「遺作 (ゲーム)」の版間の差分

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{{美少女ゲーム系|
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{{出典の明記|date=2015-05-22}}
タイトル=遺作
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{{美少女ゲーム系
|対応機種=PC-9801 MS-DOS<br/>Windows 95/98<br/>Windows 95/98/Me/XP(Winリニューアル版)<br/>Macintosh
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|発売元=エルフ
 
|発売元=エルフ
|発売日=1995年8月25日(DOS)<br/>1997年5月30日(Win)<br/>1999年2月26日(Winリニューアル版)<br/>2000年3月31日(Mac)
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|レイティング=18禁
 
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<!-- |キャラクター名設定= -->
 
|エンディング数=5
 
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|画面サイズ=640×480 8bit(DOS)<br />640×480 High Color(Win)<br />800×600 32000色以上(Mac)
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|回想モード=Hシーンのみ有
 
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|メッセージスキップ=無
 
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|オートモード=無
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|備考=DOS版とWin版(リニューアル版を除く)はロットアップ
 
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『'''遺作'''』(いさく)は、[[1995年]][[8月25日]]に[[エルフ (ブランド)|エルフ]]より発売された[[アダルトゲーム|18禁]][[アドベンチャーゲーム]]である。
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『'''遺作'''』(いさく)は、[[1995年]][[8月25日]]に[[エルフ (ブランド)|エルフ]]より発売された[[アダルトゲーム|18禁アドベンチャーゲーム]]。及び、それを原作として[[ピンクパイナップル]]より発売された[[アダルトアニメ|18禁OVA]]である。
  
'''伊頭家シリーズ'''(または'''おやぢシリーズ''')の第1作で、伊頭家の長男遺作が登場する、鬼畜系アドベンチャーゲームの先駆け的作品。ただし本作はシリーズの後の作品とは異なり、タイトルにもなっている人物「遺作」は主人公ではなくいわゆる敵キャラとしての登場である。
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'''伊頭家シリーズ'''(または'''おやぢシリーズ''')の第1作で、伊頭家の[[長男]]である遺作が登場する、[[鬼畜系]]アドベンチャーゲームの先駆け的作品。ただし本作はシリーズの後の作品とは異なり、タイトルにもなっている人物「遺作」は[[主人公]]ではなく、敵キャラクターとしての登場である。
 
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== 歴史 ==
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* [[1995年]][[8月25日]] PC-9801版発売。
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* [[1997年]][[5月30日]] Windows版発売。
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* [[1999年]][[2月26日]] Windowsリニューアル版発売。
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* [[2000年]][[3月31日]] Macintosh版発売。
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== 基本システム ==
 
== 基本システム ==
本作は主人公「小暮健太」を操り、共にいる仲間達との会話や校舎内の散策によりアイテムを手に入れ使うことにより行動範囲を広げ、桜蘭学園の旧校舎に閉じこめられた状況からの脱出を目指すものである。
+
[[プレイヤー]]は主人公の小暮健太となり、仲間達との[[会話]]や[[校舎]]内の[[散策]]で入手したアイテムを使うことによって行動範囲を広げ、桜蘭学園の旧校舎に閉じ込められた状況からの脱出を目指す。薄暗い校舎の中を移動する[[ホラーゲーム]]や、アイテムを探しながら校舎から脱出する[[脱出ゲーム]]に分類される。
  
途中の会話の内容や行動によっては仲間が行方不明になることがあり、その場合は通常発見するアイテムの他に遺作が行方不明になったヒロインを陵辱しているシーンを収めたビデオテープが落ちていることがある。全員揃っての脱出を目指す他に、陵辱シーンのテープを集めるという楽しみ方も存在する。
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途中の会話の内容や行動によっては仲間が[[行方不明]]になることがあり、その場合は通常発見するアイテムの他に遺作が行方不明になったヒロインを[[陵辱]]しているシーンを収めた[[ビデオテープ]]が落ちていることがある。全員揃っての脱出を目指す他に、陵辱シーンのテープを集める道も存在する。
  
途中、手がかりとして『メモ』を読む場面があり、そのときに読むための『紙のメモ』が添付されていた。手がかりをわざわざ紙で添付するところに、PC-9801版発売時のアダルトソフト業界の状況(ソフトのレンタル/擬似レンタルが盛んだった)がよく表れている。
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途中、手がかりとして「メモ」を読む場面があり、その時に読むための「紙のメモ」がパッケージ内に同梱されていた<ref>初回生産分は不手際で同梱されておらず、後日発送されている。</ref>。手がかりをわざわざ紙媒体で添付する点には、PC-9801版発売当時に盛んだったソフトのレンタル/擬似レンタルへの対抗策が反映されている。
  
 
== ストーリー ==
 
== ストーリー ==
学園が夏休みを迎えた8月のある日、健太の所に1通のラブレターが届いた。しかし待ち合わせ場所になっていた旧校舎5階の音楽室に行くと、他にも数人がやってきた。それが理由で健太が悪戯で手紙を送ったと疑われるが、その間に5階の階段に鍵がかけられていたのだ。そしてその一室には遺作が潜んでいた。彼らはこの状況から脱出するために、そして1年前の事件の真相を明らかにするために、外への道を模索し始める……。
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桜蘭学園が[[夏休み]]を迎えた[[8月]]のある日、'''小暮健太'''の所に1通の[[恋文|ラブレター]]が届いた。しかし、待ち合わせ場所になっていた旧校舎5階の[[音楽室]]に行くと、他にも数人がやってきた。健太は悪戯でラブレターを送ったと皆から疑われるが、その間に出入口は施錠され、彼らは旧校舎に閉じ込められてしまう。そして、その一室には'''伊頭遺作'''が潜んでいた。[[取り壊し]]を待つだけの旧校舎は以前から窓も全て板貼りにされていたため、出入口を施錠されてしまった今となっては、外への連絡手段すら無い。健太達はこの状況から脱出するため、そして1年前の事件の真相を明らかにするため、外への道を模索し始める。
  
 
== 登場人物 ==
 
== 登場人物 ==
; 小暮健太 (こぐれ けんた)
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[[声優]]名は全て非公開。
: 主人公。
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本編では琴未と美由紀にのみ個別エンディングが存在する。
; 伊頭遺作 (いず いさく)
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: 桜蘭学園の用務員。悪い噂が絶えない。美由紀の妹が殺されたときにも真っ先に疑われたが真相は闇の中。
+
; 小暮 健太(こぐれ けんた)
: ちなみにキャラクターデザインのモデルは俳優の[[柄本明]] 。
+
: 主人公。学業は振るわないが推理小説マニアで、勇敢さと頭の回転の良さを併せ持つ。宗光とは全てが正反対でことあるごとに対立する(宗光が一方的に嫌っているのもあるが)。
: 名字は「いとう」でも「いがしら」でもなく、「いず」。
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; 浅川 琴未(あさかわ ことみ)
; 浅川琴未 (あさかわ ことみ)
+
: 健太の憧れの人。お嬢様で宗光とは[[幼馴染]]。
: お嬢様で、宗光の憧れの人。ちなみに宗光とは幼なじみ。
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; 榊 美由紀(さかき みゆき)
; 榊美由紀 (さかき みゆき)
+
: 透き通るような美人で健太のクラスメイトだが、1年前に[[妹]]の愛美を殺されたことから男性不信となる。妹を殺した犯人を捜している。
: 健太のクラスメイトだが男性不信。1年前に妹が殺されており、その犯人を捜している。
+
; 榊 愛美(さかき まなみ)
; 赤川里香 (あかがわ りか)
+
: 美由紀の妹。80年代アイドル風の[[美少女]]。何者かに殺された。
: 健太のクラスメイト。なかなか告白できない、いじらしいタイプ。
+
; 赤川 里香(あかがわ りか)
; 幹原明美 (みきはら あけみ)
+
: 健太のクラスメイト。健太に想いを寄せている。容姿も性格も言動も幼く、それゆえに周囲を苛々させてしまいがち。
: 健太のクラスメイトでテニス部部長。
+
; 幹原 明美(みきはら あけみ)
; 芹沢美緒 (せりざわ みお)
+
: 健太のクラスメイトでテニス部部長。密かにテニス部顧問の吉沢教諭と交際している。担任の高島に挑戦的な態度を取る。
: 健太のクラスメイトで、明美の親友。怒りっぽい性格。
+
; 芹沢 美緒(せりざわ みお)
; 高島久美 (たかしま くみ)
+
: 健太のクラスメイトで、明美の親友。ボーイッシュで喧嘩っ早い性格だが、友達思いで義理堅い。
: 健太のクラスの担任。明美とは反発気味。
+
; 高島 久美(たかしま くみ)
; 島田陣八 (しまだ じんぱち)
+
: 健太の学級担任。吉沢教諭へ懸想しているため、明美とは反目し合っている。一見生徒思いだが、実践が伴わない。
: 健太の親友。いつもカメラを手放さない。美由紀に好意を持っている。
+
; 島田 陣八(しまだ じんぱち)
; 蘇我宗光 (そが むねみつ)
+
: 健太の親友。新聞部の部員で、いつも[[カメラ]]を手放さない。優男に見えて、意外と肝は据わっている。
: 学園理事長の息子。健太と激しく対立している。
+
; 蘇我 宗光(そが むねみつ)
 +
: 学園理事長の息子。高飛車な性格で、何かと健太と張り合おうとするが、ポーズと口先だけで中身が全く伴わず、周囲からは白眼視されている。
 +
; 伊頭 遺作(いとう いさく)
 +
: 桜蘭学園[[学校用務員|用務員]]。悪い噂が絶えない男であり、榊愛美が殺された時にも真っ先に疑われた。ボサボサ頭に無精ヒゲ、ジャージ姿という外見。陰気かつ捻くれた性格で、健太を悪魔呼ばわりするなど、非常に口が悪い。本作の黒幕にして元凶。
  
 
== スタッフ ==
 
== スタッフ ==
 
* 原画:[[横田守]]
 
* 原画:[[横田守]]
* シナリオ:蛭田昌人
+
* シナリオ:[[蛭田昌人]]
  
== ファンディスク『盗作』 ==
+
== 盗作 ==
ソフトに封入されている申込用紙でメーカー通販された本作品のファンディスク。本編では琴未と美由紀しか存在しないハッピーエンドが全ヒロイン分追加された他、パロディなどが収録されている。なお、Windowsリニューアル版とMacintosh版にはリニューアルされてコンテンツとして収録されている。
+
『盗作』は、パッケージに封入されている申込用紙を通じてメーカー通販で入手できた、本作のファンディスク。本編では琴未と美由紀にしか存在しないハッピーエンドが全ヒロイン分追加された他、パロディなどが収録されている。なお、Windowsリニューアル版とMacintosh版には、コンテンツの1つとして収録されている。
  
== 豆知識 ==
+
== 18禁OVA版 ==
* タイトルとなっている『遺作』は、「エルフの社屋移転前最後の作品」という意味で命名されたが、雑誌にタイトルだけ大書きされた広告が掲載された際に「エルフが倒産(もしくは解散)したのでは?」という憶測が流れてその意味でも話題となった作品である。ちなみにイメージイラストにタイトルだけの広告はこの後もエルフの新製品が出るたびに行われる定番となり、ゲーム内容を詳細に伝えようとする他社の広告と比べて異彩を放つこととなる。
+
* 遺作(1997年、ピンクパイナップル)
* 原画を担当した横田守は本作品でエルフを離脱することになり、皮肉にも横田守にとってもエルフにおける遺作となった。
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** 遺作 惨劇一「里香」
 +
** 遺作 惨劇二「琴未」
 +
** 遺作 惨劇三「美由紀」
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** 遺作 終劇「罪と罰」
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* 遺作 〜Respect〜(2001年、ピンクパイナップル)
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** 遺作 〜Respect〜 第一幕「耻辱の牢獄」
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** 遺作 〜Respect〜 第二幕「牝の芳香」
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** 遺作 〜Respect〜 第三幕「快楽の果て」
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** 遺作 〜Respect〜 総集編「蔵出し 〜純白パンティーの一番絞り〜」
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アニメーション制作は[[アームス]]が担当している<ref>[http://web.archive.org/web/20010411002958/http://www.a-rms.co.jp/work/list/kichiku.html これまでの作品ー鬼畜系]</ref>。
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終劇「罪と罰」は惨劇一「里香」・惨劇二「琴未」・惨劇三「美由紀」に一部新作を加えて再構成した作品。終劇「罪と罰」はDVDが未発売なため、VHS版またはLD版(遺作 終劇「罪と罰」ExtraBox)のみ存在する。
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== 小説 ==
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ケイエスエスより麻田卵人による小説「遺作」が出された。全3巻。
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*「遺作〈第壱幕〉淫虐の旧校舎」
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*「遺作〈第弐幕〉凌虐のビデオテープ」
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*「遺作〈第参幕〉苛虐の火炎」
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== 備考 ==
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* タイトルとなっている『遺作』は、「エルフの社屋移転前最後の作品」という意味で命名されたが、雑誌にタイトルだけ大書きされた広告が掲載された際に「エルフが倒産(もしくは解散)したのでは?」という憶測が流れ、その意味でも話題となった作品である。イメージイラストにタイトルだけの広告は、この後もエルフの新作が出るたびに行われる定番となり、ゲーム内容を詳細に伝えようとする他社の広告と比べて異彩を放つこととなる。
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* 原画を担当した横田守は、本作を最後にエルフの仕事から手を引くことになった。
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== 関連文献 ==
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* ELF MANIAX(ISBN 4-88641-361-7)
  
 
== 関連項目 ==
 
== 関連項目 ==
=== アニメ ===
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* [[臭作]] - シリーズ2作目
* 遺作(1997年、ピンクパイナップル)
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* [[鬼作]] - シリーズ3作目
* 遺作~Respect~(2001年、ピンクパイナップル)
+
  
=== 関連文献 ===
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== 脚注 ==
* ELF MANIAX(ISBN 4-88641-361-7)
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{{脚注ヘルプ}}
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{{Reflist}}
  
[[Category:アダルトゲームソフト|いさく]]
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== 外部リンク ==
[[Category:成人向けOVA|いさく]]
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全て18歳未満閲覧禁止。
 +
* [http://www.elf-game.co.jp/ エルフ]
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* [http://www.pinkpineapple.co.jp/ ピンクパイナップル]
  
{{adultgame-stub}}
+
{{Adultgame-stub}}
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[[en:Isaku]]
+
[[Category:エルフのゲームソフト]]
*[[wiki:遺作_(ゲーム)]]
+
[[Category:美少女ゲーム]]
 +
[[Category:脱出ゲーム]]
 +
[[Category:1995年のアダルトゲーム]]
 +
[[Category:アニメ作品 い|さく]]
 +
[[Category:1997年の成人向けOVA]]
 +
[[Category:学校を舞台としたコンピュータゲーム]]
 +
[[Category:学園アニメ]]
 +
[[Category:アームス]]

2020年1月15日 (水) 09:24時点における最新版

遺作
対応機種 PC-9801 MS-DOS
Windows 95/98
Windows 95/98/Me/XP(Winリニューアル版)
Macintosh
開発 エルフ
発売元 エルフ
発売日 1995年8月25日(DOS)
1997年5月30日(Win)
1999年2月26日(Winリニューアル版)
2000年3月31日(Mac)
2007年5月1日(DMM)
価格
ジャンル アドベンチャーゲーム
レイティング 18禁
コンテンツアイコン
キャラクター名設定
エンディング数 5
セーブファイル数
セーブファイル容量
メディア
ゲームエンジン
画面サイズ 640×480 8bit(DOS)
640×480 High Color(Win)
800×600 32000色以上(Mac)
BGMフォーマット FM音源(DOS)
PCM音源(Win)
?(Mac)
キャラクターボイス 無(DOS)
主人公以外フルボイス(Win/Mac)
CGモード 通常イベントのみ有(DMM版のみ全般のCGモード有)
音楽モード DMM版のみ有
回想モード Hシーンのみ有
メッセージスキップ
オートモード
備考 DOS版とWin版(リニューアル版を除く)はロットアップ

遺作』(いさく)は、1995年8月25日エルフより発売された18禁アドベンチャーゲーム。及び、それを原作としてピンクパイナップルより発売された18禁OVAである。

伊頭家シリーズ(またはおやぢシリーズ)の第1作で、伊頭家の長男である遺作が登場する、鬼畜系アドベンチャーゲームの先駆け的作品。ただし本作はシリーズの後の作品とは異なり、タイトルにもなっている人物「遺作」は主人公ではなく、敵キャラクターとしての登場である。

基本システム[編集]

プレイヤーは主人公の小暮健太となり、仲間達との会話校舎内の散策で入手したアイテムを使うことによって行動範囲を広げ、桜蘭学園の旧校舎に閉じ込められた状況からの脱出を目指す。薄暗い校舎の中を移動するホラーゲームや、アイテムを探しながら校舎から脱出する脱出ゲームに分類される。

途中の会話の内容や行動によっては仲間が行方不明になることがあり、その場合は通常発見するアイテムの他に遺作が行方不明になったヒロインを陵辱しているシーンを収めたビデオテープが落ちていることがある。全員揃っての脱出を目指す他に、陵辱シーンのテープを集める道も存在する。

途中、手がかりとして「メモ」を読む場面があり、その時に読むための「紙のメモ」がパッケージ内に同梱されていた[1]。手がかりをわざわざ紙媒体で添付する点には、PC-9801版発売当時に盛んだったソフトのレンタル/擬似レンタルへの対抗策が反映されている。

ストーリー[編集]

桜蘭学園が夏休みを迎えた8月のある日、小暮健太の所に1通のラブレターが届いた。しかし、待ち合わせ場所になっていた旧校舎5階の音楽室に行くと、他にも数人がやってきた。健太は悪戯でラブレターを送ったと皆から疑われるが、その間に出入口は施錠され、彼らは旧校舎に閉じ込められてしまう。そして、その一室には伊頭遺作が潜んでいた。取り壊しを待つだけの旧校舎は以前から窓も全て板貼りにされていたため、出入口を施錠されてしまった今となっては、外への連絡手段すら無い。健太達はこの状況から脱出するため、そして1年前の事件の真相を明らかにするため、外への道を模索し始める。

登場人物[編集]

声優名は全て非公開。 本編では琴未と美由紀にのみ個別エンディングが存在する。

小暮 健太(こぐれ けんた)
主人公。学業は振るわないが推理小説マニアで、勇敢さと頭の回転の良さを併せ持つ。宗光とは全てが正反対でことあるごとに対立する(宗光が一方的に嫌っているのもあるが)。
浅川 琴未(あさかわ ことみ)
健太の憧れの人。お嬢様で宗光とは幼馴染
榊 美由紀(さかき みゆき)
透き通るような美人で健太のクラスメイトだが、1年前にの愛美を殺されたことから男性不信となる。妹を殺した犯人を捜している。
榊 愛美(さかき まなみ)
美由紀の妹。80年代アイドル風の美少女。何者かに殺された。
赤川 里香(あかがわ りか)
健太のクラスメイト。健太に想いを寄せている。容姿も性格も言動も幼く、それゆえに周囲を苛々させてしまいがち。
幹原 明美(みきはら あけみ)
健太のクラスメイトでテニス部部長。密かにテニス部顧問の吉沢教諭と交際している。担任の高島に挑戦的な態度を取る。
芹沢 美緒(せりざわ みお)
健太のクラスメイトで、明美の親友。ボーイッシュで喧嘩っ早い性格だが、友達思いで義理堅い。
高島 久美(たかしま くみ)
健太の学級担任。吉沢教諭へ懸想しているため、明美とは反目し合っている。一見生徒思いだが、実践が伴わない。
島田 陣八(しまだ じんぱち)
健太の親友。新聞部の部員で、いつもカメラを手放さない。優男に見えて、意外と肝は据わっている。
蘇我 宗光(そが むねみつ)
学園理事長の息子。高飛車な性格で、何かと健太と張り合おうとするが、ポーズと口先だけで中身が全く伴わず、周囲からは白眼視されている。
伊頭 遺作(いとう いさく)
桜蘭学園用務員。悪い噂が絶えない男であり、榊愛美が殺された時にも真っ先に疑われた。ボサボサ頭に無精ヒゲ、ジャージ姿という外見。陰気かつ捻くれた性格で、健太を悪魔呼ばわりするなど、非常に口が悪い。本作の黒幕にして元凶。

スタッフ[編集]

盗作[編集]

『盗作』は、パッケージに封入されている申込用紙を通じてメーカー通販で入手できた、本作のファンディスク。本編では琴未と美由紀にしか存在しないハッピーエンドが全ヒロイン分追加された他、パロディなどが収録されている。なお、Windowsリニューアル版とMacintosh版には、コンテンツの1つとして収録されている。

18禁OVA版[編集]

  • 遺作(1997年、ピンクパイナップル)
    • 遺作 惨劇一「里香」
    • 遺作 惨劇二「琴未」
    • 遺作 惨劇三「美由紀」
    • 遺作 終劇「罪と罰」
  • 遺作 〜Respect〜(2001年、ピンクパイナップル)
    • 遺作 〜Respect〜 第一幕「耻辱の牢獄」
    • 遺作 〜Respect〜 第二幕「牝の芳香」
    • 遺作 〜Respect〜 第三幕「快楽の果て」
    • 遺作 〜Respect〜 総集編「蔵出し 〜純白パンティーの一番絞り〜」

アニメーション制作はアームスが担当している[2]。 終劇「罪と罰」は惨劇一「里香」・惨劇二「琴未」・惨劇三「美由紀」に一部新作を加えて再構成した作品。終劇「罪と罰」はDVDが未発売なため、VHS版またはLD版(遺作 終劇「罪と罰」ExtraBox)のみ存在する。

小説[編集]

ケイエスエスより麻田卵人による小説「遺作」が出された。全3巻。

  • 「遺作〈第壱幕〉淫虐の旧校舎」
  • 「遺作〈第弐幕〉凌虐のビデオテープ」
  • 「遺作〈第参幕〉苛虐の火炎」

備考[編集]

  • タイトルとなっている『遺作』は、「エルフの社屋移転前最後の作品」という意味で命名されたが、雑誌にタイトルだけ大書きされた広告が掲載された際に「エルフが倒産(もしくは解散)したのでは?」という憶測が流れ、その意味でも話題となった作品である。イメージイラストにタイトルだけの広告は、この後もエルフの新作が出るたびに行われる定番となり、ゲーム内容を詳細に伝えようとする他社の広告と比べて異彩を放つこととなる。
  • 原画を担当した横田守は、本作を最後にエルフの仕事から手を引くことになった。

関連文献[編集]

関連項目[編集]

脚注[編集]

  1. 初回生産分は不手際で同梱されておらず、後日発送されている。
  2. これまでの作品ー鬼畜系

外部リンク[編集]

全て18歳未満閲覧禁止。