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<!--以下の英語名称、原作小説について用例があるか出典の明記をお願いします。アニメ版のみの名称でしたらアニメ版のエントリに記載してください。--> | <!--以下の英語名称、原作小説について用例があるか出典の明記をお願いします。アニメ版のみの名称でしたらアニメ版のエントリに記載してください。--> | ||
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*[[1997年]] かつて大林版をプロデュースした元[[角川書店]]社長・[[角川春樹]]が自ら監督となり映画を制作(角川書店を退社しており、制作には角川書店は一切関わっていない)。大々的な宣伝を打つことも無く公開されたため、存在自体を知らない人も多い“幻の作品”。 | *[[1997年]] かつて大林版をプロデュースした元[[角川書店]]社長・[[角川春樹]]が自ら監督となり映画を制作(角川書店を退社しており、制作には角川書店は一切関わっていない)。大々的な宣伝を打つことも無く公開されたため、存在自体を知らない人も多い“幻の作品”。 | ||
*[[2002年]] [[東京放送|TBS]]が[[モーニング娘。]]をフィーチャーしたオムニバスドラマ3部作『モーニング娘。新春!LOVEストーリーズ』の一作品としてドラマ化。 | *[[2002年]] [[東京放送|TBS]]が[[モーニング娘。]]をフィーチャーしたオムニバスドラマ3部作『モーニング娘。新春!LOVEストーリーズ』の一作品としてドラマ化。 | ||
− | *2006年 7月 監督[[細田守]]。[[キャラクターデザイン]]は「[[新世紀エヴァンゲリオン]]」も手がけた[[貞本義行]]が担当する劇場アニメ版公開。主題歌は[[奥華子]]。物語は、原作小説のエッセンスを活かしつつ、大林版実写映画の約20年後、2006年を舞台に、主人公を含め設定を一新した、筒井曰く「本当の意味での二代目」の時をかける少女となっている。<br/>詳細は『[[ | + | *2006年 7月 監督[[細田守]]。[[キャラクターデザイン]]は「[[新世紀エヴァンゲリオン]]」も手がけた[[貞本義行]]が担当する劇場アニメ版公開。主題歌は[[奥華子]]。物語は、原作小説のエッセンスを活かしつつ、大林版実写映画の約20年後、2006年を舞台に、主人公を含め設定を一新した、筒井曰く「本当の意味での二代目」の時をかける少女となっている。<br/>詳細は『[[時 |
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;'''時をかける少女'''83年版主題歌 | ;'''時をかける少女'''83年版主題歌 | ||
1983年には主演の原田知世が歌う映画の主題歌“[[時をかける少女 (シングル)|時をかける少女]]”(作詞・作曲:[[松任谷由実]])が映画同様に大ヒットした。松任谷も1983年のアルバム「[[VOYAGER]]」でセルフカバーした。また1997年には歌詞が同じで全く別の曲を当てた「時のカンツォーネ」という楽曲を発表した(アルバム「[[スユアの波]]」に収録、1997年版映画の主題歌)。[[2003年]]には[[清水愛]]も同曲をカヴァーしている。詳細は''[[時をかける少女 (シングル)]]''を参照のこと。 | 1983年には主演の原田知世が歌う映画の主題歌“[[時をかける少女 (シングル)|時をかける少女]]”(作詞・作曲:[[松任谷由実]])が映画同様に大ヒットした。松任谷も1983年のアルバム「[[VOYAGER]]」でセルフカバーした。また1997年には歌詞が同じで全く別の曲を当てた「時のカンツォーネ」という楽曲を発表した(アルバム「[[スユアの波]]」に収録、1997年版映画の主題歌)。[[2003年]]には[[清水愛]]も同曲をカヴァーしている。詳細は''[[時をかける少女 (シングル)]]''を参照のこと。 | ||
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*[[2006年]] 『[[時をかける少女 (アニメ映画)|時をかける少女]]』(アニメ映画)製作:「時をかける少女」製作委員会、配給:[[角川ヘラルド映画]]、監督:[[細田守]] | *[[2006年]] 『[[時をかける少女 (アニメ映画)|時をかける少女]]』(アニメ映画)製作:「時をかける少女」製作委員会、配給:[[角川ヘラルド映画]]、監督:[[細田守]] | ||
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『時をかける少女』(ときをかけるしょうじょ)は、筒井康隆のジュブナイルSF小説(1967年刊)と、それを原作とする映画・ドラマ・コミック・アニメなどの作品。
概要[編集]
- 原作概要
本来“スラップスティックな展開とブラックユーモアに満ちた”(筒井康隆の項より)ものが多い筒井の作品では珍しく王道を行く少年少女向けのジュブナイル(児童向きの読み物)として、文字通り“時をかけ”、現在でも広く親しまれている。ただし児童向き作品は筒井の資質には合わなかったようで、当時の日記(『腹立半分日記』に収録)で、「書くのが苦痛でしかない」といったことを書いている。
- 1965年、「中学三年コース」の1965年11月号にて連載開始、「高一コース」1966年5月号まで掲載。(全7回)。当時の挿画(イラスト)は石井治による。
- 1972年、鶴書房盛光社のジュニアSFシリーズから刊行、後に鶴書房のSFベストセラーズとして刊行。
- 1976年、角川書店から文庫版が刊行(ISBN 4041305101)。
- 1997年、ハルキ文庫(角川春樹事務所)から刊行(ISBN 4894563061)。
- 2006年、角川書店から新装文庫版が刊行(ISBN 4041305217)。
- 映像作品概要
何度もテレビや映画でリメイクされている。劇中に於いてラベンダーがキーワードとなり効果的に使われた事で、当時はあまり一般的な花では無かったラベンダーの知名度を一気にメジャー化する事にも貢献したとされる。名作も多いが評判が宜しく無いものもいくつか見受けられ、また「“時をかける少女”は“xxx[1]”でなくてはならない」という確固たる信念を熱く語るコアなファンも多く、リメイクの難しい作品である。
- 1972年 NHKの少年少女向けテレビドラマ枠・“少年ドラマシリーズ”第一弾として『タイム・トラベラー』のタイトルで初映像化、注目を集める。
- 1983年 大林宣彦監督、原田知世主演による実写映画が大ヒット。監督の代表作“尾道三部作”の一つと数えられる。
- 1997年 かつて大林版をプロデュースした元角川書店社長・角川春樹が自ら監督となり映画を制作(角川書店を退社しており、制作には角川書店は一切関わっていない)。大々的な宣伝を打つことも無く公開されたため、存在自体を知らない人も多い“幻の作品”。
- 2002年 TBSがモーニング娘。をフィーチャーしたオムニバスドラマ3部作『モーニング娘。新春!LOVEストーリーズ』の一作品としてドラマ化。
- 2006年 7月 監督細田守。キャラクターデザインは「新世紀エヴァンゲリオン」も手がけた貞本義行が担当する劇場アニメ版公開。主題歌は奥華子。物語は、原作小説のエッセンスを活かしつつ、大林版実写映画の約20年後、2006年を舞台に、主人公を含め設定を一新した、筒井曰く「本当の意味での二代目」の時をかける少女となっている。
詳細は『[[時
- 時をかける少女83年版主題歌
1983年には主演の原田知世が歌う映画の主題歌“時をかける少女”(作詞・作曲:松任谷由実)が映画同様に大ヒットした。松任谷も1983年のアルバム「VOYAGER」でセルフカバーした。また1997年には歌詞が同じで全く別の曲を当てた「時のカンツォーネ」という楽曲を発表した(アルバム「スユアの波」に収録、1997年版映画の主題歌)。2003年には清水愛も同曲をカヴァーしている。詳細は時をかける少女 (シングル)を参照のこと。
ストーリー[編集]
ある日、中学3年生の少女・芳山和子は、同級生の深町一夫や浅倉吾朗と一緒に理科室の掃除を行っていた時に、実験室でラベンダーの香りを嗅いで意識を失う。その3日後、和子の周囲にはいくつかの事件が起こる。深夜に起こった地震により、吾郎の隣の家が火事になる。そして、その翌日に吾朗と共に交通事故に巻き込まれそうになった瞬間、和子は前日の朝に時間を遡行する。もう1度同じ1日を繰り返した和子は、一夫と吾朗にこの奇妙な体験を打ち明ける。最初は信じなかった2人も、和子が地震と火事を予言した事で、和子の話を受け入れる。3人の話を聞いた理科の担任である福島先生は、和子の能力はテレポーテーションとタイム・リープと呼ばれるものであることを説明し、事件の真相を知るためには、4日前の理科室に戻らなければならないことを指摘する。
やがて自分の意思でタイム・リープを行えるようになった和子は、4日前の理科実験室で正体不明の訪問者を待ち受ける。そこへ訪れたのは、深町一夫であった。一夫は自分が西暦2660年の未来で暮らしていた未来人ケン・ソゴルであると語り、ラベンダーの香りを利用して人間のタイム・リープ能力を引き出す薬品の実験中に、誤ってこの時代にやってきたのだと説明する。さらに和子や周囲の人間が持っている一夫の記憶は催眠術によるものであり、実際に和子が一夫と過ごした時間は、1ヶ月程度であることも打ち明ける。しかし、その1ヶ月の間に一夫は和子に好意を抱くようになっていた。タイム・リープのための薬品を完成させた一夫は再び未来へ帰還するが、その直前に、和子の前にいつか再び別の人間として現れることを約束する。
タイム・リープの秘密を守るために和子や他の人々から一夫の記憶は消されてしまうが、和子は心の底に残るいつか再び自分の前に現れると約束した誰かを待ち続けるのだった。
以上で作品の核心的な内容についての記述は終わりです。
映像化リスト[編集]
- 1972年 『タイムトラベラー』『続 タイムトラベラー』(NHK少年ドラマシリーズ) 主演:島田淳子
- 続編は正編の脚色を担当した石山透の作品。1978年、鶴書房盛光社刊。
- 1983年 『時をかける少女』((旧)角川春樹事務所) 主演:原田知世、監督:大林宣彦
- 1994年 『時をかける少女』(フジテレビ「ボクたちのドラマシリーズ」) 主演:内田有紀
- 原作者・筒井康隆が住職役で出演。
- 1997年 『時をかける少女』((新)角川春樹事務所) 主演:中本奈奈、監督:角川春樹
- 原田知世がナレーションを担当している。白黒作品。
漫画化作品[編集]
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- ストーリーは原作にほぼ忠実だが、時代設定は21世紀初頭に置き換えられている。
- 2004年4月30日初版 ISBN 4047136204
- 2004年6月30日初版 ISBN 4047136409
- 2006年 時をかける少女 -TOKIKAKE-「月刊少年エース」で連載。作画・琴音らんまる
- アニメ映画版の漫画化。
- 2006年7月初版 ISBN 4047138401
その他[編集]
- ブレイク寸前だった南野陽子主演の月曜ドラマランド版放送の11月4日で彼女の代表作となる「スケバン刑事II 少女鉄仮面伝説」の3日前。
- 月曜ドラマランド版では、深町一夫役を中川翔子の父中川勝彦が演じている。彼女は幼少の頃より亡き父親の姿が見られるというので、幾度となくこの作品をビデオで観ているという。なお、一番著名な原田知世版は近年まで観る機会がなかったとのこと。
- Matthew南が司会を務めるMatthew's Best Hit TV+の深夜枠移動のお知らせで原田知世版の映画のラストシーンを使用。マシューに時間移動を知らせるADの名前が「深町」と、マシューのこの映画へのオマージュが感じられる内容となった。
- この作品のパロディには筒井康隆自身による『シナリオ・時をかける少女』がある。これは映画『時をかける少女』(1983年版)を演じる役者の作る虚構の世界と、現実に学校社会で起こる生徒の問題を絡ませ、役者たちの虚構の世界が現実世界に飲み込まれていく様を描く。当時むしろ現実世界を皮肉りドタバタ化する作風であった筒井は、本作を「書きたくて書いた作品ではない」と公言する。本作が自身の代表作のように紹介されることへの不満をこの作品に表し、本作を当時の自身の世界である、パロディーとドタバタとブラックユーモアの世界に取り込んだものであると言える。
- ラベンダーは、日本では既に北海道で栽培されていたが、当時本州の人のほとんどはその名前さえ聞いたことのない植物だった要出典。
脚注[編集]
- ↑ “xxx”には、主に主役を演じる女優・監督などが入る(例:時をかける少女は“原田知世”でなくてはならない」)。
関連項目[編集]
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