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'''岡田奈々監禁事件'''とは[[1977年]]7月15日、当時トップアイドルであった[[岡田奈々]]がファンに5時間監禁された事件である。 | '''岡田奈々監禁事件'''とは[[1977年]]7月15日、当時トップアイドルであった[[岡田奈々]]がファンに5時間監禁された事件である。 | ||
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岡田は深夜に仕事を終え、マネージャーに自宅マンションまで送ってもらい、マネージャーは部屋に入ったのを確認して帰った。 | 岡田は深夜に仕事を終え、マネージャーに自宅マンションまで送ってもらい、マネージャーは部屋に入ったのを確認して帰った。 | ||
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部屋に入ると少し暑かったが、エアコン嫌いの岡田はベランダの窓を開けた。その後すぐ入浴する気がせず出演するドラマの台本をベッドで読み窓を開けたまま、ベットで寝入っててしまった。 | 部屋に入ると少し暑かったが、エアコン嫌いの岡田はベランダの窓を開けた。その後すぐ入浴する気がせず出演するドラマの台本をベッドで読み窓を開けたまま、ベットで寝入っててしまった。 | ||
そして隣の部屋が空室でベランダをつたってファンが岡田の部屋に侵入。犯人のナイフを、起きた岡田がを握ってしまい血だらけになり、犯人が手にシーツを巻きさらにネクタイで手を縛り、足も縛って身動き出来ない状態にした。犯人は、明け方には出て行くからと言って岡田の新曲を振り付けで歌いながら踊ったりしていた。犯人は岡田に「警察には言うなよ」と言葉を残し約束通り明け方出て行き、血のついたシーツなどを持ち帰った。 | そして隣の部屋が空室でベランダをつたってファンが岡田の部屋に侵入。犯人のナイフを、起きた岡田がを握ってしまい血だらけになり、犯人が手にシーツを巻きさらにネクタイで手を縛り、足も縛って身動き出来ない状態にした。犯人は、明け方には出て行くからと言って岡田の新曲を振り付けで歌いながら踊ったりしていた。犯人は岡田に「警察には言うなよ」と言葉を残し約束通り明け方出て行き、血のついたシーツなどを持ち帰った。 | ||
− | + | 岡田はすぐ手のシーツをほどき、事務所の社長に連絡し警察が来て保護された。その時の手の怪我は、30針も縫うほどの大怪我であった。犯人は、目だし帽で顔はわからず現在も捕まっていない。 | |
朝まで監禁された衝撃の事件はマスコミにスッパ抜かれたもの、事務所はテレビ報道があるまで否定し続けたが、警察の調書が内部にまで及んでついに認めた。開き直った岡田は予定のテレビ出演を全くキャンセルもせず、逆に事件を利用して朝までがんばり続けた強い女のイメージを強調した。しかし、これでアイドルとしての人気は終わり、当時の明星や平凡などの有力芸能専門雑誌には以後、岡田奈々が登場することはなくなりスターとしての岡田奈々は終わりを告げた。 | 朝まで監禁された衝撃の事件はマスコミにスッパ抜かれたもの、事務所はテレビ報道があるまで否定し続けたが、警察の調書が内部にまで及んでついに認めた。開き直った岡田は予定のテレビ出演を全くキャンセルもせず、逆に事件を利用して朝までがんばり続けた強い女のイメージを強調した。しかし、これでアイドルとしての人気は終わり、当時の明星や平凡などの有力芸能専門雑誌には以後、岡田奈々が登場することはなくなりスターとしての岡田奈々は終わりを告げた。 | ||
− | + | [[1979年]]に歌手を辞め女優に専念することを決意、[[1980年代]]以降は女優として着実に作品を積み重ねており、現在でもファンは少なくない。 | |
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+ | {{デフォルトソート:おかたななかんきんしけん}} | ||
+ | [[Category:芸能界の事件]] | ||
+ | [[Category:日本の性犯罪]] | ||
+ | [[Category:1977年の日本の事件]] | ||
+ | [[Category:監禁事件]] |
2014年7月21日 (月) 15:53時点における最新版
岡田奈々監禁事件とは1977年7月15日、当時トップアイドルであった岡田奈々がファンに5時間監禁された事件である。
事件概要[編集]
岡田は深夜に仕事を終え、マネージャーに自宅マンションまで送ってもらい、マネージャーは部屋に入ったのを確認して帰った。
部屋に入ると少し暑かったが、エアコン嫌いの岡田はベランダの窓を開けた。その後すぐ入浴する気がせず出演するドラマの台本をベッドで読み窓を開けたまま、ベットで寝入っててしまった。
そして隣の部屋が空室でベランダをつたってファンが岡田の部屋に侵入。犯人のナイフを、起きた岡田がを握ってしまい血だらけになり、犯人が手にシーツを巻きさらにネクタイで手を縛り、足も縛って身動き出来ない状態にした。犯人は、明け方には出て行くからと言って岡田の新曲を振り付けで歌いながら踊ったりしていた。犯人は岡田に「警察には言うなよ」と言葉を残し約束通り明け方出て行き、血のついたシーツなどを持ち帰った。
岡田はすぐ手のシーツをほどき、事務所の社長に連絡し警察が来て保護された。その時の手の怪我は、30針も縫うほどの大怪我であった。犯人は、目だし帽で顔はわからず現在も捕まっていない。
朝まで監禁された衝撃の事件はマスコミにスッパ抜かれたもの、事務所はテレビ報道があるまで否定し続けたが、警察の調書が内部にまで及んでついに認めた。開き直った岡田は予定のテレビ出演を全くキャンセルもせず、逆に事件を利用して朝までがんばり続けた強い女のイメージを強調した。しかし、これでアイドルとしての人気は終わり、当時の明星や平凡などの有力芸能専門雑誌には以後、岡田奈々が登場することはなくなりスターとしての岡田奈々は終わりを告げた。
1979年に歌手を辞め女優に専念することを決意、1980年代以降は女優として着実に作品を積み重ねており、現在でもファンは少なくない。