「名古屋市営地下鉄鶴舞線」の版間の差分
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+ | 鶴舞線内折り返し列車は主に平日日中に毎時2-4本程度運行されている。休日日中は基本的に豊田線か犬山線のどちらかに直通するため朝以外はあまり運行されない。 | ||
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+ | 2003年3月以前は平日・土曜・休日問わず昼間は毎時10本(6分毎)運行されていたが、同月の改正で平日の昼間は毎時8本(7.5分毎)、土曜・休日は昼間以降毎時6本(10分毎)に減便された。平日夜7時以降は8分間隔になり、夜間は10 - 12分間隔に開く。また長年、鶴舞線だけが[[終電|最終電車]]が早い(0時前に運行を終了する)状況が続いていたが、2003年に他線と同様、0時30分頃までの運行となった。 | ||
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+ | 名鉄のダイヤが改正されると、同時に鶴舞線のダイヤも改正されることがある(行き先変更のみを含む)。 | ||
== 脚注 == | == 脚注 == |
2020年2月3日 (月) 21:46時点における版
鶴舞線(つるまいせん)は、愛知県名古屋市西区の上小田井駅から愛知県日進市の赤池駅までを結ぶ、名古屋市営地下鉄の路線[1]。正式名称は名古屋市高速度鉄道第3号線[1]。ラインカラーは名鉄線と見分けがつくよう名鉄の色と区別した青(■)である。
すべての駅でmanaca(2011年2月11日に導入)などの交通系ICカード全国相互利用サービス対応カードが使用できる。
概要
名古屋鉄道犬山線を経由して岩倉駅、柏森駅、扶桑駅、犬山駅まで、名古屋鉄道豊田線・三河線を経由して豊田市駅まで、それぞれ相互直通運転を行っている。日本の地下鉄で起点と終点の両方で同じ鉄道事業者に直通している例は鶴舞線の他には東京メトロ東西線(起点の中野駅と終点の西船橋駅の両方でJR線に直通)しかなく、かなり珍しい。東京メトロ東西線は西船橋駅側からJR総武線へは平日の朝夕ラッシュ時のみの乗り入れであるのに対し、鶴舞線は犬山線・豊田線双方とも終日乗り入れを実施しており、これは日本唯一である。鶴舞線は東京メトロ東西線とは異なり、乗り入れ相手方の駅や車庫で当日の運用を終了する外泊運用は組まれていない。
高架駅の上小田井駅を出るとすぐ地下に潜り、浅間町駅付近までは愛知県道63号名古屋江南線・名古屋市道江川線の下を通る。江川線には高速道路を地下に通す計画があったため、浄心 - 浅間町間は地下鉄の上層に高速道路を通せるよう、地下10 mよりも深い位置に建設された[2](高速道路はその後高架線として建設され、2007年に名古屋高速6号清須線として開通した)。浅間町 - 大須観音間は伏見通(国道22号・国道19号)の下を通る。大須観音駅を過ぎて西大須交差点の下から大須通を通り、進路を東向きに変える。荒畑 - 川名間は山王通(名古屋市道山王線)の下を通る。川名駅を過ぎて山中交差点の下からは、進路を南東向きに変え、飯田街道(国道153号)の下を通る。植田駅からは国道から離れ、東向きに進路を変える。終点の赤池駅も地下駅となっている。
また、赤池駅と日進工場は名古屋市外の日進市にあり、名古屋市営地下鉄で唯一名古屋市外に路線を延ばしている。これについては、後述の通り、八事 - 赤池間の免許を名鉄から譲り受ける形で開業したためである。
沿線には大学が多数立地している(いりなか駅 - 塩釜口駅間に所在する、南山大学、中京大学、名城大学など)。また、直通運転先の名鉄豊田線沿線にも名古屋商科大学、東海学園大学などがあることから、学生の利用が多い(以前はみよし市に愛知大学もあったが、現在は名古屋駅南のあおなみ線沿線「ささしまライブ24」地区に移転した)。また、平針駅から市バスに乗り換えた先には愛知県運転免許試験場(通称:平針試験場)がある。
最混雑区間は塩釜口駅 → 八事駅で、2017年度のピーク時混雑率は115%となっている[3]。
名鉄線と相互乗り入れを行う計画が建設当初からあったため、ホームが8両対応であったり、車両が20 m車であるなど、余裕を持った構造となっており、名鉄と同じ軌間1,067 mmの線路とパンタグラフを利用した架空電車線方式を採用している。
鶴舞線には可動式ホーム柵は設置されていないが、2021年度以降に設置が検討されている[4]。また、LED式発車標はすべての駅に設置されており、各種運行情報やニュースなどが表示できる。なお、LED式に更新されたのは、名古屋市営地下鉄の中で最も遅い。ただし、上小田井駅は名鉄の管理駅のため、他の駅とは表示方式が異なる。
使用されている接近メロディの曲名は赤池方面が「サンライト」、上小田井方面が「ファンタジー」である。ただし、前述したように、上小田井駅は名鉄の管理駅なので、メロディは流れない。
名鉄犬山線と豊田線との間には鶴舞線を介した通過連絡運輸が設定されている。
路線データ
- 路線距離(営業キロ):20.4 km
- 軌間:1,067 mm
- 駅数:20(起終点駅含む)
- 複線区間:全線
- 電化区間:全線(直流1500 V・架空電車線方式(カテナリー電車線・剛体電車線))
- 地上区間:上小田井駅付近
- 閉塞方式:車内信号式
- 営業最高速度:75 km/h[5]
- 編成両数:6両
- ホーム最大対応編成両数:8両
運行形態
すべての列車が普通列車である。以前の内照式行先案内板には、「普通」と列車種別の案内が表示されていた。
- 運転間隔[6]
- 平日:朝4分毎、昼間7.5分毎、夕方5分毎
- 土曜・休日:朝6 - 8分毎、昼間以降10分毎
- 相互直通列車:昼間:
- 豊田線直通:おおむね12分または18分間隔
- 犬山線直通:平日1時間毎、土曜・休日30分毎
朝から昼・昼から夕方に変わる時間帯や深夜・早朝など、上記の間隔で運行されていない時間もある。
鶴舞線内折り返し列車は主に平日日中に毎時2-4本程度運行されている。休日日中は基本的に豊田線か犬山線のどちらかに直通するため朝以外はあまり運行されない。
始発と最終に浄心駅・八事駅を終起点とする列車が設定されている(浄心駅始発はなく、同駅で夜間滞泊した車両は翌朝上小田井駅へ回送される)。また、台風など災害時には、庄内緑地公園駅止まりの列車が設定される場合もある。2017年には人身事故で丸の内駅止まりの列車が設定された。
2003年3月以前は平日・土曜・休日問わず昼間は毎時10本(6分毎)運行されていたが、同月の改正で平日の昼間は毎時8本(7.5分毎)、土曜・休日は昼間以降毎時6本(10分毎)に減便された。平日夜7時以降は8分間隔になり、夜間は10 - 12分間隔に開く。また長年、鶴舞線だけが最終電車が早い(0時前に運行を終了する)状況が続いていたが、2003年に他線と同様、0時30分頃までの運行となった。
大晦日から元旦は終電後に終夜運転を行う(30分間隔、鶴舞線内全線通し[注釈 1])。ただし名鉄線への直通は行わない(1996年大晦日までは名鉄犬山線と直通していた[7][8])。
名鉄のダイヤが改正されると、同時に鶴舞線のダイヤも改正されることがある(行き先変更のみを含む)。
脚注
注釈
- ↑ 2003年大晦日までは20分間隔、2008年大晦日までは25分間隔だった。
出典
- ↑ 1.0 1.1 新修名古屋市史編集委員会 『新修名古屋市史 第7巻』 名古屋市、1998年3月31日。
- ↑ プロジェクト紀行 地下鉄が変えた街 平成24年4月号 池田 誠一(一般社団法人日本電気協会中部支部発行)
- ↑ 混雑率データPDF - 国土交通省
- ↑ (2018-09-01) 鶴舞線にホームドア設置へ 21年度以降 ja 中日新聞プラス 朝刊 社会面 中日新聞社 [ arch. ] 2018-09-01
- ↑ 引用エラー: 無効な
<ref>
タグです。 「judan
」という名前の引用句に対するテキストが指定されていません - ↑ () 鶴舞線 地下鉄始発・終発時刻 名古屋市交通局 [ arch. ] 2015-06-29
- ↑ 大みそか、元旦に臨時列車34本を増発(インターネット・アーカイブ)- 名古屋鉄道プレスリリース 1996年11月25日
- ↑ 大みそか深夜から元日早朝に臨時列車25本を増発(インターネット・アーカイブ)- 名古屋鉄道プレスリリース 1997年12月5日
関連項目
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