「桃の天然水」の版間の差分
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2021年9月8日 (水) 13:31時点における最新版
桃の天然水(もものてんねんすい)は、日本たばこ産業(JT)が1996年に発売した清涼飲料水である。通称・桃天(ももてん)、桃水(ももすい)。
桃の天然水の歴史[編集]
1996年、350ml缶で発売、翌年500mlのペットボトルで発売したが、発売当初はほとんど売れなかった。しかし、1998年に、当時若者から絶大な支持を得ていた歌手の華原朋美をCMに起用したことにより、「ヒューヒュー」が流行語になる程のビッグヒット商品となった。年間1600万ケースも売れ、同年『買ってはいけない』(株式会社金曜日)という本に記載された程である。ちなみにこの年間1600万ケースという記録は、現在においてもJTの飲料商品としては最高の記録である。
しかしカビの混入による回収騒ぎ[1]が発生しイメージが悪化したことや、その後無糖飲料(主に緑茶)が主流になっていったことも影響し、売上げは下降の一途をたどる。2001年には味・パッケージ共に変更し、リニューアルを図った。しかし、売上げ増加には繋がらなかったため、2002年以降は多くの天然水シリーズを出したり(シリーズ参照)、パッケージをピンクから青を基調としたものに変えたり、リリー・フランキーによる絵のパッケージを採用するなどして、味・パッケージ共に改良を行い売上げ増加を狙ったがあまり成果は上げられなかった。
なお、2006年2月6日、発売から10周年を迎えたことを機に、発売当初の味やパッケージをほぼ忠実に再現した桃の天然水(復刻版)を発売した。
2011年からシリーズ商品として桃の天然水SPARKLINGを発売した。
2012年、桃の天然水15周年を迎えたことから、パッケージ等をリニューアルし再び販売を再開している。500mLペットボトルの他、490mLの缶タイプ、1.5Lのペットボトルも新たに登場した。
CMの歴史[編集]
1998年に華原朋美によるCMがヒットしたものの、1999年に華原朋美が休養騒動に追い込まれたため、代打として歌手の浜崎あゆみを起用。2000年には、桃天3人娘と題し、若手アイドルらを起用。2001年にはモデルのデヴォン青木を起用した。2002年以降は売上げの低迷により一旦CMは打ち切られるが、2006年、桃の天然水を発売当初の味やパッケージに戻したことに伴い、8年ぶりに華原朋美をCMに再起用、1998年当時のCMを織り交ぜたCMが放送された。2013年にはモデルのローラを起用した。
※ ♪は本人出演CMソング
- 1998年~1999年 華原朋美
- ♪You just gonna sing a song(「storytelling」収録)
- ♪tumblin' dice
- ♪daily news
- ♪needs somebody's love(「nine cubes」収録)
- 1999年 浜崎あゆみ
- 2006年 華原朋美
- ♪Keep On Running(「華/Keep On Running」収録)
- ♪運命の糸(「あのさよならにさよならを」収録)
- 2013年 ローラ
シリーズ[編集]
- 桃の天然水(1996年)
- りんごの天然水(1999年)
- 桃の天然水ソーダ(2000年)
- レモンの天然水(2000年??)
- 青りんごの天然水(2001年)
- マスカットの天然水(2001年)
- ライチの天然水(2001年)
- 桃の天然水ゼリー(2002年)
- さくらんぼの天然水(2002年)
- 夏みかんの天然水(2002年)
- ぶどうの天然水ゼリー(2002年)
- 桃の紅茶(2002年)
- はちみつレモンの天然水(2002年)
- 赤りんごの天然水(2002年)
- ライムの天然水(2005年) - ファミリーマート限定販売
- 梅の天然水(2006年) - ファミリーマート限定販売
- マンゴーの天然水(2007年) - ファミリーマート限定発売
- 濃い桃の天然水(2007年) - 期間限定・コンビニ限定販売
- 桃の天然水SPARKLING(2011年)
- 復刻版
- 桃の天然水 復刻版(2006年)
- りんごの天然水 復刻版(2006年)
- リニューアル
- 桃の天然水(2012年)
- 桃の天然水SPARKLING(2012年)
- 桃の天然水ライト(2013年)
- 桃の天然水クリア(2013年)