「コバルトブルー」の版間の差分
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2010年8月19日 (木) 07:29時点における最新版
コバルトブルー(cobalt blue)は、青色の無機顔料である。コバルト青(-あお)とも呼ばれる。耐光性・耐候性・耐酸性・耐アルカリ性のいずれも優れた非常に安定した顔料として知られている。顔料としてのカラーコードはPigment Blue 28である。一般の無機顔料とセラミック顔料では成分が若干異なる。
一般の無機顔料[編集]
組成式はCoAl2O4(アルミン酸コバルト)或いはCoO・Al2O3(酸化コバルトと酸化アルミニウムのスピネル)で表される。製法はいくつかあり、
等の方法で製造される。
非常に鮮やかな青い色を呈し、コバルトが多いほど青が強くなり、アルミニウムの割合が多いと淡い色となる。絵具には欠かせない顔料であり、他にプラスチックの着色や塗料にも使用される。欠点は高価なことであり、絵具においてはウルトラマリンとフタロシアニンブルー、場合によってはさらに白色顔料を配合して安価な代替品(コバルトブルーチント、コバルトブルーヒュー)がつくられている。
セラミック顔料[編集]
別名海碧(かいへき)、マットブルーとも呼ばれる。組成式はCoO・ZnO・Al2O3(酸化コバルトと酸化亜鉛、酸化アルミニウムのスピネル)で表される。一般の無機顔料のコバルトブルーとの違いは、酸化亜鉛を成分に含む事である。酸化コバルトに酸化亜鉛、酸化アルミニウムを配合して1200℃で焼成してつくられる。コバルトブルーの色は単にCoOを釉薬に入れても出すことが出来るが、CoOには不純物として釉薬の発泡の原因となる3価のコバルトを含むCo3O4が混じっているため、コバルトを全て2価の状態にしておくためにも意義のある顔料であるといえる。高火度の釉薬には使いにくいが、上絵用として重要な顔料である。