「徳川義崇」の版間の差分
提供: Yourpedia
(徳川美術館のセクハラ事件について加筆。構成の変更。) |
|||
1行目: | 1行目: | ||
− | '''徳川 義崇'''(とくがわ よしたか、[[1961年]]8月 - )は、[[尾張徳川家]]第22代当主。[[徳川黎明会]]会長、[[八雲産業]]代表取締役社長、[[徳川美術館]] | + | '''徳川 義崇'''(とくがわ よしたか、[[1961年]]8月 - )は、[[尾張徳川家]]第22代当主。[[徳川黎明会]]会長、[[八雲産業]]代表取締役社長、[[徳川美術館]]館長。他にも様々な肩書きがある。2006年以前からWeb上に本人作とみられるホームページが存在し、2007年に[[Wikipedia]]に内容が転載され、「プログラマー」として祀り上げられた。本人もネットでの風聞を利用している節がある。2014年6月の徳川美術館のセクハラ事件では、セクハラをした大手都市銀行OBの男性管理部長を注意した美術館の男性副館長に退職勧奨をした。 |
− | + | == 生い立ち == | |
+ | *[[1961年]]8月生まれ、東京都出身。[[学習院大学]]経済学部卒。<ref>[http://conference.vrsj.org/ac2014/program/sp_session/ 第19回日本バーチャルリアリティ学会大会 特別講演情報] </ref> | ||
− | + | == 尾張徳川家当主 == | |
+ | *2015年4月17日に、[[静岡市]][[駿河区]]の[[久能山東照宮]]で[[徳川家康]]の400回忌を記念して行なわれた「久能山東照宮 御鎮座400年大祭」の祭礼・御例祭(ごれいさい)に、[[尾張徳川家]]22代当主として、[[徳川宗家]]18代当主・[[徳川恒孝]]や[[水戸徳川家]]15代当主・[[徳川斉正]]らと共に出席した<ref>[http://archive.fo/2016.12.15-155325/http://www.at-s.com/news/article/topics/shizuoka/ieyasu400/43672.html 静岡新聞 2015年4月17日「家康没後400年 子孫ら集い御例祭」]</ref>。 | ||
− | + | == 徳川黎明会会長 == | |
+ | *1993年5月に徳川黎明会役員(理事)に就任<ref>徳川黎明会(2007)p.4</ref>。 | ||
+ | *2005年12月に、前会長の父・[[徳川義宣]]の死去に伴い、会長に選任される<ref>[http://www.tokugawa.or.jp/009.02-goaisatsu.htm 徳川黎明会 > 2005年12月21日 故徳川義宣会長の葬礼行事ならびに財団新会長・新美術館長就任に関するごあいさつ(ごあいさつ)]</ref>。 | ||
+ | *2014年6月に、徳川美術館で複数の女性職員が黎明会から派遣されてきた大手都市銀行OBの男性管理部長による[[セクハラ]]・[[パワハラ]]が放置されているとして、[[名古屋地裁]]に対し、黎明会の使用者責任を問う労働審判を申し立てた際には、[[中日新聞]]の取材に対して「詳細を把握していないので現時点でコメントできない。」などと応答。管理部長にハラスメント行為をやめるよう注意したとされる美術館の男性副館長に対し、徳川黎明会として退職勧奨をした。<ref>『中日新聞』2014年6月12日、『東京新聞』2014年6月12日朝刊</ref> | ||
+ | **退職勧奨を受けた副館長によると「会長は職員を守ろうと、できる限りの努力をしていただいた(ママ)。だが管理部長らは会長の指示や判断を軽視し、圧力をかけることもあった」。<ref>『中日新聞』2014年6月12日</ref> | ||
+ | *2016年当時、徳川黎明会会長、徳川美術館館長・八雲産業(株)代表取締役を務めている<ref>[http://www.tokugawa.or.jp/image02-PDF/H28-yakuin.pdf 徳川黎明会トップページ > 役員一覧 > 公益財団法人 徳川黎明会 役員及評議員名簿(役員等名簿) </ref>。 | ||
− | == | + | == 徳川美術館館長 == |
− | [[ | + | *2005年12月に前館長・徳川義宣の死去に伴い、館長に就任<ref>[http://www.tokugawa.or.jp/009.02-goaisatsu.htm 徳川黎明会 > 2005年12月21日 故徳川義宣会長の葬礼行事ならびに財団新会長・新美術館長就任に関するごあいさつ(ごあいさつ)]</ref>。 |
+ | *2011年11月に、[[名古屋国際センター]]で[[NTTコミュニケーションズ]]とNTTコミュニケーションズ・パートナー連絡協議会(NCOP)の共催で開かれた『ソリューションセミナー「経営戦略へのICT活用」』に徳川美術館長として出席し、「お殿さまはスーパーICTエンジニア」と題してNTTコミュニケーションズ・先端IP アーキテクチャセンタ担当部長で[[北陸先端科学技術大学院大学]]客員教授の[[宮川晋]]と対談した<ref>[https://www.anw.jp/20111128.html 株式会社アーツネットウェーブ > 会社の沿革(平成23年~平成24年)> 平成23年11月 NTTコミュニケーションズ主催・NCOP共催ソリューションセミナー「経営戦略へのICT活用」(於:名古屋国際センター)に「スマートフォンでVPN」を出展いたしました。]</ref>。 | ||
+ | *2015年に、徳川美術館の[[インバウンド消費|インバウンド]]対策[[解説動画|PR動画]]([https://vimeo.com/134527557 徳川美術館「Experience the real spirit of Japan」日本語字幕版]<ref>製作は[http://simpleshow.com/jp/ simpleshow]</ref>)に登場する、本人をモデルとするキャラクター・「トクさん」が「ミュージアムキャラクターアワード2015」において1位に選ばれたことが喧伝された<ref>[http://news.infoseek.co.jp/article/dreamnews_0000121623/ Infoseek 楽天 NEWS トップ > 新着ニュース > 経済 > プレスリリース > 徳川美術館キャラクター「トクさん」のミュージアムキャラクターアワード2015受賞式と記念グッズ「トクさんマグネット」プレゼントキャンペーンのお知らせ]</ref><ref>[http://www.museum.or.jp/modules/topNews/index.php?page=article&storyid=3570 インターネットミュージアム > ニュース > 徳川美術館「トクさん」、ミュージアムキャラ日本一で表彰 ── 名古屋]</ref>。 | ||
− | + | == 高名なプログラマー? == | |
− | + | *2006年以前からWeb上に「徳川義崇のページ」と題した自称「素人が作ったデザインが最低」の管理放棄されたとみられるホームページが存在していた<ref>[http://www.tokugawa.org/~toku/index.html 徳川義崇のページ]</ref>。 | |
− | + | *2007年6月、Wikipedia日本語版に、「徳川義崇」の記事が作成された<ref>[https://ja.wikipedia.org/w/index.php?title=%E5%BE%B3%E5%B7%9D%E7%BE%A9%E5%B4%87&oldid=13351302 Wikipedia版「徳川義崇」初版] </ref>。内容は上記の「徳川義崇のページ」の転載とみられる。二次資料における言及が確認されたわけではないので、Wikipediaの方針によれば特筆性はないはずだが、自己言及を鵜呑みにするウィキペディアンによって「プログラマー」と定義された。 | |
− | + | *2011年11月に名古屋国際センターで行われた対談(上述)の案内状では、「実はコンピュータプログラミングおよびインターネットの高い技術をもつエンジニアとしても御高名」と紹介された<ref>[https://www.anw.jp/pdf/20111128NTTCom.pdf 経営戦略へのICT活用法]</ref>。 | |
− | + | *2014年9月に[[名古屋大学]]東山キャンパスで開催された第19回[[日本バーチャルリアリティ学会|バーチャルリアリティ学会]]のプログラムでは、尾張徳川家伝来の収蔵品の散逸防止や文化財の保存の努力、IT技術の研究に携わった経験を踏まえて伝統文化の保存に関し今後のIT技術の開発・研究に期待することについて特別講演予定とされており、「略歴」として「(…)名古屋市博物館協議会 委員、全国美術館会議 副会長、(公財)日本博物館協会 理事。 名古屋大学 参与。''' IT分野にも興味を持っている'''。 」と紹介されている<ref>[http://conference.vrsj.org/ac2014/program/sp_session/ 第19回日本バーチャルリアリティ学会大会 特別講演情報] </ref>。(興味を持っている程度。) | |
− | + | *2016年当時、「[[WIDEプロジェクト]]」のメンバーとされている<ref>[http://www.wide.ad.jp/about/member-j.shtml WIDE メンバー ]</ref>。 | |
− | 2014年9月に[[名古屋大学]]東山キャンパスで開催された第19回[[日本バーチャルリアリティ学会|バーチャルリアリティ学会]]のプログラムでは、尾張徳川家伝来の収蔵品の散逸防止や文化財の保存の努力、IT技術の研究に携わった経験を踏まえて伝統文化の保存に関し今後のIT技術の開発・研究に期待することについて特別講演予定とされており、「略歴」として「(…)名古屋市博物館協議会 委員、全国美術館会議 副会長、(公財)日本博物館協会 理事。 名古屋大学 参与。 | + | |
− | + | ||
− | + | ||
− | + | ||
− | + | ||
− | + | ||
− | + | ||
== 著作物等 == | == 著作物等 == | ||
* 吉村伸・徳川義崇・村井純「学術ネットワーク間接続利用の変遷」情報処理学会『[http://id.nii.ac.jp/1001/00036025/ 情報処理学会研究報告 マルチメディア通信と分散処理]』no.53, 1991年7月, pp.1-8 <ref>[http://www.wide.ad.jp/project/document/papers/wide-paper-1995.pdf WIDEプロジェクト メンバーによる書籍・論文等のリスト 1995年以前]</ref> | * 吉村伸・徳川義崇・村井純「学術ネットワーク間接続利用の変遷」情報処理学会『[http://id.nii.ac.jp/1001/00036025/ 情報処理学会研究報告 マルチメディア通信と分散処理]』no.53, 1991年7月, pp.1-8 <ref>[http://www.wide.ad.jp/project/document/papers/wide-paper-1995.pdf WIDEプロジェクト メンバーによる書籍・論文等のリスト 1995年以前]</ref> | ||
− | == | + | == 付録 == |
− | + | === 脚注 === | |
{{Reflist|18em}} | {{Reflist|18em}} | ||
− | + | === 参考文献 === | |
− | == 参考文献 == | + | |
*徳川黎明会(2007)徳川黎明会総務部・徳川美術館・徳川林政史研究所「[http://www.tokugawa.or.jp/image02-PDF/H18-houkoku.pdf 平成18年度 事業報告書]」徳川黎明会総務部・徳川美術館・徳川林政史研究所、2007年3月。 | *徳川黎明会(2007)徳川黎明会総務部・徳川美術館・徳川林政史研究所「[http://www.tokugawa.or.jp/image02-PDF/H18-houkoku.pdf 平成18年度 事業報告書]」徳川黎明会総務部・徳川美術館・徳川林政史研究所、2007年3月。 | ||
2018年2月2日 (金) 18:20時点における版
徳川 義崇(とくがわ よしたか、1961年8月 - )は、尾張徳川家第22代当主。徳川黎明会会長、八雲産業代表取締役社長、徳川美術館館長。他にも様々な肩書きがある。2006年以前からWeb上に本人作とみられるホームページが存在し、2007年にWikipediaに内容が転載され、「プログラマー」として祀り上げられた。本人もネットでの風聞を利用している節がある。2014年6月の徳川美術館のセクハラ事件では、セクハラをした大手都市銀行OBの男性管理部長を注意した美術館の男性副館長に退職勧奨をした。
生い立ち
尾張徳川家当主
- 2015年4月17日に、静岡市駿河区の久能山東照宮で徳川家康の400回忌を記念して行なわれた「久能山東照宮 御鎮座400年大祭」の祭礼・御例祭(ごれいさい)に、尾張徳川家22代当主として、徳川宗家18代当主・徳川恒孝や水戸徳川家15代当主・徳川斉正らと共に出席した[2]。
徳川黎明会会長
- 1993年5月に徳川黎明会役員(理事)に就任[3]。
- 2005年12月に、前会長の父・徳川義宣の死去に伴い、会長に選任される[4]。
- 2014年6月に、徳川美術館で複数の女性職員が黎明会から派遣されてきた大手都市銀行OBの男性管理部長によるセクハラ・パワハラが放置されているとして、名古屋地裁に対し、黎明会の使用者責任を問う労働審判を申し立てた際には、中日新聞の取材に対して「詳細を把握していないので現時点でコメントできない。」などと応答。管理部長にハラスメント行為をやめるよう注意したとされる美術館の男性副館長に対し、徳川黎明会として退職勧奨をした。[5]
- 退職勧奨を受けた副館長によると「会長は職員を守ろうと、できる限りの努力をしていただいた(ママ)。だが管理部長らは会長の指示や判断を軽視し、圧力をかけることもあった」。[6]
- 2016年当時、徳川黎明会会長、徳川美術館館長・八雲産業(株)代表取締役を務めている[7]。
徳川美術館館長
- 2005年12月に前館長・徳川義宣の死去に伴い、館長に就任[8]。
- 2011年11月に、名古屋国際センターでNTTコミュニケーションズとNTTコミュニケーションズ・パートナー連絡協議会(NCOP)の共催で開かれた『ソリューションセミナー「経営戦略へのICT活用」』に徳川美術館長として出席し、「お殿さまはスーパーICTエンジニア」と題してNTTコミュニケーションズ・先端IP アーキテクチャセンタ担当部長で北陸先端科学技術大学院大学客員教授の宮川晋と対談した[9]。
- 2015年に、徳川美術館のインバウンド対策PR動画(徳川美術館「Experience the real spirit of Japan」日本語字幕版[10])に登場する、本人をモデルとするキャラクター・「トクさん」が「ミュージアムキャラクターアワード2015」において1位に選ばれたことが喧伝された[11][12]。
高名なプログラマー?
- 2006年以前からWeb上に「徳川義崇のページ」と題した自称「素人が作ったデザインが最低」の管理放棄されたとみられるホームページが存在していた[13]。
- 2007年6月、Wikipedia日本語版に、「徳川義崇」の記事が作成された[14]。内容は上記の「徳川義崇のページ」の転載とみられる。二次資料における言及が確認されたわけではないので、Wikipediaの方針によれば特筆性はないはずだが、自己言及を鵜呑みにするウィキペディアンによって「プログラマー」と定義された。
- 2011年11月に名古屋国際センターで行われた対談(上述)の案内状では、「実はコンピュータプログラミングおよびインターネットの高い技術をもつエンジニアとしても御高名」と紹介された[15]。
- 2014年9月に名古屋大学東山キャンパスで開催された第19回バーチャルリアリティ学会のプログラムでは、尾張徳川家伝来の収蔵品の散逸防止や文化財の保存の努力、IT技術の研究に携わった経験を踏まえて伝統文化の保存に関し今後のIT技術の開発・研究に期待することについて特別講演予定とされており、「略歴」として「(…)名古屋市博物館協議会 委員、全国美術館会議 副会長、(公財)日本博物館協会 理事。 名古屋大学 参与。 IT分野にも興味を持っている。 」と紹介されている[16]。(興味を持っている程度。)
- 2016年当時、「WIDEプロジェクト」のメンバーとされている[17]。
著作物等
- 吉村伸・徳川義崇・村井純「学術ネットワーク間接続利用の変遷」情報処理学会『情報処理学会研究報告 マルチメディア通信と分散処理』no.53, 1991年7月, pp.1-8 [18]
付録
脚注
- ↑ 第19回日本バーチャルリアリティ学会大会 特別講演情報
- ↑ 静岡新聞 2015年4月17日「家康没後400年 子孫ら集い御例祭」
- ↑ 徳川黎明会(2007)p.4
- ↑ 徳川黎明会 > 2005年12月21日 故徳川義宣会長の葬礼行事ならびに財団新会長・新美術館長就任に関するごあいさつ(ごあいさつ)
- ↑ 『中日新聞』2014年6月12日、『東京新聞』2014年6月12日朝刊
- ↑ 『中日新聞』2014年6月12日
- ↑ [http://www.tokugawa.or.jp/image02-PDF/H28-yakuin.pdf 徳川黎明会トップページ > 役員一覧 > 公益財団法人 徳川黎明会 役員及評議員名簿(役員等名簿)
- ↑ 徳川黎明会 > 2005年12月21日 故徳川義宣会長の葬礼行事ならびに財団新会長・新美術館長就任に関するごあいさつ(ごあいさつ)
- ↑ 株式会社アーツネットウェーブ > 会社の沿革(平成23年~平成24年)> 平成23年11月 NTTコミュニケーションズ主催・NCOP共催ソリューションセミナー「経営戦略へのICT活用」(於:名古屋国際センター)に「スマートフォンでVPN」を出展いたしました。
- ↑ 製作はsimpleshow
- ↑ Infoseek 楽天 NEWS トップ > 新着ニュース > 経済 > プレスリリース > 徳川美術館キャラクター「トクさん」のミュージアムキャラクターアワード2015受賞式と記念グッズ「トクさんマグネット」プレゼントキャンペーンのお知らせ
- ↑ インターネットミュージアム > ニュース > 徳川美術館「トクさん」、ミュージアムキャラ日本一で表彰 ── 名古屋
- ↑ 徳川義崇のページ
- ↑ Wikipedia版「徳川義崇」初版
- ↑ 経営戦略へのICT活用法
- ↑ 第19回日本バーチャルリアリティ学会大会 特別講演情報
- ↑ WIDE メンバー
- ↑ WIDEプロジェクト メンバーによる書籍・論文等のリスト 1995年以前
参考文献
- 徳川黎明会(2007)徳川黎明会総務部・徳川美術館・徳川林政史研究所「平成18年度 事業報告書」徳川黎明会総務部・徳川美術館・徳川林政史研究所、2007年3月。