対して「日本を貶める左翼」「反日主義者」「プロ市民」とレッテルを貼った。一方この動きに反対する人々は相手方に「歴史修正主義」「右翼」「軍国主義」とレッテルを貼り返し、双方で非難し合っている。「自由主義史観」の提唱者は軍国主義や皇国史観への回帰ではなく、民主主義を否定するものではなく「歴史は一面的に捉えることはできない。正と負の歴史の真実を見つめなおそう」と主張している。一方、それに反対する人達はその運動の提唱者や支持者に右翼勢力が含まれていることや、日本史の「負」の側面がほとんど描かれていないと主張する立場から、戦前への回帰運動で軍国主義、皇国史観の復権であると批判している。


海外における自虐史観

ドイツ

ドイツでは、ナチスに対する反省と責任を全国民が迫られており、いまだに愛国心そのものが忌避されることも多い。

フランス

フランス第二次世界大戦の戦勝国ではあるが、ナチス占領下のビシー政権がナチスに加担していたことや、アルジェリアに対する侵略植民地支配の歴史をもって自国を恥じているフランス人もいる。

関連項目