「中山孝太郎」の版間の差分
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+ | しかし、今まで、うだつが上がることはなかった。だが、今から巻き返すという。 | ||
− | + | 元来負けず嫌いで、初志貫徹という性格だが、ダメだと決断したら、いさぎよく手を引くのが早いが、その反面如才ないところもある。 | |
− | + | また、あえて自ら苦難の道に入り込む独特な性格の持ち主でもある。しかし、ストレスにも打ち勝ち難局を何とか乗り越えてはいる。 | |
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− | + | その病気、ケガの名称は「軸椎歯突起後方腫瘤圧迫性脊髄症」と、言われ手術をしないと治らないと、告げられた。 | |
− | + | 首を開きボルト2本を通す穴を開け、ボルトを通してネジで締め付け固定する。 | |
− | + | 手術は神経が通っているため、かなり、てごわいと言われたという。 | |
− | + | 手術するか、しないかは、孝太郎にかかっており、医師には責任はない。 | |
− | + | このまま放って置くと息が急に出来なくなる恐れがあると言われている。 | |
2017年6月17日 (土) 21:00時点における版
中山孝太郎(なかやまこうたろう1949年12月16日-)日本の小説家
広島生まれ
川根小学校、高宮中学校、広島県立広島国泰寺高等学校、法政大学文学部
文学士 東京建築専門学校 一級建築士
特別職国家公務員の防衛省退職後土地家屋調査・建築設計の仕事に携わり、物書きにも精を出す。
小学時代から随筆らしきモノを書いていて、物書きの片鱗を見せているが、父親との折り合いが悪くて、今でいう(DV)ドメスティックバイオレンスで暴言の暴力受けていた。
あの当時は親に対して歯向かうことが出来ず呪縛に遭い孝太郎の頭に傷が残り、後遺症となっている。
また何かにつけて教えてはくれなかったという。
両親は世間的には外面が良くて、内面が悪いという。
実家は極貧の生活で青息吐息だったともいう。
従って早いうちから家を飛び出している。
しかし、何事もなかったように以降も物書きの随筆は続いている。
また子どもの頃からラジオなど機械いじりが好きで、これにも精を出していた。その中学時代の頃将棋も指していて、仲間うちの連中のなかでは結構イケたという。
幼少期から、ハングリー精神が旺盛で、将来は建築家になるか小説家になるかが夢であった。 しかし、今まで、うだつが上がることはなかった。だが、今から巻き返すという。
元来負けず嫌いで、初志貫徹という性格だが、ダメだと決断したら、いさぎよく手を引くのが早いが、その反面如才ないところもある。
また、あえて自ら苦難の道に入り込む独特な性格の持ち主でもある。しかし、ストレスにも打ち勝ち難局を何とか乗り越えてはいる。
学については、自分で努力しており、今も若い頃の反動で生涯学習だと平然と言ってのける。
しかし、歳が重なったのと、孝太郎の身体、つまり首の脊椎が悪くて、身体全体特に右足、右腕や肩、右手、指全部がしびれて痛い。
その病気、ケガの名称は「軸椎歯突起後方腫瘤圧迫性脊髄症」と、言われ手術をしないと治らないと、告げられた。
首を開きボルト2本を通す穴を開け、ボルトを通してネジで締め付け固定する。
手術は神経が通っているため、かなり、てごわいと言われたという。
手術するか、しないかは、孝太郎にかかっており、医師には責任はない。
このまま放って置くと息が急に出来なくなる恐れがあると言われている。
1998年、第68回コスモス文学新人賞(長崎市のコスモス文学の会主催)
小説部門に「憔悴した点」が決定し、受賞
2003年6月新風舎出版賞第20回、小説「気に為る紐と首」で出版奨励作受賞
著作
- 「フィクション ノンフィクション エッセー」
- 「予算消化工事税金無駄遣い」93.2.25中国新聞
- 「選挙の資金は国民が出資を」93.3.4 中国新聞
- 「証人喚問制度もっと厳正に」93.3.16中国新聞
- 「粗大ゴミの家出」95.12.25文化評論
- 「広島らしさを物産館に望む」96.10.6中国新聞
- 「専門学校設け広大跡地活用」96.10.20中国新聞
- 「コミューター航空の発展を願う」96.11.10文化評論
- 「新空港へのアクセスを考える」96.11.10文化評論
- 「新幹線のスピードアップは大丈夫か」96.11.15文化評論
- 「小企業の支援に商工会議所充実を」96.11.16中国新聞
- 「地域振興にヘリポートの設置」96.11.25文化評論
- 「予算配分の地域差別発言に思う」96.11.30文化評論
- 「広島西飛行場存続の変遷史」96.12.16東洋図書出版
- 「予算ムダ遣いの悪弊」96.12.18文化評論
- 「運転中の通話について」96.12.19中国新聞
- 「平成9年度予算編成に思う」96.12.21文化評論
- 「広島の特色ある地方分権」96.12.22文化評論
- 「行政のたらい回しをやめて」97.1.19文化評論
- 「便利なモノにも落とし穴」97.1.19文化評論
- 「私の健康法」97.1.27中建日報
- 「政治や経済の勉強」97.1.30朝日新聞
- 「『毛利元就』もっと方言を望む」97.2.13読売新聞
- 「真の『上得意様』へのサービス」97.2.14毎日新聞
- 「W杯招致運動もうやめよう」97.2.18中国新聞
- 「消費税アップに一考を」97.2.25文化評論
- 「郵便局はより高いサービスを」97.3.4文化評論
- 「『一人くらい』を返上し投票を」97.3.25中国新聞
- 「地球は生命体」97.3.27川柳ひろしま
- 「バブル再燃を許さない景気対策」97.4.1文化評論
- 「さばを読む」97.4.5川柳ひろしま
- 「表現の自由は民主主義の根本」97.4.7文化評論
- 「真実」97.5.5文化評論
- 「山間部でのホットする光景」97.10.10文化評論
- 「三角関係」97.11.1ビジネスセミナー
- 「県民を無視した推薦依頼」97.11.26文化評論
- 「商工会議所の無風選挙に思う」97.11.26文化評論
- 「トンネル内の照明を整備せよ」97.12.18産経新聞
- 「ポケモンの被害」97.12.26文化評論
- 「納得できない可部線の廃止」98.4.19中国新聞
- 「魚(うお)」98.9.1採図社
- 「カメラ好きウイルス」99.7.29文化評論
- 「ナンセンスな便通」99.7.30文化評論
- 「広島のデルタを歩くリベラリスト」99.9.9文化評論
- 「藪を這う」00.2.1関西文學
- 「ガラス細工」00.4.1葉文館出版
- 「現れた情景」00.4.1同文書院
- 「脳裏を刳る映像」01.1.31地図読み人
- 「南道路県と市協調を」04.6.19中国新聞
- 「気に為る紐と首」12.7.10安藝文學
- 「争点」15.8.10安藝文學
その他相当数の小説などがあるが、未発表作品
であるため、ここには掲載していない。
代表作品
趣味
ニコン、ライカカメラ、読書
所属団体
日本文芸家協会、日本ペンクラブ、安藝文學会員
外部リンク
過ぎ去った昔、幾多の困難があった。
そんな中、短編、中篇の純文学小説を書き続け、
数百の作品がたまるが、中々日の目を見なかった。
だが、1998年、中山が人間の煩悩あるいは、こころの葛藤を
描きぬいた僅か「1センチ4ミリ」を争う世界の作品が、やっと芽生えた。
孝太郎のモットー
中山孝太郎の行動をマーク
カレはどんな生活をしているのか?
ひたすらに生活の事を考えて行動している。
ワークのあらゆることについてである。
基本はノンフィクションであるが、思うようにはいかない。
これが人生であろうか。
だが最後まで諦めてはいけない。自分で己の運命を切り開こう。
為せば成る。
為さねば成らぬ。辛いことが多いと思う。それを乗り越えて楽がある。
まさに天と地は自分の仕切り方に因って、違ってくる。些細な事でも、
その都度運命は変わっている。今日の予定は、
まず計画をしっかり立てたものを、
成る様に実行に移し、地道に努力する。成るまで頑張る。
この世に生かされているかぎりは、突き進まないと天罰が下る。
「ピンチはチャンス」は何度もないはずだ。孝太郎は、とにかくやらないことには
話にならない。
作品の感想
「争点」
思わせぶりで、深刻な出だしで始まるこの小説に、
何事を作者は語りだすのだろうかと一気に話に引き込まれた。
誰にでもその深刻さの度合は違ってもおこりうる間違いが
その人の人生の全てを左右してしまうという話は興味深い。
作者が“点”という言葉に主人公の仕事と重ね合わせて
こだわりをみせる所が面白い。
特に点滴の“点”という字を見て脳裏から取れなかったと言う
エピソードはなる程と思う。
最後は、主人公の長年の秘密(悩み)がとけるわけだが、
問題の土地を前にして主人公がへたり込み、
全身の力が抜けるシーンで“一点の世界の大地から、
いままで私が注ぎ込んだ活力よりも遥かなエネルギーの源が
加えられた気がした”というくだりは、
この小説の主題をよく表わした秀逸の文章だと思う。
「藪を這う」
悲しい話でした。主人公である“滝沢”は、
もはや生きている、というだけで、
わずかばかりに残された気力は、生存するためにだけ使われる。
歓楽街に出て残飯をあさる。山の麓の小屋に住み、蛇をとる。
言葉も忘れ、ただ生きているだけの主人公の滝沢は、
かつて世話をしてやった黒川に出会い、
彼の恩を忘れない男気によって社会復帰への道が開かれるが、
それすらも、滝沢にとっては、わずらわしいものでしかなかった。
彼はもう、なにもいらないのだ。そんな滝沢が唯一、心を動かしたのが、
生きていくためではない、それ以外の行動を起こさせたのが、
車から優しく手を振った女性の存在であった。
滝沢は、彼女を探した。もう一度、彼女に会いたいと思った。
しかし、彼は小屋に戻り、蛇を食べて暮らすいつもの生活に戻るしかなかったのだ。