「2時間ドラマ」の版間の差分

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==主な基本作風==
 
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2時間ドラマとして描かれる作品の多くは、当初は冤罪となった人物の家族が無実を証明しようと併走する話や、犯人を主人公とした話がメインだったが、平成に入ってからは特定の刑事を主人公にした、言わば「刑事ドラマ」の延長線上の作品や、元刑事や普通の民間人が探偵活動に走るといった作品が主流となる。
 
2時間ドラマとして描かれる作品の多くは、当初は冤罪となった人物の家族が無実を証明しようと併走する話や、犯人を主人公とした話がメインだったが、平成に入ってからは特定の刑事を主人公にした、言わば「刑事ドラマ」の延長線上の作品や、元刑事や普通の民間人が探偵活動に走るといった作品が主流となる。
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2016年3月27日の歴史ミステリーのように犯人が不明だった作品もある。
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マリオがレイラ襲いかかったのは誰ですかと問い合わせたところ分かりませんと回答された
  
 
==現在放送中の2時間ドラマ枠とその変遷==
 
==現在放送中の2時間ドラマ枠とその変遷==

2016年3月28日 (月) 21:45時点における版

2時間ドラマ(にじかんドラマ)とは、日本におけるテレビドラマ放送の一形態である。一般にはプライムタイムである午後9時から午後11時ごろの2時間程度にわたって放送される、中高年層向けの単発ドラマを指す。内容はサスペンスドラマやミステリードラマが多く、基本的にはレギュラーの番組枠で放送される。

概要

1977年7月2日放送開始のテレビ朝日系列の『土曜ワイド劇場』が先駆けとなり(もっとも、同番組は開始当初は90分枠だった)、1980年代以降、民間放送各局が競って制作を開始した。基本的に1回の放送でストーリーは完結するが、同じ登場人物と設定による人気シリーズとなった作品は多い。中高年の主婦層を中心とした固定ファンと視聴習慣を獲得しており、船越英一郎片平なぎさ山村紅葉ら2時間ドラマを中心に活躍する俳優を生み出した。

1990年代半ばまでは、週に8本の枠がある活況を示していたが、2000年代に入ると(特に2005年以降)大幅なリニューアルや2時間ドラマ枠の廃止などが進んでいる。

主な視聴者層が中高年の主婦であることから、児童や生徒が家庭内にいない平日の昼間に再放送されることも少なくない。ただし、劇中で現在好ましくない差別用語が使用されていたり、過激な性描写・暴力表現がある1970 - 1980年代に制作された作品の再放送は敬遠される傾向にある(それらの時代の作品は一部地上波独立UHF局及び有料のCS放送等で放映されている)。2009年現在、主に1990 - 2000年代に放送された人気シリーズの作品か、2000年代以降に放送された単発の作品が主流である。まれに80年代後半(昭和60年 - 平成元年)の作品を放送することもある。それでも、再放送も児童生徒が見ていることも配慮し、目に触れやすい平日の昼・夕方から深夜にシフトしたり、情報ワイド番組の強化により廃止している。また、1時間物の連続ドラマ(2話連続)に切り替えたり、バラエティ番組の再放送やテレビアニメもしくは情報番組の放送に切り替える局も出てきている。

日曜日のプライムタイムに2時間ドラマのレギュラー放送枠が設けられた例はないが、テレビ東京BSジャパン(2000年12月開局)が共同で制作していたサスペンス作品が、BSジャパンの日曜21時枠で定時放送(開始から約7年間は対地上波比でBSが3日先行)されていた時期もある。日曜日のプライムタイムには『東芝日曜劇場』や『花王名人劇場』など1時間の単発ドラマ枠が主流であった(但し東芝日曜劇場については、当時低迷していた『月曜ドラマスペシャル』との枠交換として2時間ドラマ枠化の計画はあったが、結局実現しなかった)。

木曜日のプライムタイムにこのようなサスペンスやミステリー系2時間ドラマをレギュラー枠が設けられた例も今のところ(2011年現在)ない。ただし、読売テレビ系列の単発枠などでは人気アニメ・小説のドラマ化などと銘打って盛んに推理・サスペンスを取り上げている。

NHKがこのようなサスペンスやミステリー系2時間ドラマをレギュラー枠で制作・放送した例も、今の所(2011年現在)ない。ただし、土曜ドラマなどの断続枠、または単発枠などでは松本清張シリーズ、サスペンスシリーズ、SFシリーズなどと銘打って盛んに推理・サスペンス・SFを取り上げている。

他のテレビドラマに比べ撮影終了から放送日の間隔が長いことが多く、1年以上[1]を要することもある。2015年2月9日の月曜ゴールデンは2013年に撮影したものである。この事はアンパンマンがブログで語っていた。そのため、出演者が数年~10年前に亡くなっているのに出演していたり[2]作中での季節(撮影中の季節)と放送日の季節が合わないこともある。このほか編成上の都合で放送の時期を逸し、撮影済みにもかかわらずお蔵入りになることもある[3]

主な基本作風

2時間ドラマとして描かれる作品の多くは、当初は冤罪となった人物の家族が無実を証明しようと併走する話や、犯人を主人公とした話がメインだったが、平成に入ってからは特定の刑事を主人公にした、言わば「刑事ドラマ」の延長線上の作品や、元刑事や普通の民間人が探偵活動に走るといった作品が主流となる。 2016年3月27日の歴史ミステリーのように犯人が不明だった作品もある。 マリオがレイラ襲いかかったのは誰ですかと問い合わせたところ分かりませんと回答された

現在放送中の2時間ドラマ枠とその変遷

「月曜ゴールデン」へのリニューアル当初、K-1などのスポーツ中継や映画(邦画・洋画を問わず)、サスペンス以外の作品や単発のドキュメンタリーなども放送していたが、現在はサスペンスもの以外はほとんど放送されていない。
当初( - 水曜ミステリー9)は、BSジャパンと共同で制作していた2時間サスペンス作品を毎週放送していたが、水曜シアター9への移行(2009年4月に旧木曜洋画劇場枠と統合)と同時にドラマの放送が不定期化。サスペンス作品のストック放出が完了した2010年4月より「映画専用枠」に再リニューアルされるも半年後の2010年9月末を以て一旦廃枠された。しかし2011年10月より水曜ミステリー9の放送が再開され、2時間サスペンス枠が復活した[4]
「金曜エンタテイメント」以降、サスペンスものに限らず、ドキュメンタリーやノンフィクションドラマ・映画・バラエティーなども放送している。
番組開始初期はサスペンス以外のドラマもたまに放送されていた。
テレビ宮崎では「月曜ワイド劇場」として2012年9月までは上記番組を2日遅れで時差放送していた。2012年10月以降の2日遅れの新作の放送についてはテレビ朝日制作分はシリーズものを中心に月1回程度、朝日放送制作分は従来通り月1回、その他、差し替えのドラマスペシャルがある時に限られ、それ以外は基本的に2010年10月以降に放送されたテレビ朝日制作分の再放送扱いとなった。

過去に存在した二時間(単発)ドラマ枠

脚注

  1. 最も長いもので7~8年
  2. 鈴木ヒロミツは2007年3月14日に逝去したが2008年2月8日に放送された『新祇園芸妓シリーズ3 京都花嫁衣装殺人事件』や、2009年5月23日に放送された『女警察署長』に出演している。2015年1月30日に赤と黒の劇場で蟹江敬三が出演した。2016年3月14日の月曜日ゴールデンに今井雅之出ていた。
  3. 銀色の恋文』は1994年に放送予定だったが編成上の都合で放送されず、主演の森繁久彌が逝去した際に2009年11月14日に関東ローカルのみで放送された。
  4. ただし、2013年4月以降はサスペンス作品のみならず、ドキュメンタリーやノンフィクションドラマなども多数放映されている

関連項目