九州工業大学のソースを表示

英字では'''KIT'''と略してきたが、現在では[[インターネット]]の[[ドメイン名]]に使用している'''Kyutech'''も多く用いられる。

==概要==
[[東京帝国大学]](現在の[[東京大学]])の総長を務めた[[山川健次郎]]と安川財閥の創始者である[[安川敬一郎]]によって、[[1909年]]（明治42年）に[[私立]]の[[高等工業学校|旧制工業専門学校]]・明治専門学校として開校（[[安川敬一郎]]は明治専門学校以外に[[安川電機]]、[[明治鉱業]]、黒崎窯業（現・[[黒崎播磨]]）、明治専門学校附属小学校（現・[[明治学園]]）等を設立した<ref>[http://www.kigs.jp/db/kouken.php?kno=57&mno=82 安川電機の創業者 - 北九州イノベーションギャラリー]</ref><ref>[http://www.yaskawa.co.jp/intro/ 株式会社 安川電機｜YASKAWAとは？]</ref>）。[[1921年]]（大正10年）に官立に移管され、[[1949年]]（昭和24年）5月31日に九州工業大学は設置された<ref>[http://www.kyutech.ac.jp/information/chronology/ 沿革 | 九州工業大学]</ref>。[[1985年]]（昭和60年）には国立大学の中では唯一の[[情報工学部]]が開設された<ref>情報工学部の開設にあたっては、[[麻生太郎]]が尽力したと言われている（麻生太郎 『とてつもない日本』 新潮社 、2007年、107-108頁）。</ref>。大学院[[生命体工学研究科]]は[[北九州学術研究都市]]に進出しており<ref>[http://www.ksrp.or.jp/organization/index.html 大学・研究機関・企業 | 北九州学術研究都市]</ref>、[[安川電機]]、[[早稲田大学]]、[[北九州市立大学]]、[[九州歯科大学]]、[[産業医科大学]]、英国[[:en:Cranfield University|クランフィールド大学]]、[[理化学研究所]][[脳科学総合研究センター]]などと連携している<ref>[http://www.ksrp.or.jp/info/index.html 北九州学術研究都市 学研都市について 北九州学術研究都市概要]</ref><ref>[http://www.ksrp.or.jp/organization/index.html 北九州学術研究都市 大学・研究機関・企業]</ref><ref>[http://www.yaskawa.co.jp/technology/tech_news/66-1/t15.htm 九州工業大学大学院生命体工学研究科に連携講座ヒューマンメカトロニクスを開設- 安川電機]</ref><ref>[http://www.lsse.kyutech.ac.jp/lsse_j/kenkyuka/kousei.html 国立大学法人 九州工業大学 大学院 生命体工学研究科 構成]</ref>。[[福岡六大学野球連盟]]に加盟している。九州最大の工業地帯である[[北九州工業地帯]]に位置する。[[小惑星]][[イトカワ (小惑星)|イトカワ]]に到達した[[小惑星探査機]][[はやぶさ (探査機)|はやぶさ]](MUSES-C)の試験を行った<ref>[http://laplace.ele.kyutech.ac.jp/dennki.html 宇宙が作る明るい未来～夜空に輝く自分の星～]</ref>。また卒業生の就職率が良く、[[企業]]からは非常に高い評価を得ている。

明治専門学校のOBである[[藤田哲也 (気象学者)|藤田哲也]][[博士]]は、[[気象学]]の[[ノーベル賞]]と呼ばれる「フランス航空宇宙アカデミー金メダル」を受賞しており、[[気象学]]の[[研究者]]として世界的な評価を受けていた<ref>[http://business.nikkeibp.co.jp/article/tech/20130614/249659/ 米巨大竜巻災害で世界のメディアが伝えた“ある日本人”の名：日経ビジネスオンライン]</ref><ref>[http://www.newsweekjapan.jp/stories/2009/04/post-59.php 特集 世界が尊敬する日本人 藤田哲也（気象学者）ニューズウィーク日本版]</ref><ref>[http://www.livingfk.com/town/daijiten/23.html 北九州大辞典｜リビング福岡・北九州]</ref><ref>『毎日新聞』 2013年05月11日西部夕刊 「竜巻:Fスケールの偉業紹介 世界的権威、北九州出身・藤田哲也博士 出前授業、教え子が企画」</ref>。

明治専門学校には、[[政治家]]では[[尾崎行雄]]、[[犬養毅]]、[[大隈重信]]、[[原敬]]を始めとする[[首相]]、[[閣僚]]級の人々、学者では[[長岡半太郎]]、[[手島精一]]、[[実業家]]では[[益田孝]]、[[渋沢栄一]]、[[團琢磨]]、[[藤山雷太]]他の重鎮等、多くの[[著名人]]が来校している<ref>[http://www.kyutech.ac.jp/facilities/meisen/ 明専アーカイブ（大学資料館） | 九州工業大学]</ref>。

==建学の理念==
初代総裁である[[山川健次郎]]が示した『技術に堪能(かんのう)なる士君子』という理念がある。ただの[[技術者]]を育てるのではなく、技術に精通した士君子(gentleman)を育てもって日本を支える人材を育成しようとされた[[山川健次郎]]、[[安川敬一郎]]両人の教育に対する思いが込められている。学校の創立構想では、理学学校として出発し失敗した[[東京専門学校]]（[[早稲田大学]]の前身）の[[大隈重信]]の忠告もあり、文系学部も順次創部し、将来的に総合大学にするという構想から、校名に「工業」の言葉を入れなかった。

現在ではさらに、教育・研究の高度化を行い、「知と文化の情報発信拠点」として、また、教育・研究機関として次世代産業の創出・育成に貢献し、個性豊かな工学系[[総合大学]]を目指して、生命原理の学際的工学などの学術的な新たな試みが多くされている。

==学部・大学院==
=== 学部 ===
*[[工学部]] (Faculty of Engineering)
**機械知能工学科
***機械工学コース - 宇宙工学コース - 知能制御工学コース
**建設社会工学科
***建築学コース － 地域環境デザインコース － 都市再生デザインコース
**電気電子工学科
***システムエレクトロニクスコース - 電気エネルギーコース - 電子デバイスコース
**応用化学科
**マテリアル工学科
**総合システム工学科
*[[情報工学部]] (Faculty of Computer Science and Systems Engineering)
**知能情報工学科
**電子情報工学科
**システム創成情報工学科
**機械情報工学科
**生命情報工学科

===大学院===
*大学院工学府
**機械知能工学専攻
***機械工学コース - 宇宙工学コース - 知能制御工学コース
**建設社会工学専攻
***建築学コース - 地域環境デザインコース - 都市再生デザインコース
**電気電子工学専攻
***システムエレクトロニクスコース - 電気エネルギーコース - 電子デバイスコース
**物質工学専攻
***応用化学コース - マテリアル工学コース
**先端機能システム工学専攻（以上、博士前期課程）
**工学専攻（2014年度設置／博士後期課程）
***機械知能工学領域
***建設社会工学領域
***電気電子工学領域
***物質工学領域
***先端機能システム工学領域

*大学院情報工学府
**情報科学専攻（2014年度まで博士前期課程・博士後期課程）
***知能情報分野 - システム創成情報分野 - 生命情報分野
**先端情報工学専攻（2014年度から／博士前期課程）
***知能情報工学
***電子情報工学
**情報システム専攻（2014年度まで／博士前期課程・博士後期課程）
***電子情報分野 - 機械情報分野
**学際情報工学専攻（2014年度から／博士前期課程）
***システム創成情報工学
***機械情報工学
***生命情報工学
**情報創成工学専攻（2014年度より、博士前期課程・博士後期課程を、博士前期課程に変更）
***情報創成工学
**情報工学専攻（2014年度設置／博士後期課程）

*大学院[[生命体工学研究科]]
**生体機能専攻（博士前期課程・博士後期課程／2014年度まで）
**生体機能応用工学専攻（博士前期課程／2014年度から）
**脳情報専攻（博士前期課程・博士後期課程／2014年度まで）
**人間知能システム工学専攻（博士前期課程／2014年度から）
**生命体工学専攻（博士後期課程／2014年度から）

==キャンパス==
{{座標一覧}}
*戸畑キャンパス・本部（[[福岡県]][[北九州市]][[戸畑区]]仙水町
*飯塚キャンパス（福岡県[[飯塚市]]大字川津、[[1986年]]（昭和61年）設置
*若松キャンパス（福岡県北九州市[[若松区]][[ひびきの]]、[[2001年]]（平成13年）設置

== 学生生活 ==
=== 学園祭 ===
九州工業大学には「工大祭」という[[学園祭]]がある<ref>[http://festival.club.kyutech.ac.jp/ 九州工業大学 工大祭]</ref>。
「工大祭」は、毎年11月下旬に戸畑キャンパスと飯塚キャンパスで行われるイベントで、プロコンサート企画、模擬店、学科展、サークル展、ロボットコンテスト等の企画がある。
=== 部活動・サークル活動 ===
工学部がある戸畑キャンパスと情報工学部がある飯塚キャンパスに多数の部活・サークルが存在し、課外活動を行っている<ref>[http://www.kyutech.ac.jp/campuslife/activities/ 九州工業大学 課外活動]</ref>。
*工学部文化系サークル
**演劇部、軽音楽部、吹奏楽部、自然科学部、写真部、美術部、アニメーション文化研究会、舞踏研究部、メンネルコール（男声合唱団）、LET"S （国際交流サークル）、野次馬（音系サークル）、SO & SOES（音系サークル）、裏千家茶道部、Free Spirits（音系サークル）
*工学部体育系サークル
**合気道部、空手部、弓道部、剣道部、柔道部、少林寺拳法部、硬式庭球部、ソフトテニス部、準硬式野球部、サッカー部、バスケットボール部、バレーボール部、ラグビー部、陸上競技部、水泳部、卓球部、ボート部、山岳部、自動車部、航空部、バドミントン部、サイクリング部、アイスホッケー部、アメリカン・フットボール部、硬式野球部、スキー部
*情報工学部文化系サークル
**C3(Composite Computer Club)、ピルエット（ジャグリング）、カメラ部、文芸部、天文部、無線部、表千家茶道研究会、SR研究会(Simulation & Roleplay)、軽音楽部、ACC(Art & Creation Club)芸術部、九州工業大学交響楽団、映画研究部、Up To You（英語）、RoDEP(Robot Development Engineering Project)
*情報工学部体育系サークル
**バドミントン部、バスケットボール部、硬式テニス部、ソフトテニス部、軟式野球部、バレーボール部、サッカー部、ハンググライダー部、サイクリング部、ラグビー部、陸上競技部、空手道部、秀心流合気道部、剣道部、少林寺拳法部、水泳部

=== 学生プロジェクト・萌芽的プロジェクト ===
課題探究とその解決能力を[[涵養]]し、工学基礎力と共に、[[コミュニケーション能力]]、及び幅広い教養を身につけ、[[企業]]や[[社会]]において先導的リーダーシップを発揮することのできる創造的人材の育成を目的として、九州工業大学は学生グループや団体に活動経費を支援している<ref>[http://www.kyutech.ac.jp/campuslife/project/ 九州工業大学創立100周年記念事業21世紀教育基金学生創造学習支援プロジェクト-九州工業大学]</ref>。

*学生による人工衛星「鳳龍参号」の開発
**九工大衛星開発プロジェクトの学生チームが開発した超小型人工衛星「[[鳳龍弐号]]」の知識に基づき「鳳龍参号」を開発している。「[[鳳龍弐号]]」は、[[宇宙航空研究開発機構]]([[JAXA]])の[[H-IIAロケット]]に搭載されて打ち上げられた<ref>[http://aerospacebiz.jaxa.jp/jp/ainori/interview/04/p1.html 第4回　世界初の高電圧発電実験衛星をつくる－プロジェクトの現場で訊いた｜インタビュー｜相乗り小型衛星｜JAXA産業連携センター]</ref><ref>[http://www.kyutech.ac.jp/info/id1217.html 「鳳龍弐号」無事打ち上げ成功！！ | 九州工業大学]</ref><ref>[http://kitsat.ele.kyutech.ac.jp/ 九州工業大学衛星開発プロジェクト]</ref><ref>[http://kitsat.blog80.fc2.com/ 九工大衛星開発プロジェクトBlog]</ref>。宇宙空間における太陽電池アレイによる発電実験を行い、330から350ボルトの発電に世界で初めて成功した<ref>[http://www.kyutech.ac.jp/info/id1296.html 高電圧技術実証衛星「鳳龍弐号」が世界初の３００V発電に成功！ 九州工業大学]</ref><ref>[http://www.eco-front.com/news_aq1p7Updic.html 九工大学生が快挙　世界初！宇宙空間の太陽電池発電で350V達成！　 タイナビニュース]</ref><ref>[http://www.excite.co.jp/News/science/20120716/Leafhide_eco_news_aq1p7Updic.html 九工大学生が快挙　世界初！宇宙空間の太陽電池発電で350V達成！　(タイナビニュース) - エキサイトニュース]</ref>。
*[[ARLISS]]（A Rocket Launch for International Student Satellites）
**毎年9月上旬に[[アメリカ合衆国|米国]][[ネバダ州]][[ブラックロック砂漠]]で行われる、[[大学生]]を主とした小型[[人工衛星]]の打ち上げイベントである[[ARLISS]]に、九州工業大学の学生チームが参加している<ref>[http://unisonpublicity.wix.com/unison#!kings/chxf UNISON Offical web site | 九州工業大学KINGS - Wix]</ref>。
*KIT CANSAT Project
**空き缶サイズの[[超小型衛星]]であるCANSATの競技会に、九州工業大学の学生チームが参加している<ref>[http://kitcansat.nomaki.jp/index.html KITCATS ～CANSAT PROJECT～]</ref>。活動を通して[[衛星]]のバス部分の基礎学習、[[電気回路]]、[[電子回路]]、[[マイコン]]の基礎を学習することを目的とする。また、チームで一つのものを開発する[[プロジェクト]]の運営についても学習する。

*ロボカップ＠ホームリーグ
**自律移動型ロボットによる競技大会であるロボカップジャパンオープンのサッカー中型ロボットリーグで、大学院[[生命体工学研究科]]を中心とするHibikino-Musashiチームは、6年連続で優勝している<ref>[http://www.u-presscenter.jp/modules/bulletin/index.php?page=article&storyid=5284#.Ur-1H7QyrmI 大学プレスセンター - 九州工業大学が「ロボカップジャパンオープン2013東京」のサッカー中型ロボットリーグで6連覇（優勝7回目）の快挙を達成――各部門で多数受賞]</ref><ref>[http://www.kyutech.ac.jp/info/id2041.html ロボカップジャパンオープン　レスキュー実機リーグで１位と奨励賞をダブル受賞！ 九州工業大学]</ref><ref>[http://www.kyutech.ac.jp/info/id2043.html ロボカップジャパンオープン2013東京で、本学チームが優秀な成績を修めました！ 九州工業大学]</ref><ref>[http://hibikino-musashi.blogspot.jp/ Hibikino-Musashi Blog]</ref><ref>[http://www.kyutech.ac.jp/car-robo/school/results/ 教育研究実績 | 連携大学院インテリジェントカー・ロボティクスコース]</ref>。また、ロボカップ2011世界大会では、テクニカルチャレンジで1位、トーナメントで6位に入賞した<ref>[http://www.kyutech.ac.jp/info/id907.html ロボカップ世界大会 テクニカルチャレンジ１位・トーナメント６位入賞！　九州工業大学]</ref>。
*ロボカップレスキュー実機リーグへの出場
**九州工業大学情報工学部(飯塚キャンパス)で活動しているロボット製作サークルであるRoDEPが[[ロボカップ]]に出場している<ref>[https://sites.google.com/site/rodepkit/ RoDEP(九州工業大学 ロボット製作サークル) - Google Sites]</ref><ref>[https://ja-jp.facebook.com/kitrodep RoDEP - 九州工業大学 ロボット製作サークル - 大学 | Facebook]</ref>。
*自律移動ロボット製作プロジェクト
**九州工業大学の自律移動ロボット制作チームがつくばチャレンジに出場している<ref>[http://cirkitrwrc.blogspot.jp/ 九州工業大学 CIR-KIT 活動日記]</ref><ref>[http://lab.cntl.kyutech.ac.jp/~nishida/cirkit.pdf 九工大つくばチャレンジプロジェクト - 九州工業大学]</ref><ref>[http://www.tsukubachallenge.jp/ つくばチャレンジ]</ref>。
*KIT-Formula
**[[公益社団法人]][[自動車技術会]]が主催する[[全日本学生フォーミュラ大会]]に、九州工業大学の学生チームが出場している<ref>[http://formula.mech.kyutech.ac.jp/~formula/ KIT-Formula]</ref>。
*KIT EV Formula Vol Tech 
**[[公益社団法人]][[自動車技術会]]が主催する[[全日本学生フォーミュラ大会]]の電気自動車部門に出場するために、学生チームが車両を製作している<ref>[http://www.kit-voltech.com/ KIT EV Formula VolTech]</ref><ref>[http://kit-voltech.sblo.jp/ 九州工業大学 EVフォーミュラプロジェクト VolTech]</ref>。
*GPレーサープロジェクト
**[[本田技研工業]]、[[カワサキモータースジャパン]]、[[スズキ (企業)|スズキ]]、[[ヤマハ発動機]]などのオートバイ関連企業がスポンサーである[[全日本ロードレース選手権]]に、学生チームがオリジナルレーシングバイクを開発し参戦するプロジェクト<ref>[https://sites.google.com/site/kitgpmonoproject/ KIT GP-MONO PROJECT]</ref>。九州ロードレース選手権では[[2009年]]（平成21年）、[[2010年]]（平成22年）において年間優勝し、2年連続の優勝を果たした<ref>[http://www.kyutech.ac.jp/info/id363.html 九州ロードレース選手権 2年連続年間優勝！ | 九州工業大学]</ref>。
*人力飛行機製作チーム KITCUTS
**学生チームが人力飛行機の設計から製作までを行い、[[鳥人間コンテスト選手権大会]]に出場する<ref>[http://kitcuts.blog.shinobi.jp/ 九州工業大学 人力飛行機製作チーム KITCUTS]</ref>。

==対外活動==
*電力系統制御工学講座
**九州工業大学と[[九州電力]]による[[寄附講座]]。九州工業大学工学部電気電子工学科では[[九州電力]]との[[産学連携]]活動、学内活動が盛んに実施されている<ref>[http://www.kifkit.net/ 九州工業大学寄附講座(九州電力) 電力系統制御工学講座]</ref>。また、[[九州電力]]による[[寄附講座]]では[[九州大学]]と九州工業大学の合同[[シンポジウム]]が開催されている<ref>[http://pse.ees.kyushu-u.ac.jp/godalab/index-j.html 合田研究室 九州大学大学院 電気エネルギー環境工学講座(九州電力寄附講座)]</ref>。
*[[北九州学術研究都市連携大学院]]
**[[北九州市立大学]]、九州工業大学、[[早稲田大学]]が参加する連携大学院。[[北九州学術研究都市]]で行われている取組み。[[北九州市立大学]]を代表校とするカーエレクトロニクスコースと九州工業大学を代表校とするインテリジェントカー・ロボティクスコースがある<ref>[http://www.env.kitakyu-u.ac.jp/ja/renkei/school/index.html 北九州学術研究都市連携大学院　カーエレクトロニクスコース　事業背景・目的]</ref><ref>[http://www.kyutech.ac.jp/car-robo/school/purpose/ 連携大学院インテリジェントカー・ロボティクスコース　事業背景・目的]</ref>。
*九州工業大学宇宙プロジェクト
**九州工業大学が開発した超小型人工衛星「鳳龍」からの画像データを活用して、小学生から大学院生・一般社会人まで年代相応の感性を生かした宇宙ベンチャーマインドを育成する<ref>[http://www.sec.kyutech.ac.jp/kisspro/index.php 九州工業大学宇宙プロジェクト]</ref>。
*九州工業大学宇宙クラブ Kyutech Space Club
**工学部および大学院の学生チームはフランス南部にあるミサイル実験場で行われるロケット打ち上げ競技会へ向けて小型ロケット実験機を開発する<ref>[http://www.mech.kyutech.ac.jp/yonemoto-lab/ 機械知能工学科 宇宙工学講座 宇宙システム研究室]</ref><ref>[http://weekly-space-systems-lab.blogspot.jp/ 九州工業大学 宇宙システム研究室 Blog]</ref><ref>『日刊工業新聞 Business Line』 2012年8月28日 「九州工大、自律誘導回収ロケット「NINJA la derniere」 でフランスの競技会に挑戦」</ref><ref>[http://www.kyutech.ac.jp/info/id1333.html フランスの打ち上げ競技会を前に学生ロケット公開！ | 九州工業大学]</ref><ref>[http://www.kyutech.ac.jp/info/id1358.html フランスの大会で学生ロケットを打ち上げました！ | 九州工業大学]</ref>。
*有翼ロケット「スペースプレーン」の開発
**工学部機械知能工学科の研究室の教員と学生たちが、スペースプレーンと呼ばれる有翼ロケットの開発に取組んでいる。[[平尾台]]（[[北九州市]][[小倉南区]]）において、打上げ実験を行う。この開発プロジェクトはテレビ取材を受けている。<ref>[http://www.kyutech.ac.jp/info/id963.html 打上げ直前！ロケット実験機の最終リハーサルを実施 | 九州工業大学]</ref><ref>[http://www.kyutech.ac.jp/info/id976.html ロケット実験機の打上げ実験を行いました | 九州工業大学]</ref><ref>[http://www.tbs.co.jp/yumetobi-plus/backnumber/20130714.html 2013年7月14日：放送内容｜TBSテレビ：夢の扉＋]</ref><ref>[http://www.youtube.com/watch?v=4S7crjSHJmI TBS「夢の扉＋」7月14日 #111「メイド・イン・ジャパン！未来の宇宙旅客機」 - YouTube]</ref>
*[[21世紀COEプログラム]]「生物とロボットが織りなす脳情報工学の世界」
**[[北九州学術研究都市]]の九州工業大学大学院の専攻である脳情報専攻の[[21世紀COEプログラム]]「生物とロボットが織りなす脳情報工学の世界」は中間評価でA評価を受けている<ref>[http://www.brain.kyutech.ac.jp/coe21/index.html 九州工業大学21世紀COEプログラム「生物とロボットが織りなす脳情報工学の世界」]</ref><ref>[http://www.kyutech.ac.jp/news_archive/0637.html 九州工業大学 COEプログラム・中間評価でA評価]</ref>。
*大分県との連携協定
**企業集積が進んでいる大分産業界との連携を強化し、大分県内企業の技術力を向上し、産業の強化をするために協定を締結している<ref>[http://www.pref.oita.jp/10400/chiji/kaiken/h19/08/index.html 大分県 ようこそ知事室へ 平成19年8月8日の定例記者会見]</ref><ref>『日刊工業新聞 Business Line』 「モノづくり、ヒトづくり－九州をゆく【第1部・プロローグ】(5)新たな試み」</ref>。
*歯工学連携大学院
**九州工業大学と[[九州歯科大学]]は歯工学連携大学院の協定を締結し<ref>[http://www.pref.fukuoka.lg.jp/z02/web-topic080901.html 九州歯科大学と九州工業大学の歯工連携大学院協定締結（平成20年9月1日） 福岡県庁]</ref>、連携大学院を開設した<ref>[http://www.kyutech.ac.jp/news_archive/1470.html 歯工学連携教育研究センターの看板上掲式を行いました]</ref>。戸畑キャンパスの歯工学連携教育研究センターを連携の拠点とし、歯学・工学を融合させた領域の教育研究を行う。
*医工学連携協定
**九州工業大学、飯塚病院及び飯塚市は、相互の連携を強化し、医療分野の発展に資する医工学連携を推進するための協定を締結している<ref>[http://www.city.iizuka.lg.jp/03sangyou/shinsangyo/renkei/teiketsu2/index.php 「医工学連携の協力推進に関する協定書」の締結について 飯塚市]</ref><ref>『日刊工業新聞 Business Line』 2011年12月16日 「九州工大と飯塚病院、医工連携で協定」</ref><ref>[http://www.kyutech.ac.jp/info/id1075.html 飯塚病院等と医工学連携の協力推進に関する協定を締結 _ 九州工業大学]</ref>。
*先導的ICT人材育成
**[[九州経済連合会]]と九州工業大学は九州経済の活性化、発展に資する高度ICT（（Information and Communication Technology：情報通信技術）人材の育成のため協定を締結している。大学・全学と経済界がICT人材育成に関する協定を締結するのは九州工業大学が九州初<ref>[http://www.kyutech.ac.jp/info/id238.html 九経連と先導的ICT人材育成のための協定を締結しました 九州工業大学]</ref><ref>[http://www.kyukeiren.or.jp/committee/index.php?committee_id=6&id=500&page= 九州工業大学全学との先導的ICT人材育成施策提携に関する署名式の開催 平成22年10月22日 九州経済連合会]</ref>。
*[[大学eラーニング協議会]]
**大学での教育効果を高める為に、e-ラーニング技術（遠隔講義・オンライン学習技術）を用いた講義の支援や、学生の学習を支援する各種サービスを提供している<ref>[http://www.iizuka.kyutech.ac.jp/faculty/business/e-learning/ eラーニング 九州工業大学情報工学部]</ref>。
*産業技術総合研究所、九工大及び北九州市の連携・協力協定
**共同研究や人材交流などを進めることで、わが国及び北九州市の産業競争力の強化と、活力のある個性豊かな地域社会の形成・発展、地域産業の振興に寄与することを目的として締結された<ref>[http://www.city.kitakyushu.lg.jp/san-kei/10100016.html 産総研、九工大及び北九州市が相互に連携・協力協定を締結しました 北九州市]</ref><ref>[http://www.aist.go.jp/aist_j/press_release/pr2012/pr20120127/pr20120127.html 独立行政法人 産業技術総合研究所、九州工業大学及び北九州市が相互に連携・協力協定を締結 産業技術総合研究所]</ref><ref>[http://www.tobata.kyutech.ac.jp/node/781 (独)産業技術総合研究所及び北九州市と連携・協力協定を締結 九州工業大学]</ref>。
*ロシアの理論物理学者との共同研究
**九工大教員とロシアの理論物理学者が共同研究を行い、特殊な磁気構造の材料に外部から磁力を与えると、磁力の増加に伴って電気抵抗が極端に増減するという新しい物理現象を発見した<ref>『日本経済新聞』 2011/7/3電子版 「容量無限のハードディスクへ道 九工大など新現象発見」</ref><ref>『日本経済新聞』 2011/7/17電子版 「HDD「容量無限」へ一歩 新発見の現象、世界が注目」</ref>。
*[[九州歯科大学]]との共同研究
**九州歯科大と九工大の共同研究チームはがん細胞から生成される酵素を使って、30分程度で口腔がんを診断する手法を開発した<ref>『読売新聞』 2013年1月9日 「口腔がん 酵素で診断…九工大、九歯大が手法を開発」</ref><ref>『西日本新聞』 2013/01/09朝刊 「口腔がん発見 早く確実 九州歯科大と九工大チーム 唾液中の酵素で診断」</ref><ref>[http://www.kyu-dent.ac.jp/news/post_189.html 九州工業大学との共同研究により新しい口腔がん診断法を開発しました 九州歯科大学]</ref>。
*[[北九州学術研究都市]]産学連携フェアへの参加
**[[北九州学術研究都市]]で行われる産学連携フェアへ参加して研究成果などを出展し、テレビ取材を受けニュースで報道されている<ref>[http://www.kyutech.ac.jp/info/id1407.html 第12回産学連携フェアに出展しました | 九州工業大学]</ref><ref>[http://jstshingi.jp/kitakyushu/2012/ 北九州学術研究都市産学連携フェア 新技術説明会 ホームページ]</ref>。
*4大学スクラム講座
**北九州市内の4大学（九州工業大学、[[九州歯科大学]]、[[産業医科大学]]、[[北九州市立大学]]）は、国公私立の大学間の垣根を越え連携し合い、単一の大学では実現できない講座を実施している<ref>[http://www.kyu-dent.ac.jp/kokaikoza/post_93.html 4大学スクラム講座を開催しました - 公開講座 - 九州歯科大学]</ref><ref>[http://www.uoeh-u.ac.jp/var/rev0/0003/4362/4daigaku24.pdf 4大学スクラム講座 - 産業医科大学]</ref><ref>[http://www.kitakyu-u.ac.jp/research/lifelong_education/4scrum_course.html 4大学スクラム講座 北九州市立大学]</ref>。
*[[飯塚市]]に「バイオメディカルインフォマティクス研究開発センター」を開設
**九州工業大学、[[飯塚病院]]及び[[飯塚市]]が推進する「医工学連携」の取り組みの一環として、「バイオメディカルインフォマティクス研究開発センター」を開設した。九州工業大学は[[産業医科大学]]と[[研究者]]の交換を行なうなど、[[医学部]]や[[病院]]と連携している<ref>[http://www.data-max.co.jp/2013/01/10/it_9_ib1311_01.html 【特集・飯塚】炭鉱からIT、医療、スイーツのまちへ～飯塚市長・齊藤守史氏（前）：｜NetIB-NEWS｜ネットアイビーニュース]</ref><ref>[http://www.data-max.co.jp/2013/01/21/post_16449_ib1311_01.html 【特集・飯塚】生命情報の活用が飯塚を変える。医工学連携がもたらす可能性(1)：｜NetIB-NEWS｜ネットアイビーニュース]</ref><ref>[http://www.data-max.co.jp/2013/01/25/post_16449_ib1440_01.html 【特集・飯塚】アジア、そして世界を目指す医工学連携～飯塚病院・鮎川勝彦副院長(1)：｜NetIB-NEWS｜ネットアイビーニュース]</ref><ref>[http://www.bmirc.kyutech.ac.jp/ バイオメディカルインフォマティクス研究開発センター]</ref>。
*[[東京大学]]との共同研究
**[[東京大学]]、九州工業大学、[[水産総合研究センター]]の共同研究チームは、減少が危惧される高級魚の資源量を評価するための海底写真を海中ロボットで撮影することに成功した<ref>[http://www.u-tokyo.ac.jp/public/public01_250619_02_j.html 東京大学 記者発表一覧 記者会見「自律型海中ロボット「ツナサンド」がオホーツク海にてキチジの詳細な資源量の全自動調査に成功 ―のべ18時間で6,000枚の海底写真を撮影―」]</ref><ref>『京都新聞』 2013年06月19日 「海中ロボで高級魚撮影に成功 オホーツク海の分布調査」</ref><ref>『神戸新聞NEXT』 2013/6/19 「海中ロボで高級魚撮影に成功 オホーツク海の分布調査」</ref><ref>『西日本新聞』 2013年06月19日 「海中ロボで高級魚撮影に成功 オホーツク海の分布調査」</ref><ref>[http://news.mynavi.jp/news/2013/06/21/163/index.html 東大など、海中ロボットを用いて高級魚「キチジ」の資源量の調査に成功 マイナビニュース]</ref>。
*「水中ロボットフェスティバル」の開催
**北九州市と九州工業大学社会ロボット具現化センター（若松区）などが企画した「水中ロボットフェスティバル」が開催された<ref>『毎日新聞』2013年10月27日 地方版「水中ロボットフェスティバル:戸畑で始まる　きょう全国学生競技会」]</ref><ref>[http://www.lsse.kyutech.ac.jp/~sociorobo/archives/info/%E6%B0%B4%E4%B8%AD%E3%83%AD%E3%83%9C%E3%83%83%E3%83%88%E3%83%95%E3%82%A7%E3%82%B9%E3%83%86%E3%82%A3%E3%83%90%E3%83%AB%E3%82%92%E9%96%8B%E5%82%AC%E3%81%97%E3%81%BE%E3%81%99 　～北九州市制50周年記念事業～ 「水中ロボットフェスティバル」を開催します！！ 　社会ロボット具現化センター - 九州工業大学]</ref>。九州工業大学は、市民のみなさんに水中ロボットを間近で見る機会や最先端の水中ロボットを知ってもらう場を設けた。
*「宇宙開発利用大賞」の経済産業大臣賞を受賞
**[[内閣府]]が募集した「宇宙開発利用大賞」の経済産業大臣賞を九州工業大学の宇宙環境技術ラボラトリーが受賞した。「宇宙環境技術に関する産学官連携研究と国際標準化に関する活動」をテーマに応募し、その実績が認められた<ref>[http://www.tobata.kyutech.ac.jp/node/1292 宇宙開発利用大賞 経済産業大臣賞の受賞が決定しました 九州工業大学戸畑キャンパス]</ref><ref>[http://www.u-presscenter.jp/modules/bulletin/index.php?page=article&storyid=5747#.UluzGBBWpYE 大学プレスセンター - 九州工業大学が平成25年度宇宙開発利用大賞「経済産業大臣賞」を受賞]</ref>。
*地域連携による「ものづくり」継承支援人材育成協働プロジェクト
**北九州市内の4大学（九州工業大学、[[産業医科大学]]、[[北九州市立大学]]、[[九州歯科大学]]）が、医療分野、福祉分野、工学・技術分野という専門性と特色を活かしつつ、学習内容を相互補完・拡充し、地域ニーズに応じた学際的職業人を育成する<ref>[http://k-renkei.kyu-dent.ac.jp/ 地域連携による「ものづくり」継承支援人材育成協働プロジェクト　北九州地区大学連携教育研究センター]</ref><ref>[http://daigakukan-renkei.jp/a021/ 大学間連携ポータル　地域連携による「ものづくり」継承支援人材育成協働プロジェクト]</ref>。
*完全封止できる円筒型[[色素増感太陽電池]]を開発
**[[ウシオ電機]]と共同で、[[色素増感太陽電池]]に円筒型セル構造を採用し、完全封止に成功した<ref>[http://www.jst.go.jp/pr/announce/20131031-2/ 　独立行政法人 科学技術振興機構　共同発表：完全封止できる円筒型色素増感太陽電池を開発]</ref><ref>[http://news.mynavi.jp/news/2013/11/05/035/ 　マイナビニュース　九工大、完全封止できる円筒型色素増感太陽電池を開発]</ref>。次世代の[[太陽光発電]]として研究が進められている[[色素増感太陽電池]]の作製の中で、最も難しくコストがかかるのが封止プロセスである。安価で完全に封止する方法が求められていた。
*北九州産業学術推進機構の大光量LED製品化に協力
**北九州産業学術推進機構の産学連携組織「ひびきのLEDアプリケーション創出協議会」は、大光量照明用LEDを2014年中に製品化する。LED照明で課題の放熱は[[北九州市立大学]]が、電源は九州工業大学の研究チームがそれぞれを担当する<ref>『日刊工業新聞 Business Line』 2013年11月8日 「北九州産業学術推進機構、大光量ＬＥＤ製品化－“オール九州”の技術結集」</ref><ref>[http://www.ksrp.or.jp/fais/sec/outline/led_application.html 　ひびきのLEDアプリケーション創出協議会について - 公益財団法人北九州産業学術推進機構 半導体技術センター]</ref>。
*竹ファイバーを使用した新材料を開発
**[[建築資材]]や[[自動車]][[部品]]などへの活用が期待される新材料を開発した<ref>『西日本新聞』 2014/01/29朝刊 「竹ファイバーで強化プラスチック　九工大が新材料開発」</ref><ref>[http://www.excite.co.jp/News/it_g/20140204/Slashdot_14_02_04_049247.html 竹の繊維を使って高強度プラスチックを安く作る手法が開発される(スラッシュドット・ジャパン) - エキサイトニュース]</ref>。竹の[[繊維]]をプラスチックに混ぜることで強度が増し、熱による変形が抑制される。[[文部科学省]]の「大学発新産業創出拠点プロジェクト」に採択された<ref>[http://www.mext.go.jp/a_menu/kagaku/chiiki/daigaku/1326957.htm　大学発新産業創出拠点プロジェクト（プロジェクト支援型）の実施機関の決定について：文部科学省]</ref>。また、竹の[[繊維]]を低コストで取り出す手法も開発した。

==就職支援==
*九大・九工大生のためのJOBセミナー
**[[九州大学]]と九州工業大学の学生を対象とした就職セミナー。多数の有力企業が参加する。アクロス福岡で開催される。
*就職セミナー・SPI模擬テスト・公務員模擬試験
**学生の希望と適正に合わせた就職ができるように実施される。各キャンパスで開催され、学生は自由に参加できる。
*学内合同企業説明会
**就職セミナーの一環として、約300社の企業が参加しブース形式で事業内容や求人について説明する。各キャンパスで開催され、学生は自由に参加できる。
*工学部キャリアセンター・情報工学部キャリアセンター・生命体工学研究科キャリアセンター
**学生に対する就職や求人の相談窓口となる施設が設置されている<ref>[http://www.kyutech.ac.jp/career/career-center/ キャリアセンターによる就職支援 | 九州工業大学]</ref><ref>[http://career.tobata.kyutech.ac.jp/ 工学部キャリアセンター]</ref><ref>[http://edocweb.iizuka.kyutech.ac.jp/www/career.nsf 情報工学部キャリアセンター]</ref>。
*就職担当教員・指導教員の配置
**学部・大学院の、各学科・専攻にそれぞれ就職担当教員が配置され、また各学生担当の指導教員が配置される。
*明専会（同窓会）による就職支援
**九州工業大学の同窓会組織である明専会が九州工業大学と協同でキャリア育成セミナーを企画・実施している<ref>[http://www.kyutech.ac.jp/career/meisen/ 明専会（同窓会）による就職支援 | 九州工業大学]</ref>。
*インターンシップ
**九州工業大学では夏期休暇などを利用して企業や官公庁で実務を経験する学外実習（インターンシップ）を勧めている<ref>[http://www.kyutech.ac.jp/career/internship/ インターンシップ | 九州工業大学]</ref>。インターンシップとは、学生が自らの専攻や将来の職業に関連した就業体験を行うことを意味するもので、実社会での仕事を体験できる。

==現在の組織==
戸畑、飯塚、若松の3つのキャンパスを拠点とした学部・研究科・教育研究施設からなる。学部教育の拠点は戸畑キャンパス（工学部）と飯塚キャンパス（情報工学部）である。若松キャンパスは大学院[[生命体工学研究科]]の拠点となっている。
===主な教育研究施設===
*宇宙環境技術ラボラトリー
**[[宇宙航空研究開発機構]]([[JAXA]]) の小惑星探査機「[[はやぶさ (探査機)|はやぶさ]]」等の人工衛星の試験を行う<ref>[http://laseine.ele.kyutech.ac.jp/ 宇宙環境技術ラボラトリー]</ref>。
*超小型衛星試験センター
**[[小型衛星]]や宇宙機器の開発を行なっている企業に対して「作ってすぐに試せる場」を提供することで[[宇宙産業]]振興に貢献することを企図している<ref>[http://cent.ele.kyutech.ac.jp/ 超小型衛星試験センター]</ref>。
*バイオマイクロセンシング技術研究センター
**国際的な[[ヒトゲノム計画]]の成果をもとに情報が蓄積されて、[[医療]]分野へ役立てるべき試みが行われている<ref>[http://takenaka.che.kyutech.ac.jp/xoops2/ バイオマイクロセンシング技術研究センター]</ref>。
*エコタウン実証研究センター
**[[循環型社会]]実現の助けとなる、社会に受け入れられるシステムを開発することが目的の施設。 [[北九州エコタウン]]に位置する<ref>[http://www.lsse.kyutech.ac.jp/~ecotown/ エコタウン実証研究センター]</ref>。
*先端エコフィッティング技術研究開発センター
**「[[レアメタル]]など希少材料の不使用化」「低エネルギー化」「[[環境]]低負荷化」などを研究成果により実現し、技術の付加価値を高めることを目的とし、研究課題に取り組んでいる<ref>[http://www.lsse.kyutech.ac.jp/~ecofitting/ 先端エコフィッティング技術研究開発センター]</ref>。
*産学連携推進センター
**民間企業等と九州工業大学との[[産学連携]]の掛け橋として設立された。成果として、商品化されているものや[[知的財産権]]([[特許]])がある<ref>[http://www.ccr.kyutech.ac.jp/ 産学連携推進センター]</ref>。
*機器分析センター
**各種の高性能大型分析機器を共同利用することにより研究及び教育上の利便を図るとともに、分析技術の研究、開発を行なうことを目的として設置された<ref>[http://www.kitcia.kyutech.ac.jp/ 機器分析センター]</ref>。
*マイクロ化総合技術センター
**[[集積回路]]の設計から[[電子部品]]の製造まで、[[半導体]]集積回路技術の理論と実践の教育を学生に行う。独自の[[電子部品]]を自由に試作できる研究環境を特徴としている<ref>[http://www.cms.kyutech.ac.jp/index.html マイクロ化総合技術センター]</ref>。
*ネットワークデザイン研究センター（東京・福岡）
**人間の活動を支え、助けるパートナーとしての次世代ネットワークをデザインする<ref>[http://www.ndrc.kyutech.ac.jp/ ネットワークデザイン研究センター]</ref>。
*先端金型センター
**「人づくり、ものづくり」拠点、先端金型技術の創成、高度金型技術者の育成と技術移転を目的とする<ref>[http://cim.mse.kyutech.ac.jp/kanagata/index.html 先端金型センター]</ref>。
*理数教育支援センター
**体験型理数学習開発の総合窓口として設立された。実験体験学習企画の開催、出前講義の受け付け、理数教育に関する各種相談を行う<ref>[http://www.sec.kyutech.ac.jp/index.html 理数教育支援センター]</ref>。
*バイオメディカルインフォマティクス研究開発センター
**情報工学を医療の分野に応用することを目的とする<ref>[http://www.bmirc.kyutech.ac.jp/ バイオメディカルインフォマティクス研究開発センター]</ref>。
*社会ロボット具現化センター
**次世代ロボット開発による新たな可能性やロボット市場の提示、人材育成による地域貢献を目的とする<ref>[http://www.lsse.kyutech.ac.jp/~sociorobo/ 社会ロボット具現化センター]</ref>。
*九州工業大学附属図書館（戸畑）
**附属図書館情報工学部分館（飯塚）
*情報科学センター
*環境マネジメントセンター
*情報通信技術教育センター
*保健センター
*e-ラーニング事業推進室
*kyutechプラザ（天神サテライトキャンパス・天神[[イムズ]]内）

===その他施設===
*明専会館（戸畑） - レストラン・結婚式場（旧[[安川第五郎]]宅跡、同窓会組織・社団法人明専会による運営）
*鳳龍クラブ（東京・[[新橋 (東京都港区)|新橋]]） - 交流施設（同窓会組織・社団法人明専会による運営）
*九州工業大学生活協同組合 - 戸畑店・飯塚店
*仙水荘 - 合宿施設
*長陽山荘（熊本県阿蘇郡） - 合宿施設

==国際交流==
九州工業大学は世界各国に国際交流協定校を持ち、相互交流を行う<ref>[http://www.kyutech.ac.jp/exchange/international/school/ 国際交流協定校 九州工業大学]</ref>。
*{{FRA}}
**[[ロレーヌ工科大学]]
**[[国際宇宙大学]]
**[[サンテティエンヌ国立高等鉱業学院]]
**[[航空宇宙高等学院]]
**[[パリ高等機械工学院]]
*{{GBR}}
**[[クランフィールド大学]]
**[[サリー大学]]
**[[サウサンプトン大学]]工学部
*{{DEU}}
**[[ブラウンシュバイク工科大学]]機械工学部
**[[フラウンフォーファーIAIS研究所]]
*{{ITA}}
**[[サレント大学]]工学部
*{{SPA}}
**[[グラナダ大学]]
*{{NOR}}
**[[テレマーク大学]]芸術文化教育学部
*{{POL}}
**[[ニコラスコペルニクス大学]]物理・天体・情報学部
*{{USA}}
**[[オールドドミニオン大学]]
**[[メイン大学]]
**[[バージニア工科大学]]
**[[南カリフォルニア大学]]工学研究系
**[[シドニー工科大学]]
**[[モナシュ大学]]
**[[インド工科大学]]デリー
**[[ハノイ工科大学]]
**[[バンドン工科大学]]
**[[フィリピン大学]]ディリマン校
**[[ペラデニア大学]]工学部・大学院理学研究科
**[[国立台湾科技大学|台湾科技大学]]
**モンゴル科学技術大学パワーエンジニアリング学部
**モンゴル科学技術大学土木工学建築学部
*{{KOR}}
**昌原大学校
**忠州大学校
**釜山大学校
**浦項工科大学校脳科学研究所
**慶北大学校 大学院電気工学・コンピュータサイエンス研究科
**韓国科学技術院 脳科学研究センター
**西江大学校工学部
**東亜大学校工学部・大学院
**国立ハンバット大学校

== 沿革 ==
起源は北九州の炭坑（[[明治鉱業]]）を手がけた'''安川財閥'''（[[安川敬一郎]]）により、[[鉱山]]技術者の養成を目的に、[[1909年]]（明治42年）に開校した私立「明治専門学校」である。[[採鉱]]学科、[[冶金]]学科、機械工学科が置かれ、日本で初めての4年制[[旧制専門学校|専門学校]]であった。現在でも通称として'''めいせん（明専）'''と呼ぶことがあり、同窓会や戸畑キャンパス学生寮の名称にも「明専」の名が残っている。当初の校舎は[[辰野金吾]]による設計で、正門脇の守衛所は現在唯一残る建物である。

類似する校名に[[明治大学]]工学部（現在の理工学部）の前身となった私立「東京明治工業専門学校」（[[1944年]]（昭和19年）設置）があるが、全く別の組織である。

*[[1907年]]7月23日 私立明治専門学校（4年制）設立認可
*[[1909年]]4月1日 私立明治専門学校開校
*[[1921年]]3月30日 官立に移管
*[[1944年]]4月1日 明治工業専門学校（3年制）に改称
*[[1949年]]5月31日 [[新制大学|新制]]国立大学として九州工業大学設置
*[[1951年]]3月31日 明治工業専門学校が廃止された
*[[1951年]]4月1日 [[九州工業大学短期大学部]]（夜間3年制）を併設
*[[1952年]]4月1日 工業教員養成課程設置
*[[1954年]]4月1日 工学専攻科設置
*[[1959年]]4月1日 工学部第二部設置
*[[1961年]]3月31日 九州工業大学短期大学部廃止
*[[1965年]]3月31日 工学専攻科廃止
*[[1965年]]4月1日 大学院工学研究科修士課程設置
*[[1986年]]10月1日 飯塚キャンパス（情報工学部）設置
*[[1988年]]3月31日 工業教員養成課程廃止
*[[1988年]]4月1日 大学院工学研究科博士課程設置、工学部学科改組
*[[1991年]]4月1日 大学院情報工学研究科修士課程設置
*[[1993年]]4月1日 大学院情報工学研究科博士課程設置
*[[2001年]]4月1日 若松キャンパス、大学院[[生命体工学研究科]]（独立研究科・博士課程）設置
*[[2003年]]4月1日 [[21世紀COEプログラム]]に採択
*[[2004年]]4月1日 国立大学法人法により[[国立大学法人]]へ移行
*[[2008年]]4月1日 工学部改組、工学研究科・情報工学研究科がそれぞれ工学府・情報工学府に改組・名称変更
*[[2009年]]2月6日 [[近代化産業遺産]]続33（22技術者教育 - 九州工業大学関連遺産）として、表門・守衛所・学生支援プラザ（旧標本資料室）・屋外展示物（バックトン引張試験機・ゐのくち式ポンプ・立て型削り盤・回転変流機・ペルトン水車・往復動型空気圧縮機）・実習工場A棟の所蔵物（平削盤・ジグボーラー・ラジアルボール盤）・実験1号棟の所蔵物（蒸気機関）が認定された。
*[[2014年]]4月1日 大学院を改組

==大学関係者と組織==
===大学関係者一覧===
*[[九州工業大学の人物一覧]]

===同窓会組織===
*一般社団法人 明専会
**会員は3万3千人以上、全国各地に60支部と中国北京市に1支部を設置している<ref>[http://meisenkai.or.jp/ 一般社団法人 明専会]</ref>。奨学金、語学賞、技術賞など、さまざまな支援を行っている<ref>[http://www.kyutech.ac.jp/campuslife/meisen-scholarship/ 明専会（同窓会）からの奨学金 | 九州工業大学]</ref><ref>[http://www.kyutech.ac.jp/campuslife/meisen-support/ 明専会（同窓会）からの支援（明専会技術賞・語学賞） | 九州工業大学]</ref><ref>[http://www.kyutech.ac.jp/career/meisen/ 明専会（同窓会）による就職支援 | 九州工業大学]</ref><ref>[http://www.kyutech.ac.jp/exchange/international/meisen/ 明専会（同窓会）からの支援（語学賞・奨学金） | 九州工業大学]</ref>。

==関連項目==
*[[大学]]
*[[西日本の大学一覧]]
*[[北九州学術研究都市]]
*[[明治学園小学校・中学校・高等学校|明治学園]]（私立明治専門学校附属小学校が前身）
*[[旧松本家住宅]]（西日本工業倶楽部）（[[松本健次郎]]〔安川敬一郎の二男、私立明治専門学校創立者の一人〕の旧邸宅）
*明専トランプ（戸畑キャンパスに伝わる[[トランプ]]ゲーム、及び戸畑キャンパスで販売されているトランプのカード）
*[[京都工芸繊維大学]]（英字略称が同じ'''KIT'''。ドメイン名'''kit.ac.jp'''はこの大学が取得した）
*[[九州工大前駅]]

== 脚注 ==
{{脚注ヘルプ}}
{{Reflist|2}}

==外部リンク==
{{Commonscat|Kyushu Institute of Technology}}
*[http://www.kyutech.ac.jp/ 九州工業大学 公式サイト]
*[http://meisenkai.or.jp/ 明専会]（同窓会）
*[http://festival.club.kyutech.ac.jp/ 工大祭]（学園祭）
*[http://www.kyouikukai.com/meisen/ 明専寮OB会]（明専寮）

{{デフォルトソート:きゆうしゆうこうきようたいかく}}
[[Category:九州工業大学|*]]
[[Category:日本国認定近代化産業遺産]]
[[Category:学校記事]]