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2013年6月18日 (火) 20:14時点における版
四代目山健組(やまけんぐみ)は、神戸市中央区に本拠を置く暴力団で、指定暴力団・六代目山口組の2次団体。山口組最大派閥。ヤマケンにあらざれば、ヤマグチにあらずと言われていたが、弘道会出身の山口組六代目司忍組長、高山清司若頭の就任後、弘道会の発言力が増してきている。構成員は約7000人。
1961年、三代目山口組(組長・田岡一雄)の若衆・山本健一が結成した。 山本は その後、山口組若頭補佐に就任し、1971年に山口組若頭・梶原清晴(梶原組組長)が海難事故で急逝すると、その後任に就任した。 その際、山本健一と、同じく若頭補佐の山本 広(山広組組長)による決選投票が行われ一度は山本 広に決められるが、山本健一の直訴により田岡から山本健一が指名された。 田岡の山本健一への寵愛ぶりは有名で、山本健一死後も、その遺志をふまえて、1984年に四代目山口組組長に就任した竹中正久は、直参昇格間もない2代目組長・渡辺芳則を異例の早さで若頭補佐に抜擢した。 翌85年、竹中と共に山口組若頭・中山勝正(豪友会会長)が暗殺されると、渡辺は後任若頭に就任した。
1989年に渡辺が五代目山口組組長に就任すると、3代目を継承した桑田兼吉の他、中野会会長・中野太郎ら最高幹部10人が同年のうちに本家(山口組)直参へ昇格、翌90年には桑田と中野が山口組若頭補佐に就任して山健組を磐石なものにし、最大派閥へと押し上げた。
2003年、桑田の懲役7年の判決が確定すると、若頭・橋本弘文(極心連合会会長)を組長代行に昇格させ、四代目健竜会会長・井上邦雄を後任若頭とする組織改編を行った。 2005年、橋本と、前舎弟頭の相談役・太田守正(太田会会長)が本家直参へ昇格し、橋本は山口組若頭補佐に就任した。
2005年、六代目山口組(組長・司 忍)が発足すると、若頭・井上邦雄が4代目を継承。 井上は山口組幹部(「幹部」という名称の役職)に就任した。 同年11月、舎弟頭・木村阪喜(木村會会長)と舎弟頭補佐・森尾卯太郎(大同会会長)が本家直参へ昇格。 2005年12月、井上は山口組若頭補佐兼阪神ブロック長に就任した。
なお、余談ではあるが全国のテキヤ(香具師)に非公認タレントグッズ等を卸している元締めでもある。
歴代組長
- 初代(1961年~1982年):山本健一(三代目山口組若頭、元安原会若衆)
- 2代目(1982年~1989年):渡辺芳則(四代目山口組若頭、健竜会初代会長。 後に五代目山口組組長)
- 3代目(1989年~2005年):桑田兼吉(五代目山口組若頭補佐、二代目健竜会会長)
- 4代目(2005年~):井上邦雄(六代目山口組若頭補佐兼阪神ブロック長、四代目健竜会会長。 桑田の養子)
最高幹部
- 組長・井上邦雄
- 若頭・山本國春(健國会会長)
- 最高顧問・妹尾英幸(妹尾組組長)
- 顧問・林 勇(道志会会長)
- 顧問・鷲坂正美(鷲坂組組長)
- 顧問・宝満国広(宝満組組長)
- 顧問・千葉貴潤吉(北竜会会長)
- 舎弟頭・村中 晃(村中組組長)
- 本部長・伏見繁造(伏見組組長)
- 舎弟頭補佐・大下秀夫(秀誠会会長)
- 舎弟頭補佐・荒木一之(兼一会会長)
- 舎弟頭補佐・斎藤辰雄(齋藤組組長)
- 舎弟頭補佐・吉村幸峯
- 舎弟頭補佐・生島仁吉
- 舎弟頭補佐・山内昭人
- 事務局長・和田初志(志闘会会長)
- 若頭補佐・姫野竜志(姫野組組長)
- 若頭補佐・中田広志
- 若頭補佐・高野鉱吉
- 若頭補佐・宮田世市
- 若頭補佐・與則和(與組組長)
- 組織委員・高山幸道(高山組組長)
- 渉外委員・松籐堅志(松籐組組長)
- 渉外委員・岩上竜二(兼生会会長)
- 慶弔委員・前木場信義(前木場組組長)
- 組織委員・徳山忠男(忠心会会長)
- 組長秘書・柏田安廣(柏田組組長)
その他の組員
舎弟
若中
- 大野勝己(大勝会会長)
- 雑賀 稔(三代目春駒組組長)
- 和田茂平(和田組組長)
- 南 進治(南進会会長)
- 田中 守(田中興業総長)
- 岡本朝夫(岡本事務所総長)
- 新井成俊(新井総業総長)
- 小木野徹
- 由崎憲一
- 杉山正治
- 山崎正明(正心会会長)
- 中村 薫(太成会会長)
- 藤井 潔(二代目畑中組組長)
- 三谷令信(三谷事務所総長)
- 島野義人(三代目紀州連合会会長)
- 牧野元義(牧野興業総長)
- 宮地人吾
- 松岡昌幸(勢道会会長)
- 池田 修(池田組組長)
- 大石真人(大真会会長)
- 矢野英昭(二代目本江組組長)
- 小林俊雄(二代目木下会会長)
- 池田真吾
- Los688
- 牟田秀次郎
- 高野紘吉(高野組組長)
- 岡沼武志(三代目伊藤会会長)
- 綾部真義(三代目西川会会長)
- 高橋武身(高橋組組長)
- 長尾昌志(七代目中津川組組長)
- 樺山典正(樺山総業総長)
- 金岡英二(金岡組組長)
- 前田幸夫(三代目侠友会会長)
- 竹内正夫(二代目竹内組組長)
- 酒井康夫(酒井組組長)
- 藤田一夫(東龍連合組長)
- 橋本功一(北彰会会長)
- 山田浩二(二代目誠隆会会長)
- 宮田世市(宮田興業組長)
- 山下 稔(邦心会会長)
- 織田絆誠(邦尽会会長)旧組織名 織田興業
- 西住孔希(邦竜會会長)
- 疋田春男(疋田組組長)
- 牧山修一(二代目石湊会会長)
- 中橋勝久(中橋組組長)
- 奥山 充(玄武会会長)
- 中坂雄二(中坂興業組長)
- 永野一雄(國竜会会長)
- 斉藤哲也(新宿斉藤連合会会長)宇田川連合初代会長
- 福富 弘(福富組組長)
主な出身者
- 二代目 舎弟頭・浅川一實(浅川一家総長) - 後に五代目山口組若中
- 二代目 若中相談役・松下靖男(松下組組長) - 後に五代目山口組若中
- 二代目 若中相談役・杉 秀夫(健心会会長) - 後に五代目山口組若中
- 二代目 舎弟頭補佐・中野太郎(中野会会長) - 後に五代目山口組若頭補佐
- 二代目 舎弟頭補佐・盛力健児(盛力会会長) - 後に六代目山口組若中
- 二代目 舎弟頭補佐・松本敏久(松本組組長) - 後に五代目山口組若中
- 三代目 舎弟頭補佐・根本辰男(二代目川内組組長) - 後に六代目山口組若中
- 三代目 舎弟頭補佐・中村伍男(中村組組長) - 後に六代目山口組若中
- 三代目 舎弟頭補佐・鈴木秀具(鈴秀組組長) - 後に五代目山口組若中
- 三代目 舎弟・大関 大(二代目大門会会長) - 後に五代目山口組若中
- 三代目 舎弟・前田英明(二代目北岡会会長) - 後に五代目山口組若中
- 三代目 舎弟頭・金澤膺一(金澤組組長) - 後に臥龍会会長、五代目山口組若中
- 二代目 若中・井奥文夫(井奥会会長) - 後に中野会会長代行、六代目山口組若中
- 二代目 若中・岡本久男(岡本組組長) - 後に二代目松下組組長、六代目山口組若中
- 三代目 組長代行・橋本弘文(極心連合会会長) - 後に六代目山口組若頭補佐
- 三代目 相談役・太田守正(太田興業会長) - 後に太田会会長、六代目山口組若中
- 四代目 舎弟頭・木村阪喜(木村會会長) - 後に六代目山口組若中
- 四代目 舎弟頭補佐・森尾卯太男(大同会会長) - 後に六代目山口組若中