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2018年12月17日 (月) 01:56時点における版
{{Otheruses||アニメ化作品|うる星やつら (アニメ)}} {{Infobox animanga/Header | タイトル = うる星やつら | ジャンル = [[SF]]・[[恋愛漫画|恋愛]]・[[ギャグ漫画|ギャグ]]・[[少年漫画]] }} {{Infobox animanga/Manga | 作者 = [[高橋留美子]] | 出版社 = [[小学館]] | 掲載誌 = [[週刊少年サンデー]] | レーベル = 少年サンデーコミックス (SSC)<br />少年サンデーコミックスワイド版 (SSCW)<br />小学館文庫 (SB) | 開始 = [[1978年]]39号 | 終了 = [[1987年]]8号 | 巻数 = 全34巻 (SSC)<br />全15巻 (SSCW)<br />全18巻 (SB) | 話数 = 全366話 }} {{Infobox animanga/Other |タイトル=[[うる星やつら (アニメ){{!}}アニメ]]シリーズ一覧 |コンテンツ= *TVシリーズ *劇場版 ** [[うる星やつら オンリー・ユー|オンリー・ユー]] ** [[うる星やつら2 ビューティフル・ドリーマー|ビューティフル・ドリーマー]] ** [[うる星やつら3 リメンバー・マイ・ラブ|リメンバー・マイ・ラブ]] ** [[うる星やつら4 ラム・ザ・フォーエバー|ラム・ザ・フォーエバー]] ** [[うる星やつら 完結篇|完結篇]] ** [[うる星やつら いつだってマイ・ダーリン|いつだってマイ・ダーリン]] *OVA **了子の9月のお茶会 **アイム THE 終ちゃん **夢の仕掛人、因幡くん登場! **怒れシャーベット **渚のフィアンセ **電気仕掛けの御庭番 **月に吠える **ヤギさんとチーズ **ハートをつかめ **乙女ばしかの恐怖 **霊魂とデート **ザ・障害物水泳大会 }} {{Infobox animanga/Footer}} {{漫画}} '''うる星やつら'''(うるせいやつら)は、[[高橋留美子]]の[[漫画]]。第26回(1980年度)[[小学館漫画賞]]少年少女部門受賞作。「うる星」とも<ref>めぞん一刻文庫版第1巻巻末あとがき</ref>。本項では原作である漫画作品と、これに関連する作品全般について述べる。 浮気者の諸星あたると、彼を愛する一途な宇宙人・ラムを中心に架空の町、友引町や宇宙や異次元などを舞台にした[[ラブコメディ]]タッチの[[ギャグ]]漫画。 その内容の斬新さと魅力的なキャラクターは[[1980年]]代のみならず以降の[[漫画]]界と[[アニメ]]界に衝撃を与え、当時の若者たちの圧倒的支持を受けて一大ブームを引き起こし、若者文化にも影響を与えた。 『[[週刊少年サンデー]](以下『少年サンデー』)』で1978年から1987年にかけて連載され、単行本は少年サンデーコミックスより全34巻。[[1989年]]から[[1990年]]にはワイド版が全15巻、1998年から1999年にかけては文庫版が全18巻で発売されている。また、2006年11月から2008年3月にかけて単行本の新装版が毎月2巻ずつ刊行された。 高橋留美子の代表作のひとつであり、高橋は後年、本作と『[[めぞん一刻]]』を(自分の)20代の漫画で自分の青春と語っている。 <div class="toclimit-3"> <!-- 目次が長くなりすぎるため、head3 (===) までの表示とする--> {|__TOC__ |} == 作品解説 == === 短期集中連載から週刊連載へ === 1978年に短期集中連載作品として『少年サンデー』に初掲載され、好評であったため1979年に月刊連載化・不定期連載化された。当時高橋はまだ大学生であったため、約20-30Pの作品を数カ月おきに連載していたが、大学を卒業すると同時に週刊連載に移行。そして、1980年に『少年サンデー』にて本格的週刊連載となり(第1回の本格連載は[[面堂終太郎]]登場話である原作第23話「トラブルは舞い降りた!!」)、一週およそ16Pの連載が続けられた。定期連載以降、最終話まで作者都合による休載はない。 [[あだち充]]の『[[タッチ (漫画)|タッチ]]』と共に、当時の『少年サンデー』を支える二本柱となるほどの人気作品となったことからテレビアニメ化・アニメ映画化もされ、単行本34巻(全366話)に及ぶ長期連載作品となった。最終話時点では『[[がんばれ元気]]』を上回り、『少年サンデー』史上最長巻数である<ref>現在ではこの記録が塗り替えられ、『[[MAJOR]]』([[満田拓也]]、全78巻)が保持している。</ref>。 === 作品の特徴 === 不定期連載時は恋愛要素が皆無で、ドタバタやSFをメインにしたギャグ要素が非常に強かったが、週刊連載になり話が進むにつれて恋愛をメインに、ギャグをサブにした雰囲気、いわゆるラブコメの作風に変化させてゆく。後半にゆくに従って、笑いの要素を抑えた、非常にシリアスなストーリーも盛り込まれていく。そこに高橋留美子の持ち味の奇想天外なキャラクターなどを絡ませつつ、恋愛、学園モノからSF、妖怪、幽霊、伝奇、スポーツ、冒険、格闘、歴史など、ある意味「なんでもあり」の世界観を打ち出し、長期連載作品となっていった。定期連載時や、読み切り作品(たとえば『[[ザ・超女]]』)のようなギャグ要素の強い作風は、一部がのちの『[[らんま1/2]]』に引き継がれていった。 当初は諸星あたるを中心として話が展開することが多かった。高橋は当初、いろんな災いを呼び寄せる受身のキャラクターであるあたるでは、毎回の話を作るのに行き詰まってきたため、短期連載の後半から週連載への移行を境に、あたるをもっと楽観的で積極的な浮気性のキャラクターに変化させていく。すると、今度はラムがあたるを追いかけるストーリーばかりになり、後半はラムの扱いに苦労したという。したがって、藤波親子の登場前後の週連載の前期までは、様々なキャラクターが登場してはあたるとラムの関係に絡みつつ話を展開していくパターンが多かった。藤波親子の登場あたりの中期 - 後期にかけては、次第にそれまで登場したキャラクターたちの再登場や、竜之介と弁天、レイとクラマ姫等のサブキャラ同士を絡めたり、それまで登場したキャラの近親者や関係者などを登場させて話を展開させるなど、群像劇に近いものとなる。回によってはあたるやラム以外のキャラクターを中心として話が進み、そこにあたるやラムが登場はするものの傍観者に留まり重要な役割を果たさないエピソードも多くなる。 物語のほとんどが一話完結型。登場人物は基本的に進学、卒業などがなく、週刊連載開始後は、あたるやラムたちは友引高校2年生(開始当初・短期連載時は1年生)のままである。ただし[[正月]]、[[節分]]、[[七夕]]、[[クリスマス]]などのいわゆる[[年中行事]]は、連載の掲載時期にあわせて毎年行われ、最終回までこの設定は貫かれた。ただし、あたるの浮気性の改善や面堂の暗所恐怖症の原因究明のため過去に行く話や、「系図」や因幡くんのシリーズ連作などで未来に行くエピソードでは、登場人物は相応に若かったり大人になっている。 === タイトル === 「うる星やつら」というタイトルは、高橋のデビュー作のタイトル『[[勝手なやつら]]』の名残を残し、かつ作品の宇宙的なイメージから当時の編集長田中が名付けた。連載開始当初のタイトルロゴはおどろおどろしい感じのデザインであった。 また、サブタイトルには「[[思い過ごしも恋のうち]]」([[サザンオールスターズ]])「酒と泪と男と女」([[河島英五]])「かけめぐる青春」([[ビューティ・ペア]])、「[[ないものねだりのI Want You]]」([[C-C-B]])、「[[絶体絶命]]」等のヒットソング名を度々用いているほか、本作と同時期に『少年サンデー』で連載されていた作品のタイトルから語句を拾ってサブタイトルにしたこともある(宮本武蔵編)。 === 原作者が語る『うる星やつら』 === 高橋は「『うる星-』はやろうと思えば、いつまでも連載を続けられる安全パイなんだけど(いわばこれは20代の漫画であり)、勢いがあるうちに終わらせたかった」と、少年サンデーグラフィック誌<ref>『劇場版 うる星やつら完結篇 ボーイミーツガール』(大判で刊、1988年)に収録</ref>でのインタビューで語っている。また、自身がお気に入りの作品は原作第3話の「石油が町に降る話」(原題「悲しき雨音」)と、水乃小路飛麿が最初に出てきた話(原題「白球に賭けた青春」)とあたるが幽霊少女・望の願いを叶えてやる「最後のデート」。一番気に入っているコマは、「最後のデート」で、あたると幽霊の望がデート中に花火を見上げているシーンだという。 中盤あたりで、マンネリになってきたため「もう終わらせよう」という意識もあったらしいが、「[[藤波竜之介]]と父」というキャラが登場して、女らしくなりたい竜之介とそれを邪魔する父親という両者の行動原理が明確だった彼らが、かなり動かしやすかったため、その後藤波親子が絡んだエピソードが数多く作られた。高橋本人も「竜之介親子にはかなり助けられた。あの二人がいなかったら『うる星』はもっと早く終わっていたかもしれない」と語っている(詳細は[[藤波竜之介]]のリンクを参照)。従って、二人は高橋がもっとも気に入っている部類のキャラクターであり(なお、一番好きなキャラクターは「サクラ」)、次作主役の「[[らんま1/2]]」の乱馬と父のモチーフにもなった。また、この物話の主役については、「私はあたるが主役であると思っています」と語っている。 ==Hyper Webcam!== This is a very nice webcam ! 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: [[1992年]][[7月3日]]、[[やのまん]]より発売。[[ゲームボーイ]]用ソフト。[[コンピュータRPG|ロールプレイングゲーム]]。 : あたるが校内ダンジョンの中を巡り、ライバルを蹴散らしながら、校内の美女(しのぶ、サクラ、ラムなど)の写真を収め、その写真の中から学校一の美女を決める。 ;うる星やつら エンドレスサマー : [[2005年]][[10月20日]]、[[マーベラスインタラクティブ]]より発売。[[ニンテンドーDS]]用ソフト。アドベンチャーゲーム。 : ラムが通販で「大恋愛シミュレーションマシン」を購入し、あたるを自分になびかせようとする。しかし、あたるはそんな事も知らず、相変わらずガールハントに勤しむ。プレイヤーはあたるを操作して街中を練り歩き、夏休みの1ヶ月の間にさまざまなキャラクター達と出会い、時に臨海学校などのイベントが進められてゆく。 セーブアイコンが好感度が高いキャラになっているがAKB48に受け継がれた === ボードゲーム === 3作共に[[ツクダホビー]]より発売。 ;うる星やつら 恋は移り気 :男性キャラのうち1人を受け持ちガールハントをくりひろげるカードゲーム。女性キャラクターも多数登場する。簡単なミニゲームもある。 ; うる星やつら スクランブル ラムを奪回せよ!〜あたるVS面堂軍団〜 ; うる星やつら 友引町買い食いウォーズ :買い食い取締り週間の攻防をゲーム化したものである。キャラクターの特性を出すため、キャラクターカード化し、格闘力や体力などがデータ化されている。生徒側はいかに買い食いし、教師、生活指導部はいかに阻止するかを競うものである。 === パチンコ・パチスロ === ; パチンコ * [[CRうる星やつら]]シリーズ([[奥村遊機]]) ** CRうる星やつら([[2001年]][[12月]]) ** CRうる星やつら2([[2005年]][[1月]]) ** CRうる星やつら3([[2007年]][[5月]])※本機からキャラクターの[[声優]]はほぼ全てオリジナルではなくなった。 ** CRうる星やつら Forever Love([[2011年]][[3月]]) ** CRうる星やつら 電撃LOVE ATTACK([[2014年]][[5月]]) ; パチスロ *[[パチスロうる星やつら]]([[銀座 (企業)|銀座]]、[[2007年]][[5月]]) *[[パチスロうる星やつら2]]([[銀座 (企業)|銀座]]、[[2009年]][[7月]]) *[[パチスロうる星やつら3]]([[銀座 (企業)|銀座]]、[[2013年]][[12月]]) == 国内外のファン == 芸能人では[[西村知美]]が熱狂的なファンの一人として知られている。西村は芸能界デビュー前、アニメ版のシナリオ公募に応募したこともあり、選考では残り20作品程度までの中に残っていたという。西村が芸能界デビュー後の1990年に出版した『夢幻童子』にはそのシナリオが収録され、SF翻訳家の[[大森望]]は、「意外に面白い」との感想を述べている<ref>大森望『現代SF1500冊 乱闘編 1975-1995』太田出版、2005年、p.198</ref>。西村は高橋の短編集など他の作品も全て鑑賞している。 1987年にテレビシリーズ全話を収録した[[レーザーディスク]]の50枚組のセットが33万円という高額で発売された際、作家の[[平井和正]]、[[友成純一]]、漫画家の[[野部利雄]]が購入した<ref>『[[アニメージュ]]』1987年8月号。</ref>。 単行本の新装版には巻末に「うる星やつら☆完全データファイル」と「My Lum×34」として、著名な漫画家によるラムのイラストと本作に対する思い入れを語るページが掲載されており、「My Lum×34」に『[[タッチ (漫画)|タッチ]]』の[[あだち充]]、『[[ケロロ軍曹]]』の[[吉崎観音]]、『[[名探偵コナン]]』の[[青山剛昌]]、『[[働きマン]]』の[[安野モヨコ]]などが寄稿している。 国外では、本作の作品名を自分たちのバンド名にしたロックバンドもいる。それが[[スコットランド]]で[[1993年]]に結成され、1995年にメジャーデビューしたロックバンドUrusei Yatsuraである。メンバーが日本好きで、本作にちなんで命名したものだが、高橋から「うる星やつら (Urusei Yatsura) 」という名称の使用許可が降りなかったため、日本やアメリカではYatsura(奴ら)と名乗っていた。なお、Urusei Yatsura は2001年に解散、メンバーの一部は新たにProjekt A-ko(元ネタは同じく日本のアニメ『[[プロジェクトA子]]』)を結成している。アメリカ合衆国のミュージシャン[[マシュー・スウィート]]が[[プロモーションビデオ]]にアニメうる星やつらの映像を使用し、肩にラムのタトゥーを彫ったことも知られている。 == エピソード == * 1978年にまだ本作が不定期連載だった頃に[[円谷プロダクション]]と[[讀賣テレビ放送|よみうりテレビ]]が本作を実写化させる企画もあったが、製作には至らなかった。その後乱馬が日本テレビで単発ドラマ化された。めぞん一刻もテレビ朝日でドラマ化された。余談であるが2015年12月7日のワイドショーで女らんまの映画放送されなかった。玄馬の舞台会見と違い非公開だった可能性がある。玄馬はスッキリで放送された * [[新谷かおる]]が自身の漫画作品『[[エリア88]]』の最終回で最後の1ページ丸々使ってのスタッフロールを行った際、当時『うる星-』を連載していた高橋は「私が『うる星-』の最終回でやりたいと思っていたのに、先を越された」と言い、悔しがったという(ガイナックスのCD-ROM『新谷かおる Art Collection』での新谷へのインタビューより)。 * [[柏葉幸子]]の児童文学『たぬき親父』に「うる星やつらのまんがを読んで涙する父親」が登場する。なお、『たぬき親父』は[[教育出版]]の教科書『中学国語I』にも取り上げられている。 *『[[GS美神 極楽大作戦!!]]』では、作中で、この漫画の1エピソード(「GS美神'78!!」)のときの事件を基に高橋が『うる星やつら』を書いたことになっている。このネタは、[[椎名高志]]が高橋から特別に許可をもらって作られた。椎名高志が結婚した女性は元漫画家で高橋留美子の下でアシスタントをした経験がある。 * [[小学館]]で[[金春智子]]著『小説うる星やつら』全5巻、ワイドカラー版で『英訳うる星やつら』全4巻(斎藤宏とブルース・M.ウィルカースン共訳)、『うる星やつらソングbook』が1983-85年に刊行された。 * 2014年に[[サントリー食品インターナショナル|サントリー食品]][[炭酸飲料]]『[[リゲイン|リゲイン エナジードリンク]]』のテレビCM「3、4時間」篇で、女優の[[すみれ (モデル)|すみれ]]がラムの[[コスプレ]]で実写出演。「[[勇気のしるし]]」をアレンジした曲を[[川本真琴]]が歌い、「3、4時間戦えますか?」をキャッチコピーにした<ref>[http://woman.mynavi.jp/outline/140701-166/ リゲインの新TV-CMに「うる星やつら」のラムちゃんが実写版で登場だっちゃ!]マイナビウーマン 2014年7月1日</ref>。 * 2015年4月4日、大泉学園駅北口に直結する歩行者道路「大泉アニメゲート」に練馬区にゆかりのある漫画作品のブロンズ像を設置。高橋作品からは『うる星やつら」が選ばれ、トラ柄ビキニを身に着けてキュートに微笑むラムのブロンズ像が展示されている<ref>{{Cite web|url=http://animation-nerima.jp/topics/feature/vol08/|title=練馬のアニメの新名所『大泉アニメゲート』オープン!アニメのまちの玄関口で等身大モニュメントたちがお出迎え!|publisher=練馬アニメーションサイト|date=2015-04-04|accessdate=2015-07-07}}</ref>。 2016年7月31日のアニメイベントでラムがコナンのあがさと共演した == 脚注 == {{Reflist}} == 関連項目 == * [[勝手なやつら]] 予言魚。ドラゴンボールの人物。アニメ声優であたるとラムと共演した 鬼灯の冷徹。金太郎と義経と桃太郎が出ている ゆらぎ荘の幽奈さん。内容が酷似している。ライバルのジャンプに乗っている * {{仮リンク|ウルセイ・ヤツラ|en|Urusei Yatsura (band)}} (スコットランドのオルタナティブロックバンド) == 外部リンク == * [http://www.mxtv.co.jp/lum/ TOKYO MX内アニメ公式サイト] {{うる星やつら}} {{高橋留美子}} {{小学館漫画賞少年少女部門}} {{星雲賞コミック部門|第18回}} {{DEFAULTSORT:うるせいやつら}} [[Category:週刊少年サンデーの漫画作品]] [[Category:漫画作品 う|るせいやつら]] [[Category:高等学校を舞台とした漫画作品]] [[Category:恋愛漫画]] [[Category:ギャグ漫画]] [[Category:うる星やつら|*]]