「ダイキン工業」の版間の差分
(→空調製品: 加筆) |
(→空調製品: 「の修正) |
||
122行目: | 122行目: | ||
*24時間全館空調システム(エアカルテットPLUS) | *24時間全館空調システム(エアカルテットPLUS) | ||
*[[チラー]](C-upⅡ、チェスバック等) | *[[チラー]](C-upⅡ、チェスバック等) | ||
− | *ストリーマ放電式空気清浄機( | + | *ストリーマ放電式空気清浄機(「光クリエール」 家庭用/業務用) |
*除加湿清浄機(クリアフォース<ref>[[1995年]]製の加湿機に発がん性物質があるとして、ダイキンは加湿機全製品を販売自粛に追い込まれた</ref>) | *除加湿清浄機(クリアフォース<ref>[[1995年]]製の加湿機に発がん性物質があるとして、ダイキンは加湿機全製品を販売自粛に追い込まれた</ref>) | ||
*水捨て不要除湿機(ルームドライヤー) | *水捨て不要除湿機(ルームドライヤー) |
2011年10月23日 (日) 16:17時点における版
ダイキン工業株式会社 Daikin Industries, Ltd.
| |
種類 | 株式会社 |
---|---|
市場情報 | 東証1部 6367 1957年6月1日~上場中大証1部 6367 1949年5月14日~上場中名証1部 6367 ~上場中札証 6367 ~上場中福証 6367 ~上場中 |
略称 | ダイキン、DAIKIN |
本社所在地 | 〒530-8323 大阪府大阪市北区中崎西二丁目4番12号 梅田センタービル |
電話番号 | 06-6373-4312 |
設立 | 1934年(昭和9年)2月11日 (大阪金属工業株式会社) |
業種 | 機械 |
事業内容 | 空調・冷凍機、化学、油機及び特機製品の製造(工事施工を含む)、販売 |
代表者 | 取締役会長 兼 CEO 井上 礼之 取締役社長 兼 COO 岡野 幸義 |
資本金 | 280億2,342万6,655円 (2007年3月31日現在) |
売上高 | 連結:9,121億2,800万円 単独:4,544億6,900万円 (2007年3月期) |
総資産 | 連結:1兆1,645億7,500万円 単独:7,948億1,100万円 (2007年3月期) |
従業員数 | 連結:33,776人 単独:6,940人 (2007年3月31日現在) |
決算期 | 3月31日 |
主要株主 | 日本トラスティ・サービス信託銀行(株) 18.05% 日本マスタートラスト信託銀行(株) 6.05% ステート・ストリート・バンク&トラスト 4.74% |
主要子会社 | ダイキン空調グループ各社 他 |
関係する人物 | 山田晁 井上礼之 |
外部リンク | http://www.daikin.co.jp |
特記事項:かつては住金グループに、最近まで住友グループに在籍していた(出資系関連で)。また、フッ素化学でも世界屈指のシェアを持っていたが、現在はフッ素関連は徐々に生産縮小されている。 |
ダイキン工業株式会社(ダイキンこうぎょう、英称:Daikin Industries, Ltd.)は、大阪市北区中崎西に本社を置く業務用空調機、化学品の大手メーカーである。略称は「ダイキン」(英文名の略称は"DAIKIN")。自称では2010年の空調事業の売上高が約9400億円の、米キヤリア(コネティカット州)を抜いて世界一の企業である。
目次
概要・歴史
1924年(大正13年)10月25日に合資会社大阪金属工業所として創業。1934年(昭和9年)2月11日に大阪金属工業株式会社として設立。当時の主な製品は内燃機関、精密機械、航空機部品などであった。戦前の1936年(昭和11年)には南海鉄道(現・南海電気鉄道)向けに日本初の鉄道車両用の冷房ユニットを製造している。
1963年(昭和38年)に社名を「大阪金属工業」から大(だい)と金(きん)を取ったダイキン工業に改名する。空調・冷凍機が主力だがフッ素化学製品の分野でも、米・デュポン社に次いで世界第2位のシェアを誇っていたが、2009年頃の不祥事により世界最下位に転落するも、その後は再び持ち直しているとされる。
もともとはビルなどの業務用空調設備を得意[1]とし、現在も圧倒的なトップシェアを誇っている。また、家庭用ルームエアコンでは日本国内シェアトップの松下電器産業に次いで2位。これは、冬季の加湿機能と夏季の除湿機能を併せ持つルームエアコン「うるるとさらら」がヒットしたことに加え、競合する家電メーカーのような系列販売店網を持たないゆえ、販売力の強い大手家電量販店チェーンへ積極的に販路を開拓したことが功を奏したものと思われる。また、ナショナルショップへも供給するなど、 その販路はほぼ大成功に近いとまで称している。その上、1989年から2010年までパッケージエアコン国内シェアトップを独走していたが、最近はフジテレビのフジテレビの韓流偏向報道を支える大口スポンサーであるとして不買運動が行われているためトップの座が危ぶまれている。
また1972年(昭和47年)には、欧州現地法人として「ダイキンヨーロッパ」を設立、その後アジア・オセアニア、北米・中南米にも生産・販売拠点を設け世界的に事業を広げている。海外ではダイキンブランドの確立に成功し高級の証として認識されている。
2006年(平成18年)5月には、大手空調メーカーOYLを買収を発表、買収後は売上高1兆円突破し、経常利益も1000億円超を見込んでいる。相互の得意技術の補完とOYLの持つアメリカ販売網を利用してアメリカでの空調事業への再進出を計画する。
元々は住友金属工業が株主であり、かつては住友グループの一員として活動してきたが、現在は金融機関が発行済み株式の多くを握り、住友金属工業からも資本独立した。しかし、金融機関の一部に住友系が入ることで辛うじて住友グループとのつながりを維持している。また古くからの取引先でもあった松下電器産業との資本関係についても継続中である。
諸問題
不祥事・事件・トラブル
ただ、その一方で1988年には、フッ素化学製品に関わるココム(対共産圏輸出統制委員会)規制違反事件が明らかになり、また1999年から2008年の10年間に亘り、同社のサービス本部とサービス関連子会社に於いて、売上高の前倒し計上などの不適切な会計処理が繰り返し行われ、利益33億円の虚偽記載が行われていたことが、2009年4月10日に発覚した[2]。これを受け同社は4月30日に、不正会計に直接関わった子会社の社長や役員ら計27人について、5人を解任、2人を諭旨退職、他にも出勤停止や減給などの処分とした[3]。
不買運動
ダイキンは前述したようにフジテレビの偏向報道を支える大手スポンサーであるとして、不買運動が頻発している。
ダイキン空調技術訓練校
ダイキン空調技術訓練校は現場に適応した講座内容で時代の変化に対応できる空調技術者の養成を目指して開校している。 東京校と大阪校の2校あり、東京校は、茨城県つくば市のダイキン工業株式会社つくば研修所で短期課程施工コース、サービスコース、設備設計コース、大阪校は大阪府堺市のダイキン工業株式会社大阪研修所金岡スクールで、開講コースは短期課程施工コース、サービスコースを実施。
入校資格は、ダイキン東日本EI技能向上協会か西日本EI技能向上協会のいずれかの協会に加入の事業所従業員で、高等学校の卒業またはこれと同等以上の学力を有する者。なお、東京校のサービスコースはダイキン定例講習会の指定コース受講済者が該当。
主な生産拠点と品目
- 堺製作所 金岡工場(堺市北区)、業務用エアコン
- 堺製作所 臨海工場(堺市西区)、業務用エアコン・圧縮機
- 滋賀製作所(草津市)、家庭用エアコン・業務用エアコン
- 淀川製作所(摂津市)、フッ素化学製品・油圧機器
- 鹿島製作所(神栖市)、フッ素化学製品
- 上海大金空調有限公司(中華人民共和国 上海市)、家庭用エアコン・業務用エアコン
- ダイキン インダストリーズ タイランド(タイ王国 チョンブリー県)、家庭用エアコン・業務用エアコン
- ダイキン ヨーロッパ N.V.(ベルギー オーステンデ)、家庭用エアコン・業務用エアコン
- ダイキン インダストリーズ チェコ(チェコ共和国 ピルゼン)、家庭用エアコン
- ダイキンアメリカ
関連会社
- ダイキン空調北海道
- ダイキン空調東北
- ダイキン空調北陸
- ダイキン空調新潟
- ダイキン空調関東
- ダイキン空調茨城
- ダイキン空調東京
- ダイキン空調千葉
- ダイキン空調神奈川
- ダイキン空調東海
- ダイキン空調静岡
- ダイキン空調京滋
- ダイキン空調大阪
- ダイキン空調神戸
- ダイキン空調中国
- ダイキン空調四国
- ダイキン空調九州
- ダイキン空調鹿児島
- ダイキン空調宮崎
- ダイキン空調沖縄
- ダイキンサンライズ摂津(障害者雇用特例子会社)
- ダイキンレクザムエレクトロニクス(隆祥産業との合弁)
- 大金空調香港有限公司
- サイアムダイキンセールスリミテッド(タイ)
- ACEダイキンPTEリミテッド(シンガポール)
- ダイキンイタリアS.P.A
- ダイキンフランスS.A.
- ダイキンドイツ
- ダイキンユーエスINC
- ダイキンアルゼンティーナ
- ダイキンアメリカ
なお、一時期、住友金属から買収して子会社化していたイズミフードマシナリは保有株を全て放出、現在は住友重機械の子会社である新日本造機の完全子会社となっている。
製品
空調製品
- 業務用スカイエア(ECOZEAS80[4]、ZEAS[5]、D-irectZEAS[6]、ZEAS FAST[7]、ZEAS-S[8]、個別ZEASQ、ホットエコZEAS、更新向け個別運転ビル用マルチパッケージエアコンVe-upQ、高速ストリーマZEASQ)
- 学校用パッケージエアコン(学校用ZEAS)
- ビル用マルチパッケージエアコン(Ve-upⅢ、Ve-upDESICA等)
- 氷蓄熱式パッケージエアコン(Ve-upⅡG、エコアイスminiマルチ等)
- 水冷式パッケージエアコン(Ve-upⅢW、水冷・床置形)
- 設備用パッケージエアコン(設備用ZEAS)
- 工場用パッケージエアコン(工場用ZEAS)
- ハウス栽培用パッケージエアコン(温室用ZEAS)
- 家庭用ルームエアコン(うるるとさらら)
- ハウジングエアコン(うるるとさらら)
- 家庭用マルチエアコン(システムパック、ワイドセレクトマルチ)
- エコキュート(家庭用/業務用)
- 大型業務用ヒートポンプ給湯システム(MEGA-Q)
- 住宅用ヒートポンプ式温水床暖房(ホッとく~る、ホッとエコフロア)
- ガスヒートポンプエアコン(G-upⅢ[9])
- 非ヒートポンプ性冷暖房機(ファンコイルシリーズ[10]、エアハンシリーズ等)
- 24時間全館空調システム(エアカルテットPLUS)
- チラー(C-upⅡ、チェスバック等)
- ストリーマ放電式空気清浄機(「光クリエール」 家庭用/業務用)
- 除加湿清浄機(クリアフォース[11])
- 水捨て不要除湿機(ルームドライヤー)
- 中低温用エアコン(中温用ZEAS、低温用ZEAS、フリーズBIGマルチ)
- コンビニ用エアコン(ZEAS-AC)
- 電算機室用エアコン(電算機室用ZEAS)
- スポットエアコン(「クリスプ」 一体型/セパレート型)
- 小型米用低音保管庫(米ッ庫蔵)
- 遠赤外線暖房機(「セラムヒート」 家庭用/業務用)
- ハイブリッド暖房専用機(暖全ヒート)
- 冷蔵庫専用空気清浄機(ベストウェッター)
- 換気扇(「ベンティエール」 家庭用/業務用)
大型空調機器
- 海上コンテナ用冷凍冷蔵装置
- 船舶用エアコン
油圧関連機器
- ハイブリッド冷却機器(オイルコンAKZ/AKZJ/AKZCシリーズ、チラーAKZWシリーズ、等々)
- ハイブリッド油圧機器(エコリッチEHUシリーズ、スーパーエコリッチEHU-Sシリーズ、スーパーユニットSUTシリーズ、等々)
- ハイドロメカ油圧機器
- 建機車両用油圧機器
化学関連
- フッ素樹脂・加工品
- フッ素ゴム
- フルオロカーボンガス
- フッ素系撥水・撥油剤
- フッ素系機能剤
- フッ素系高機能塗料
電子システム
- SpaceFinder
特機
この節を書こうとした人は途中で寝てしまいました。後は適当に頑張って下さい。 |
特徴
- 国内工場だけでなく海外工場においても、地域貢献として盆踊りを催す。企画・運営は従業員が行う。
イメージキャラクター
など
関連項目
- ダイキンオーキッドレディスゴルフトーナメント
- 国立国際美術館(ダイキン工業美術財団支援先)
- DAIKIN エア・メッセージ
- 桃華絵里
- パナソニック
- キヤリア
- サントリー(当社のパッケージエアコン使用)
- 日本コカ・コーラ(当社のパッケージエアコン使用)
- フジテレビジョン
脚注
- ↑ 競合メーカーの日立アプライアンスや三洋電機もビル用マルチパッケージエアコンやガスヒートポンプエアコンを得意とする
- ↑ ダイキン10年間不適切会計処理、利益33億円虚偽記載 産経新聞 2009年4月10日
- ↑ 10年に及ぶ不正会計で5人を解任 ダイキン、当時の本部長ら 産経新聞 2009年4月30日
- ↑ 超省エネDCインバーターエアコン
- ↑ ZEASQの後継
- ↑ 『ZEASQDESICA』の後継
- ↑ 超高効率DCインバーターエアコン
- ↑ ニュー・スカイエアの実質上の後継製品
- ↑ アイシン精機と共同開発
- ↑ 『ZUNOS』ブランドで展開している
- ↑ 1995年製の加湿機に発がん性物質があるとして、ダイキンは加湿機全製品を販売自粛に追い込まれた