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ある時期までは物語の進行に合わせて人物が歳をとっていたが、シリーズが長期に亘るに至ってサザエさん方式をとるようになった作品もある(小説『十津川警部シリーズ』など)。 | ある時期までは物語の進行に合わせて人物が歳をとっていたが、シリーズが長期に亘るに至ってサザエさん方式をとるようになった作品もある(小説『十津川警部シリーズ』など)。 | ||
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2023年12月12日 (火) 19:48時点における最新版
サザエさん方式とは、物語において話が進行しても登場人物が歳をとらないことを指す。『サザエさん』の登場人物がこの方式をとっていることからそう呼ばれる。ただし季節の変化はあり、社会情勢の変化や技術の進歩には対応する。サザエさん方式では、人物の年齢のみが変化しない。
サザエさん方式は漫画(特にギャグ漫画・新聞連載の漫画)やアニメで使われることが多い。これは一定の年齢層を対象としているため、登場人物の年齢設定を対象読者・視聴者に近く設定しているが、物語の進行に合わせて人物が歳をとっていくとやがて対象年齢からはずれてしまうためである。また学園物の場合、卒業してしまうと話が立ち行かなくなるので、サザエさん方式をとることが多い。
他方、いつまでたっても登場人物が年を取らないことの不自然さに関しては、サザエさんのように社会での活動が中心の場合は、同じ年の同じ時期の同じような頃を何度も見ているのだと考えれば、何とか説明がつかないでもない。しかし、学園物の場合、体育祭や文化祭などの学校行事をストーリーに取り入れることが多いので、問題が生じる。特に中学校、高校はそれぞれ三年しかないため、学年の差による取り組みのあり方にも差が大きく、何学年時の祭りであるかは明記されなければならない傾向がある。すると、これにサザエさん方式を適用すれば、中学(あるいは高校)X年生の文化祭を何回も行わなければならない。これは明らかに矛盾してしまう。そんなことは一切関係なしに何度でも行事をこなす場合もあれば、涙をのんで学年を進める例もある。『ここはグリーンウッド』では、同学年を二回繰り返した後、作中で作者が「進級』を宣言した。
ちなみに、『じゃりン子チエ』では、メランコリックになったジュニアが小鉄に向かって『何でチエちゃんは未だに小学四年生なんや」といって困らせるシーンが出る。
ある時期までは物語の進行に合わせて人物が歳をとっていたが、シリーズが長期に亘るに至ってサザエさん方式をとるようになった作品もある(小説『十津川警部シリーズ』など)。
サザエさん方式をとっている主な作品[編集]
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